日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
吉原手引草

直木三十五賞

吉原手引草

松井今朝子

『吉原手引草』は松井 今朝子による文学作品。受賞・候補歴を通じて読者に知られ、人物の感情や時代の空気を物語の中で丁寧に描いている。

文学人間関係記憶社会

作品情報

松井 今朝子『吉原手引草』。作品の核にある感情と時代の手触りをたどる一作。

『吉原手引草』は、松井 今朝子の受賞・候補作として知られる作品です。作品名と著者名を基準に単行本・文庫・収録書籍の公開情報を確認し、確実な識別子が得られない場合は null としました。物語や題材の魅力が伝わるよう、ジャンルと受賞歴から読み取れる特徴を中心に紹介しています。

レビュー要約

  • 読者からは、題材への踏み込み方と語りの密度を評価する声がある。一方で、抑制された展開や重い主題をじっくり読む作品として受け止められている。

書籍情報

出版社
幻冬舎
発売日
2007-03-01
ページ数
256ページ
言語
日本語
サイズ
19 x 13.6 x 2.2 cm
ISBN-13
9784344012950
ISBN-10
434401295X
価格
1139 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

なぜ、吉原一の花魁葛城は、忽然と姿を消したのか? 遣手、幇間、女衒ーー人々の口から語られる廓の表と裏。やがて隠されていた真実が少しずつ明らかになっていく……。吉原を鮮やかに浮かび上がらせた、時代小説のあらたな傑作!

レビュー

  • 最後までわくわく

    ずっと面白くてその興味が最後までつづきます。とても面白い構成で知らず知らずのうちに廓のことが勉強できました。もっと彼女の作品読みたくなりました。

  • 核心にどんどん迫っていく

    137回直木賞受賞作品(2007年上期) インタビューを重ねていって核心に迫っていく手法。 実は最近読んだばかり。『木挽町のあだ討ち』(2023年直木賞)が似ている。 こちらの方が先なんだな。なんだかぼんやりしたところから核心が見えてくるのはやっぱり面白い。葛城って誰だ?なにしたんだ??? 吉原という特別な世界のルールみたいなものがどんどんわかってくるのもこの作品の醍醐味だろう。 ぐいぐい読んでしまう一冊。

  • さすが直木賞受賞作。

    さすが直木賞受賞作。 ミステリーとしても時代小説としても飽きずに最後まで読めました。 面白かった!

  • 吉原の殺人事件

    直木賞受賞作ということで読み進みましたが、十返舎一九の孫弟子らしき人物が関係者への聞き取りで 核心に迫っていくという構成を執っています。 最初から最後までがヒアリングになっているのでワンパターンになっており、読み手としては飽きがきます。 花魁の人間模様を女流作家の手で生々しく描く物語にして欲しかったと思いました。

  • 読みやすかった

    鬼滅の刃が好きで、吉原のことを勉強しようと思って購入した。時代背景が違うがすらすらと読めて面白かった。

  • 傑作!

    主人公が吉原関係者にインタビューしていく形式で話が進む展開も読みやすい。しかもその相手の人物一人一人に味が出ており、描きわけの筆力が最高☆江戸時代の空気も感じられてあっという間に読み切ってしまう作品です。この作家に出会えて良かった。

  • さすがお江戸の庶民

    直木賞受賞作の特集があったのでダウンロードしてみました。面白かったので一日で読み切りました。 吉原で働く人達に一人ずつインタビューする形で話が進行します。吉原の仕事は細分化されていて、こんな仕事があったのか!と興味深く読みました。 底辺の仕事と見下されても、立派なお侍様に負けない気概。これぞお江戸の庶民。 本書はミステリーに分類されているようですが、肝心の花魁の件はなかなか出てきません。 それに、あの方法って賢かったのかな…と思わずにはいられません。ミステリーとしては期待しない方が良さそうです。

  • 心に残った

    様々な立場の人のインタビューから成る話です。やや読みにくいかもしれませんがその分想像が膨らみました。立場によって人物評が違うのは今の世の中も同じでなるほど。と思う。姿を見せない主人公の哀しみやその後をいつまでま考えてしまう読後感。

関連する文学賞