作品情報
兄貴が豚になったという知らせから、失われた食文化をめぐる物語が始まる。
豚がいなくなった社会で、家族と地域の祭りに残された人々の営みを描く短編SF。奇想から始まる物語は、神豬祭を支える作業を通して、食べることと受け継ぐことを静かに問いかける。
書籍情報
- 出版社
- 東京創元社
- 発売日
- 2021-10-29
- ページ数
- 356ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13 x 2.2 x 18.8 cm
- ISBN-13
- 9784488018450
- ISBN-10
- 4488018459
- 価格
- 1129 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
SF時代を切り拓くアンソロジー 全編書き下ろし 第12回創元SF短編賞正賞・優秀賞受賞作掲載 ベテランから日本SF界の未来を担う新鋭まで、現代SF界を牽引する書き手が集結。新時代を創る書き下ろしアンソロジーシリーズ第4巻。小川一水、小田雅久仁、宮内悠介、高山羽根子、宮澤伊織、川野芽生の新作と第12回創元SF短編賞正賞(松樹凛)・優秀賞(溝渕久美子)受賞作を掲載する。
レビュー
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個人的に好きな作品は「神の豚」です。表題作も笑わせてもらった。
なかなか濃いSFアンソロジーでした。表題作の「時間飼ってみた」で笑わせてもらい、「ラムディアンズ・キューブ」で訳が分からない世界に連れていかれという体験をした。個人的に意思版好きな作品は「神の豚」(溝渕久美子・著)です。SF感は少ないという評価もあるようですが、将来起こりえる政治・生活を予見して人間の業をきちんと表現したような純文学に通じる作品だと感じました。
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アンソロジーは良いな。
今回よかったのは、小川一水「未明のシンビオシス」、宮内悠介「1ヘクタールのフェイク・ファー」、 宮澤伊織「ときときチャンネル#2【時間飼ってみた】」、高山羽根子「ほんとうの旅」かな。 前巻からだが、改めて気が付いたのは創元SF短編賞の発表媒体になっていたこと。 溝渕久美子「神の豚」〔第12回創元SF短編賞優秀賞受賞作〕 松樹凛「射手座の香る夏」〔第12回創元SF短編賞正賞受賞作〕 どちらかというと溝渕久美子「神の豚」が好みかな。
関連する文学賞
- 創元SF短編賞 第12回(2021年) ・優秀賞