作品情報
転校してきた明來にも、だれにも言えない秘密がある。
フレーベル館の児童文学として刊行確認し、ISBNを特定できた。新人賞受賞作として bookIdentifiers を埋めた。
書籍情報
- 出版社
- フレーベル館
- 発売日
- 2019-12-06
- ページ数
- 312ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 20 x 14 x 3 cm
- ISBN-13
- 9784577048504
- ISBN-10
- 4577048507
- 価格
- 1540 JPY
- カテゴリ
- 本/絵本・児童書/読み物
第2回フレーベル館ものがたり新人賞大賞受賞作。 編みこみビーズの転校生・明來(あくる)が、友だちになろうと近づいた小夜子にはだれにもみえない秘密の友だち「黒猫」がいた。そして、 明來にもだれにも言えない秘密があって……。明來と小夜子、黒猫のはてしない心の旅がはじまる。
村上雅郁/著・文・その他 1991年生まれ。鎌倉市出身。2011年より本格的に児童文学の創作を始める。賞歴に、第30回アンデルセンのメルヘン大賞入賞「バナナ」、第13回ジュニア冒険小説大賞佳作「ぼくの不思議なアルバイト」。本作は第2回フレーベル館ものがたり新人賞大賞を受賞し、初の出版となる。 カシワイ/イラスト イラストレーター・漫画家。漫画や書籍の装画・挿絵など幅広く活動。主な作品に、『107号室通信』(リイド社)、『ナニュークたちの星座』(雪舟えま著/アリス館)など。
レビュー
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すごく良かった
ネタバレしちゃうから、あんまり書かないけど、すごく緻密に物語が作られていた。 主人公の小夜子と明來のキャラが良い。イキイキしてる。優香もスゴい。 よくある設定を組み合わせて、全く新しい物語をつくっていて、結末も素晴らしい。 とても楽しめた。
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大人が読んでも刺さる
児童書好きではあるのですが、この作品は児童書を超えて大人の心をつかむ力があります。孤独を抱えた小夜子と明來(あくる)のふたりの少女が主人公でそれぞれが1人称で語る構成の物語です。それぞれの視点で語ることで物語が厚みが出て、よりふたりの心情が届く。小夜子が抱える唯一の友だち、黒猫もこの物語の重要なキャラクターで、彼が小夜子から離れたとたん、物語が大きく動いていくことにも目が離せず、一気に読み終えてしまった。心をつかまれるセリフがいくつもあって、何度も読み返したくなった。小学校高学年から対象としているが、子どもから大人まで読み応えのある物語だと思う。
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装丁がよいです。
話しも、面白かったです。 装丁、挿絵が素敵です。 カバーを取ると、又、絵が違い、良かったです。
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「あの頃感じていた世界」を思い出せる1冊
大人になって歳を重ねるたびに、子供の頃の感覚を忘れていくなあ、とよく思います。 今回少し堅い本から離れて、「あの子の秘密」を手にとって読んだとき、昔の頃の自分が信じていた世界や感じ方がバッと思い返されて、なんだか包まれたような、安心した気持ちになりました。 この本は「心の中」が大きなテーマです。 大人になって仕事に塗れたり、家賃や税金を払ったり、大人な付き合いが上手くなった今。そんな社会からは少し離れて、あの頃の気持ちを思い出せる、そんな1冊だと私は思います。
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面白かった。
構成が際立っていて、心を掴まれるような描写も多くて読みごたえがあった。ラストもわたしは好きな形だった。ただ、主人公の女の子、とくに小夜子が小学生ぽくない話し方や一人称の文章だったのが気になった。
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大人目線ではなく
二人の少女の揺れ動くハートが鮮明に描かれていて再読必至だと感じました。目線を落として読むことで大人でも充分楽しめる内容が新鮮です。時々「この章はどちらの少女なのか?」とこんがります。それも魅力の一つだと思いました。
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再読必須
文学賞作品とは思えない完成度
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心の描写がとてもきれい!
とても引き込まれるテンポ感のよいストーリー。次々とリズミカルに繰り広げられる主人公とその“お友達”たちとの会話。何より一人ひとりのこころの描写がとても繊細で色鮮やか! 嬉しさも悲しさも寂しさも怒りも、誰もが感じたことのある感情の数々が、リアルな質感を伴って、映像となって目の前に広がるような感覚を持ちながら、一気に読み切ってしまいました。 今まさに小学生を懸命に生きる心にも、中学生・高校生になったちょっと大人な心にも、忙しい日々の中で頑張る大人の心にも、すーっと染み渡って共感することのできる作品だと思います。
関連する文学賞
- 児童文芸新人賞 第49回(2020年) ・受賞