日本の文学賞

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パイロット・イン・コマンド

サントリーミステリー大賞

パイロット・イン・コマンド

内田モトキ

内田モトキ『パイロット・イン・コマンド』は、サントリーミステリー大賞で取り上げられた作品です。題名が示す印象を軸に、人物の選択や時代の空気を通して、読後に余韻を残す世界を描いています。

謎解き犯罪緊張

作品情報

『パイロット・イン・コマンド』は、受賞作として読まれてきた作品の核を静かに伝える一作です。

内田モトキ『パイロット・イン・コマンド』は、サントリーミステリー大賞の文脈で評価された作品です。物語、評論、詩歌、記録文学など作品形態は対象ごとに異なりますが、ここでは作品名と著者を軸に、単独作品としての魅力が伝わるよう紹介します。

書籍情報

出版社
原書房
発売日
1999-02-01
ページ数
283ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784562031740
ISBN-10
4562031743
価格
2000 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

Amazon.co.jp: パイロット・イン・コマンド : 内田 モトキ: 本

レビュー

  • 迫力の航空小説!

    ふとしたことから「機長からアナウンス」を読む機会があり、それが面白かったので、内田幹樹の小説を読みたいと思って購入しました。 元機長による、リアリティーにあふれるストーリーでグイグイ引き込まれました。 乗客の知らないところで、パイロットやCAの仕事が垣間見え、楽しかったです。

  • 二回も失敗?

    通勤電車でのめり込んで読んでいたら、行きと帰りにで電車を乗り過ごしてしまいました。 大変面白い本でした。ただ場面変更の際の行間があっさりしていますが、これも話の展開スピード と言う事でたいした減点要素にはなりませんね! このシリーズを読みたいと思いました。

  • 内田さんの小説は面白いです!

    内田さんの作品は面白いです。作者の性格や人柄に興味を持ちました。さゆり

  • 機長、CA達の本当の仕事……命のある限り! Pilot In CommandⅠ

    日本に護送される国際犯罪者、クレームの常習犯、飛行機好きの小学生と、様々な乗客を乗せたロンドン発東京行きNIA202便は、東京(成田)まで11時間35分、ロシアを含む八カ国の領空を通過する1万1000㎞の空の旅に向けて、霧雨の降る夕刻のヒースロー空港を離陸した。フライト中のキャビンでは、ライフベストがトイレのごみ箱に捨てられるという乗客の誰かによる不審行動や、組織からの暗殺を逃れようとする護送犯によるハイジャック計画など、様々な思惑が渦巻いていた。だが、202便が日本海上空を通過し成田到着まであと1時間の地点に迫った時、突如、左翼側第二エンジンが爆発炎上!窓ガラス損傷により機内は急減圧され、CA、乗客の数名とともに機長二人が酸欠で倒れてしまった!第二エンジン炎上停止、一番二番与圧装置故障、二番発電機故障…, etc.、さらに燃料漏れも発生して…。今や第一指揮順位機長(Pilot In Command)となった副操縦士の江波は、酸欠を逃れた6人のCA達とともに、次々に起こる緊急事態を乗り越えて、乗員乗客150名の命を、無事に地上に送り届けることが出来るのか…? まず、急減圧が起こった場合“7秒以内に酸素マスクを装着しないと酸欠で失神する”とか、“パイロットは15秒以内に(マスク無しで呼吸ができる低高度を目指して)急降下を 開始する”とか、作品が航空機内での緊急サバイバルマニュアルにもなっているところが素晴らしいと思いました。また、物語後半、エンジンが爆発炎上してからのコクピットの緊迫した状況やキャビンの様子などが、とても臨場感があってドキドキさせられましたし、爆発直前に異変を察知したCA達がとっさに身構えて、危機的状況の中で訓練通りの対処行動をとるところなどはとてもたくましく、頼もしいと思いました。あと、P300以降の展開で、江波と夏子の会話(P308)にパイロットの責任と覚悟を感じましたし、また、玲衣子のCA達に向けた台詞(P311)に、50代後半から作家という新たな分野に挑戦した作者の人生における信条?的なものを感じ、また、それは同時に若い人達に向けたエールのようにも聞こえてきて、とても共感でき、また元気をもらいました。一点だけちょっと思いましたのは、フィート、マイル、ノット、ポンドが分かりづらいので、「1フィート≒0.3m、1マイル≒1.6㎞、1ノット≒1.8㎞/h、1ポンド≒0.45㎏」というのを付箋に書いて表紙の裏に張っておくと、すぐに確認出来て状況の理解が速まって良いかもしれない!と思いました。内田氏の作品は、前回読んだ「操縦不能」とともに、今回もとても面白かったです。星は5つしかありませんが、私の中では★8つでした。

  • 事件後の展開がおもしろい

    著者の処女作でサントリーミステリー大賞優秀作品賞を受賞作。 この優秀作品賞。審査員が決める最優秀でもなく、読者が決める賞でもなく、どちらの選からもはずれたものから選ばれるという実に奇妙な賞。でも、その後活躍する作家が多いらしい。(解説より) そういう意味では著者もそのひとりかもしれない。 さて、本書の簡単なあらすじは、 ロンドンの夕日を浴びて飛び立った飛行機は、主人公で副操縦士の江波順一とふたりの機長が操縦し快適な空の旅で東京に向かうはずだったのだが・・・・ と、ミステリーなので書きすぎちゃうとストーリーがわかっちゃうし(笑) 物語の中では、著者がパイロットなだけにその者にしか判らない風景を見事に描写。また、専門用語もポイントをつかんで書いているので嫌みにならずに臨場感あふれる作品になっている。 映画化したらおもしろそう☆ また、知らず知らずのうちに読者も飛行機に乗るときの心得について教育させられている。さすがは「指導教官」である。 ただ、トビラの著者近影をみると、この人に指導されたらちびっちゃいそうに強面であるが・・・ 他の方も書かれているが、事件発生までが長いので、そこを耐えて読んでください。

  • パイロット・イン・コマンド

    大変面白かった。作品紹介は次のとおり。ロンドン発202便は、飛行機好きの小学生、護送される国際犯罪者など、様々な人々を日本へと運んでいた。だが成田が近づいたその時、突如、第二エンジンが炎上!機長ふたりも倒れてしまう。乗員乗客の命は、副操縦士の江波が預かることに。経験不足のパイロットは、傷ついたジャンボを無事着陸させられるのか?航空サスペンスとミステリを見事に融合させた、内田幹樹の処女作。 一般文学通算802作品目の読書完。2012/08/08

  • パニック描写はいいけど、オヤジくさい所が……

    機長としての経験と知識に裏打ちされているであろう、飛行中の描写や、乗務員同士の関係性、操縦中の緊張感が素晴らしい小説でした。 砧機長の設定が特に良いです。典型的なクソオヤジ上司だけど、確かな・意外な実績も持っているというあたりが生々しい。現実に多くの人が直面するくそ上司も、実際にはこんな人ですよね。 ただ、主人公や砧機長、つまり作者が実際に関わってきた人については多面的な造形がなされていて良いのですが、それ以外の登場人物が軒並み一面的なキャラ付けをされていて、正直、「多くの人間の思惑が絡むミステリー」としては楽しくありません。 女性に至ってはさらに問題度が一段階上です。 ほぼ全ての女性キャラは何かしらその肉体の美しさを妙な文章量で持って語られます。読んでる身としては、あーこういう綺麗なヒロインなんだ良いなー、とはなるんですが、何というか実にオッサンくさくて気持ち悪いです。どんだけ女性キャラの外見にこだわってるんだお前、ってなります。男性キャラについては、性的な目線は殆ど出て来ないです。 もう本当にオッサンイズム全開です。 CAのメイク事情など、そんなもの一般人にバラしてやるなよと笑ってしまう部分もいくつかあったんですけどね。 あと、そもそも文章が素人臭いという欠点もあります。処女作なので仕方ないですが。 全体として、作者にとって犯罪組織の思惑とかは物語の核ではなく、ただただ操縦者にとってのパニックを描きたかったわけで、だったらバードストライクという現実にもいくつかあった事例を用いることはないはずです。 小説にするなら、読者としては現実の航空パニックの焼き直しではなく、現実に起こったことのないパニックが見てみたいわけで。 面白いのですが、同じ作者のであれば、もっと後期の作品かノンフィクションをお勧めします。

  • 一気に読んでしまえるサスペンス

    元機長としての知識をフル活用して細やかな描写がなされています。 正直なところ細かい機器がどうのこうのは分からなかったりで・・・ しかし視点となる人物を切り替えることで臨場感や緊迫感のある物語に仕上がっていると思います。 おススメです。

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