楽園を求めた男: 私立探偵カルバイヨ (創元推理文庫 222-1)
バルセロナの私立探偵カルバイヨが、失踪後に殺された実業家の空白の一年を追うミステリ。都市の陰影、政治と金、食と記憶が絡み合い、地中海的な苦みを帯びた物語が進む。
私立探偵バルセロナ失踪社会派ミステリ
作品情報
南へ向かったはずの男の死から、バルセロナの欲望と孤独が浮かび上がる。
カルバイヨ・シリーズの一作で、被害者が残した言葉を手がかりに、探偵が街を歩きながら過去の痕跡を拾う。犯罪の謎解きと同時に、スペイン社会の変化や人間の逃避願望を描く。
レビュー要約
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作品の背景と構成を丁寧に追う読者から支持されている。主題の重さに対し、叙述の落ち着きと人物の輪郭が読みどころとして受け止められている。
書籍情報
- 出版社
- 東京創元社
- 発売日
- 1985-08-01
- ページ数
- 331ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784488222017
- ISBN-10
- 4488222013
- 価格
- 945 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/スペイン・ポルトガル文学
バルセロナの街で消息を絶っていた実業家が死体で発見された。未亡人に事件の捜査を頼まれた、ワインに目がない美食家探偵カルバイヨ。愛人と助手兼料理人との気ままな暮らし、暖炉の焚きつけは蔵書という、風変わりな探偵の捜査の行方は? プラネタ賞、フランス推理小説大賞受賞のスペイン・ミステリの傑作! 解説・逢坂剛
レビュー
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まあまあ
本当はスペイン語で読みたかったのだけど、語彙の点から無理なので翻訳版を入手しました。やっぱり翻訳調が鼻につきます。値段や入手までの時間はOKでした。
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ゴーギャンにならい、南太平洋に姿を消した
本書はカルバイヨを主人公にしたモンタルバンの小説の中ではおそらく最高の出来で、ハリウッドのフィルムノアールのすぐれた伝統を踏襲している。 また当時のバルセロナをこれほどまでに生き生きと描いた作家は、他にいないのではないだろうか。