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勿忘草をさがして (創元推理文庫)

鮎川哲也賞

勿忘草をさがして (創元推理文庫)

真紀涼介

刊行時に『勿忘草をさがして』へ改題された受賞作。植物にまつわる小さな謎を通して、若い二人が人とのつながりを見つめ直す。

植物連作ミステリ再生

作品情報

刊行時に『勿忘草をさがして』へ改題された受賞作。

刊行時に『勿忘草をさがして』へ改題された受賞作。植物にまつわる小さな謎を通して、若い二人が人とのつながりを見つめ直す。。

書籍情報

出版社
東京創元社
発売日
2026-03-19
ページ数
382ページ
言語
日本語
サイズ
10.5 x 1.5 x 14.9 cm
ISBN-13
9784488493219
ISBN-10
4488493211
価格
968 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

植物と謎が、青年ふたりを大人へと導く 青春時代の人間関係の機微が織りなす謎に、 植物たちとともに向き合っていく 連作ミステリ短編集 中学・高校入試問題に多数採用! 思わぬトラブルで他者を傷付けてしまった航大(こうだい)は、無気力な高校生活を送っていた。正当防衛だったのに両親には非難され、所属していた部活からも去ることになってしまったのだ。しかし、美しい庭を手入れする大学生拓海(たくみ)との出会いによって、日々に彩りを取り戻していく。植物が絡む謎に向き合うふたりの青年が、周囲の人との繋がりを見つめなおす、優しさに満ちた連作ミステリ。 ■収録作品 「春の匂い」 「鉢植えの消失」 「呪われた花壇」 「ツタと密室」 「勿忘草をさがして」

真紀 涼介 1990年宮城県生まれ。東北学院大学卒。『勿忘草をさがして』(応募時タイトル「想いを花に託して」)で第32回鮎川哲也賞優秀賞を受賞しデビュー。

レビュー

  • 読んでよかったと思える一冊です。

    読後感がとても良いのです。 東京創元社からの出版ですが、ミステリーという枠にこだわらず 全ての読書好きに読んで欲しい本です。 人が持っている優しさ、思いやりの心を上手に描いています。 次回作も期待しています。

  • 『勿忘草をさがして』、青い鳥を探して…、足元に見つける 。そんな“私を忘れないでの花言葉を思う本。

    第32回 鮎川哲也賞 真紀涼介 『勿忘草をさがして』 東京創元社・2023.3月31 最近の作家の本を読むのは久しぶりで、今読み終える。 読後感 何も特別な事件も時間でもないことなのに、それらが、大事なもので、 とても必要なものなのだと気づかせてくれる本だった。 勿忘草の花言葉「私を忘れないで」は大切なものは足元の日常につながっていると、あらためて思う本に出会えた。 5つのそれぞれの章で、植物の謎解きのような物語を通して、足元にある大事なものに気づかされていく、“私を忘れないでね”勿忘草の花言葉ではないが、 何気ない普通の中にあった大事なものを、思い出させてくれた。

  • 優しさに満ちたミステリーです

    昨年の鮎川哲也賞の優秀作。他に優れた作があるなら仕方ないが受賞作がなしだったので、読み終えた後、優秀作で出版するなら受賞作でも良いのではと思いました。ただ、よく考えたら本格ミステリに特化した鮎川哲也賞では、やはりこれでは謎の面でかなり弱いのは否めないのでしょうね。 とても優しいミステリーです。文章も読みやすく、場面の描写もものすごくわかりやすい。各章に出てくる植物が目の前に浮かんできました。 登場人物、主人公の高校生(理不尽な理由で大好きなサッカー部を退部)、彼に助言する大学生(植物に造詣があります)、大学生のお祖母さん(人好きでお喋りが大好きな)みんな魅力的に書かれています。読んだ後、何とも言えない幸福な感情に包まれました。 欠点は、ミステリー、特に鮎川哲也賞としては謎の部分が弱すぎる事。植物に関する知識が関係しますが、さして専門的なものでないため、自分でもほとんどわかってしまいました。ミステリーとしては、やはりかなりの弱点になるでしょうね。 ただ物語としては、自分は大満足でした。ぜひ今後も作品を書き続けて欲しいです。

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