日本の文学賞

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ケンカ投法 (ベースボール・マガジン社新書 45)

サムライジャパン野球文学賞

ケンカ投法 (ベースボール・マガジン社新書 45)

東尾修

プロ野球投手としての経験をもとに、勝負の駆け引きとマウンド上の心理を語るスポーツノンフィクション。投球術だけでなく、時代の野球観も伝わる。

プロ野球投手論回想

作品情報

ケンカ投法は、東尾修の視点から題材の核心をたどる受賞作である。

ケンカ投法は、受賞時に注目された主題と書籍としての刊行情報を整理できる作品である。本文は、題材の背景、人物の選択、時代や社会の空気を重ね、読み手に考える余地を残す。

レビュー要約

  • 題材への切り込み方と読み進めやすさが評価されている。人物や背景の描写に厚みがあり、受賞作としての読み応えを感じる読者が多い。

書籍情報

出版社
ベースボール・マガジン社
発売日
2010-11-01
ページ数
199ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784583103150
ISBN-10
4583103158
価格
265 JPY
カテゴリ
本/スポーツ・アウトドア/スポーツ

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レビュー

  • まあ、良しとしますか。。。

    伝説の投手池永正明さんから、大きな影響を受けた東尾さん。 私の履歴書の様な内容です。 非常に読みやすい。 弱かった西鉄ライオンズから常勝軍団西武ライオンズを経験した著者の体験が、時系列的に書かれております。 野球ファンは、一度は読んで損のない一冊でしょう。

  • 野武士軍団「西鉄ライオンズ」最後の生き残りエースが語る野球人生!

    先頃、野球殿堂入りをされた元・西武ライオンズのエースの野球人生を振り返る著書である。 和歌山県のみかん農家の長男坊。栄光の昭和43年ドラフト組の中で西鉄ライオンズの1位指名入団である。 だが、当時の西鉄は神様・仏様・稲尾様といわれた名投手「稲尾和久」の晩年。 既に球団自体が斜陽の呈を現していた。そこに拍車を掛ける事件が起きる。 複数の選手が「八百長事件」に関わった「黒い霧事件」である。 稲尾の跡を引き継いでエースとして君臨していた池永正明ら4選手が球界を永久追放される。(2005年に池永のみ復帰) 当時2年目のシーズンを終えようとしていた著者は投手としての自身に見切りを付けて、打者に転向しようとしていた。 だが、ローテンション投手がごっそりと抜けた西鉄は弱体化。東尾の打者転向もお流れになってしまい、逆に1軍でローテンション投手にならなければいけなくなる。 著者にとっても黒い霧事件は一大転機であった。著者は追放されたエースの池永投手を慕っており、無実を信じてその後も交際を続けていたそうだ。 だがローテンション入りしてもなかなか勝てず4年目までは通算して「37勝61敗」で黒星先行。 ストレートは最高でも145キロでイマイチ中途半端。やはり緩急とコーナーを突くボールで勝負するしかなかった。 著者が得意としたのはベースの左右を突く「スライダー」と「シュート」の横の変化である。 それに「カーブ」「チェンジアップ」「フォーク」も加わった。 後に「ケンカ投法」と称された打者の胸元を突く鋭いボールも当てようとしていたわけではなく、気持ちで常に負けないようにしていたということ。 7年目の75年に23勝で近鉄の鈴木啓示を抑えて堂々の最多勝を獲得。しかし、既に西鉄は消滅し球団は「太平洋」に名を変えていた。 さらに「クラウンライター」→「西武」と譲渡される。著者はその間ずっとエースを張り続けた。 著者は80年後半まで現役で投げ続け、最近では多くても200勝クリアするのがやっとという投手にあって、その上の250勝をクリアしている最後のほうの投手である。 それには弱小球団に入団してエースとして君臨。後年に「常勝西武」になるまでずっと1人で投げ続けていた経緯故に、優勝争いとは無縁だった選手生活の前半で勝ち星を稼ぎまくった面もあったかと思う。 その証拠に後年の常勝西武時代は20勝以上のシーズンは一度もない。 おそらく彼は野武士軍団といわれた「西鉄ライオンズ」最後の生き残りだったのである。 彼が最後に所属した西武ライオンズは常勝チームに成長したものの、既に野武士軍団の遺伝子は薄れていた。 「工藤」「清原」「渡辺久信」に代表されるようなスマートチーム。 そして力を残したまま引退。まだ余力はあったはずである。300勝は無理でも後30勝は上積みするだけの余力は。 だが、それはしなかった。ライオンズ一筋の野球人生。「弱小」→「常勝」まで。 ライオンズ激動の時代の生き証人でもある。

  • 本の状態良好でした。

    納得の内容です。改めて、東尾氏には現場に帰ってきてほしいと思いました。

  • スライダーを○○を狙って投げる技術のことなど、暴露話がたくさん

    いろんな暴露話的な内容がありますが、最もインパクトのあった内容は東尾投手が勝てるようになった秘訣として挙げていた「スライダーを○○を狙って投げる技術」のこと。 本書のタイトルにもあるように、持ち味であるシュートでの内角攻めの裏で本人が感じていた勝つ秘訣を違うところに感じていたんですね。

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