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女彫刻家

マカヴィティ賞

女彫刻家

ミネット・ウォルターズ

『女彫刻家』はミネット・ウォルターズによる作品賞、新人賞、ノンフィクション賞の作品で、マカヴィティ賞の受賞作です。賞の対象領域に沿って、物語、人物、社会や歴史へのまなざしを読む作品として位置づけられます。

作品賞、新人賞、ノンフィクション賞受賞作ミステリ

作品情報

マカヴィティ賞で評価された、ミネット・ウォルターズの表現を伝える一作です。

『女彫刻家』は、マカヴィティ賞の1994-1回で取り上げられた作品です。ミネット・ウォルターズの関心や筆致がうかがえる作品として、同賞の文脈のなかで読まれてきました。

書籍情報

出版社
東京創元社
発売日
1995-07-01
ページ数
411ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784488013684
ISBN-10
4488013686
価格
3738 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/英米文学

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レビュー

  • 今回も、きれいな本です!

    午後三時ごろ、配達されました。こんなきれいな単行本を手にすると、たくさんの人が読んで傷んだ、図書館の本を借りて読むのはイヤだなぁ、と思ってしまいます。今後とも、よろしくお願いいたします。

  • CLOSED(解決済み)の「COLD CASE」

    殺人事件が起こり、容疑者を逮捕し、裁判も終了した解決済みの事件。 母と妹を殺して、バラバラにした容疑で逮捕された姉。 そして、その事件を本にしようとする作家。 その設定だけで、購入しましたが、いや〜面白かったです。 事件そのものは、すでに解決しているだけに、 「犯人も捕まっているから、主人公が教われたりすることなく、 スピード感やハラハラ感がないのかな?」なんて思ったけれど、 まったくそんなことはない、満足した作品でした。 (以下、ネタバレです) その事件の受刑者は、要は冤罪。 真犯人は、まぁ、予想外でした。 で、よくある話として想像してはいたのだけれど、 その受刑者は、実は冤罪ではなく、本当の真犯人だったらどうしよう!みたいなのはありました。 なんとも後味の悪い、これまた「よくある話(オチ)」なのだから。 この犯罪がどのように、なぜ起こったのかという真相の部分は、 他人の愛し方を知らない家族とその家族の緩衝材になっていた人の悲しいお話でした。 外面はよくても、内面はサイアクな人は、本当に「最悪」ですね。 私も、最後の批評を読むと、ムカムカしてきました。 これまたよくある、「こういうジャンルは嫌いだけど、この作品は良い!」とかって、 普通書くものじゃないだろうか? この批評を掲載した理由は何? その分のページを削って、安くして欲しい!

  • 怪物の造詣

    オリーブという圧倒的な怪物と熱血レディのロズ、謎の元警察官ハルの三者の行動がロズの視点をベースに、時にハルの視点、時に作者による神の視点に移り描かれることにより、二つのミステリーが進行していく作品。 若干翻訳に難があるためか、特にハルに関わる謎がぼやかされてしまい、単純な恋愛劇になってしまっているのが惜しい。ハルはもっと重要な役割を担っているのだが、この翻訳ではそこまでの説得力がない。 だが、その難点を差し引いても、この作品が成功しているのは、オリーブの造詣が素晴らしいからだと思う。ブードゥ呪術的な要素も絡め、オリーブは徹底的に怪しげで奇怪である。ロズの視点からではなく、神の視点で描いた時にこそこのオリーブの真価がわかる。この造詣に触れるだけでも一読の価値はあると思う。恐らく本当の彼女を知っていたのは牧師だけだったのではないか。

  • このミス1位??????

    面白くない、まったくつまらない!

  • あれっ「○刻」したのにその理由が…

    これで解決したのか? かなり有名になったミステリだけに期待したが… 終わりに近づけば近づくほどつまらない。 題名は文句なしにいい。 「女彫刻家」という名前はいくらでも想像を働かせられて、 題名だけで期待感が膨らんだ。 登場人物もさほど多くはなく、スピード感もあり、 このまま怒濤の最終章に!と思ったら大間違い。 著者の構想不足とは思えないのだが、作中の証拠集めや 登場人物の台詞が錯綜している感があり、あれっと思い読み直すこと数回。 当方の記憶が頼りないためでもあるが、無意味に混乱するような書き方を している。 主人公をサポートする正義のナイト役も、なぜこんな酷い目に あうのか不思議で仕方ない。 あまつさえその発端と主人公の行動が6週間しか時期的な違いがないのは、 あまりにもご都合主義。 作中の登場人物のいかに饒舌なことか。 呆れるほど容易く証言を引き出せる。まるで主人公の添え物。 この小説の背景をせっかく創作したのに、著者の勘違い・力量不足で まるでおかしな小説にしかなっていない。 最後に明かされる解決も、女彫刻家の意味のない台詞で台無し。 「13日の金曜日」ではないのだから、謎解きの後に、 意味深でその実何を言いたいのかさえはっきりしない台詞をくっつけている。 できの悪い連作小説並のできばえ。 おまけに犯人(がいるとして)がなぜ「彫刻」したのか。 その理由さえまるで不明のまま。 その上最悪なのが、(他のレビューアも書いておれましたが)「解説」。 著者を「好きではない」と公言するくらいなら、解説など引き受けなければいい。 その上だらだらと文句をつけて溜飲を下げている。 まともな批評家気取りで書いているのは、本当に恥ずかしくないのかな。 気になって解説者の著書(というか雑文でしょうね)を調べると、 かなりの「解説書」を書いてはいるが、小説はほとんど執筆していない。 それもかなりマイナーな評価しか… ということで、作品中の弱点で読む気が失せる私のような者もいるだろうし、 そのままスピードに乗って最後まで面白く感じる人もいるでしょう。 私には、最後の謎解き・彫刻の意味・不快な解説者のために、 興をそがれること多々。 ふと思ったのが、「ハーレクインロマンス」の推理版。 言い過ぎかな?

  • 面白いと思ったら解説は回避しましょう。

    携帯から書いているので読みづらくて申し訳ありません。□ 推理で唸らせるハーレクインのようなエンターテイメント作品ですね。 エンターテイメントでありながら問題提起もあり、その二面性が素晴らしい。女性ならではの傑作だと思います。読み終わったときあらゆる感情が溢れ、暫く放心しました。□ だからこそ解説者がドヤ顔で「女くさい」とこき下ろしているのが滑稽です。そこが面白いのに。 この解説者は女性作家に手酷くふられたことでもあるんでしょうか? □ 苦手なら断ればいいのに、八つ当たりされたような気分で不快だったし、他の作品にまで言及し出したのでウォルターズをこれから読もうとしていた私は慌てて回避しました。 □ 出版社には是非改訂版を出していただいて、この不愉快で古くさい思想に基づいた解説を外して欲しいです。

  • 薄気味悪いサイコスリラーの秀作

    あるノンフクション作家がかつて猟奇殺人を起こした女の本を書くため色々調べ始めるが・・・というお話。 話のアウトラインだけみるとよくある類型的なサイコスリラーですが、全編を覆う禍々しいテンションがなんとも薄気味悪く、その辺でMWA賞を獲得したのではないかと思わせます。各登場人物の描きわけも巧みで特に主人公格の作家の女性が存在感があり、読ませます。その他の登場人物もほんの少ししか出ない人物でも筆を疎かにせず、作品の構築に並々ならぬ心血を注いでいるのが判る出来になっております。些細な疑問から世間で言われている事実に疑義を呈し独自の調査を開始するところなども本格ミステリを読む醍醐味を満喫させてくれて流石、イギリスミステリの巨大な流れのなかで一頭地ぬきんでて評価されている作家だけある、と思わせます。「氷の家」を読んだ時も思いましたが、この著者独自の個性も全面開花した感があり、キモい話ですが楽しく読めました。 個人的にサイコ物で出色だと思う「飛蝗の農場」や「羊たちの沈黙」には及ばないかもしれませんが、これはこれで良くできた作品に思いました。サイコ物に興味ある方は読んだほうがいいと感じました。

  • 作品自体は良かったのに・・・。

    ミネット・ウォルターズの2作目で、映画化もされている本書。 映画はずいぶん前に観ているので、今更ながらですが原作を読みました。 内容自体は全体にウォルターズらしいある種の不気味さを漂わせつつ、 ロマンスも織り交ぜて一気に読ませてくれます。 私は最後まで面白く読んだのですが・・・。 驚いたのが巻末の『ミネット・ウォルターズ論』なるもの。 解説のつもりで読み進んでいたのですが、いきなり 『この作者は苦手です』という筆者の発言にびっくり!! その後もウォルターズをこき下ろしていると言ってもいいような 内容の、曰く『ミネット・ウォルターズ論』が延々と続き、 その挙句、ウォルターズの別の著書まで引き合いに出し、 しかもご丁寧に何章何ページと注釈つきでの批評。 あまりに気分が悪かったのでじっくりとは読みませんでしたが、 楽しく読み終わった直後だっただけに、余計に重い気持ちになりました。 どんな方針でこういった『ミネット・ウォルターズ論』を 解説代わりとして採用したのか真意は分かりかねますが、 個人的には絶対に反対です。本当に。

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