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北原白秋

蓮如賞

北原白秋

三木卓

詩人・北原白秋の生涯と作品を、近代日本の都市文化、故郷柳川、童謡運動、戦時期の時代相のなかで読み解く評伝。三木卓は白秋の魅力と矛盾を、作品と人生の両面からたどる。

北原白秋近代詩評伝童謡

作品情報

白秋の詩と人生を、近代という時代の揺れの中に置き直す評伝。

筑摩書房刊。『邪宗門』『思ひ出』『桐の花』『赤い鳥』などの仕事を軸に、北原白秋が日本近代文学へ残したものを追う本格評伝。出版社公式ページで ISBN を確認した。

レビュー要約

  • 作品の足跡だけでなく、実家の破産や恋愛事件などの人生上の屈折にも踏み込み、白秋像を立体的に描く点が読みどころになっている。

書籍情報

出版社
筑摩書房
発売日
2005-03-22
ページ数
416ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784480885210
ISBN-10
4480885218
価格
277 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 北原白秋 : 三木 卓: 本

レビュー

  • 小次郎

    北原白秋に関する本はあまたあるようだが、この本は伝記的要素もあり詩歌の例示も幅広いので、様々な意味で白秋という個性を見つめようとする人の原本となる本のように思われる。この本のあとに出版された白秋本、川本三郎「白秋望景」(2012年刊行)は永井荷風のエピソードを織り交ぜながら白秋の言葉の革新性に焦点をあてているようであり、今年刊行された今野真二の「北原白秋」は白秋のことばが生み出される元となったことばの由来などを取り上げ、詩歌の秘密を解き明かす趣がある。両方とも大変に面白い本であるが、その元には三木卓のこの本の存在があると推測される。かようなほどに様々な刺激を広範囲に与えてくれる著書である。北原白秋を関心持つ人にはベースの本として推薦したい。

  • 白秋研究に必読の一冊

    詩人の文章がすばらしい。公平な目をとおしてみた、白秋をめぐる複雑な人間模様の分析も秀逸。

  • 美しい日本語の極み

    日本語の美しさを再認識しようと言う風潮が起こり始めているようですが、白秋の詩歌や、童謡の中で紡がれた言葉は圧倒的な輝きを持って私たちを幻惑します。言葉に酔うことを体験します。 柳川の豪商の虚弱な長男として、和蘭の舶来品扱いされて育った天賦の才の、華やかな開花と血の熱さに堕ちる放蕩と再生のエネルギーに満ちた人生に密着した濃密な一冊。400ページを一気に読ませます。

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