作品情報
森の秘密の場所で、ふたりの世界は不思議につながり始める。
評論社刊。原題 Otherwood。森で遊ぶ二人の子どもを軸に、行方不明と世界のずれを描く。
レビュー要約
-
謎の提示がわかりやすく、喪失から回復へ向かう児童文学として読みやすい。家族史が重なる後半の展開にも支持がある。
書籍情報
- 出版社
- 評論社
- 発売日
- 2021-01-22
- ページ数
- 342ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 12.8 x 2.3 x 18.8 cm
- ISBN-13
- 9784566024311
- ISBN-10
- 4566024318
- 価格
- 1760 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
祖父と母と三人で暮らしていたスチューイ。嵐の日、祖父を失い、元気をなくしていたが、引っ越してきたエリー・ローズという少女と仲良くなって、毎日のように森の秘密の場所で遊ぶようになる。ところがある日、エリー・ローズの姿がぼやけて……消えてしまったのだ。スチューイの世界ではエリーが行方不明、エリーの世界ではスチューイがいなくなっている、というパラレルワールドを描くミステリー。二人の家族の過去には、思わぬ因縁があった。謎を解く鍵は、祖父がつづっていた「秘密の書」。二人の世界はまたひとつに結ばれるだろうか? 一気に読ませる巧みな展開で、2019年のエドガー・アラン・ポー賞を受賞した作品。
1952年生まれのアメリカの作家。ヤングアダルトから大人向けまで幅広い年代に向けて小説を執筆。日本で紹介されている作品に『時の扉をあけて』『手ごわいカモ』など。『きみのいた森で』で、2019年のエドガー・アラン・ポー賞(児童書部門)を受賞。 早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て、児童文学の創作・翻訳にたずさわる。おもな翻訳作品に『月は、ぼくの友だち』『スモーキー山脈からの手紙』『天才ジョニーの秘密』『テディが宝石を見つけるまで』『ぼくが消えないうちに』などがある。
関連する文学賞
- エドガー賞 第74回(2019年) ・ジュブナイル部門