日本の文学賞

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獄窓記

新潮ドキュメント賞

獄窓記

山本譲司

秘書給与流用事件で実刑判決を受けた元代議士が、刑務所での日々と事件を振り返るノンフィクション。収監生活の細部から、制度と人間の姿を描く。

ノンフィクション刑務所政治家事件制度

作品情報

刑務所の内側から、制度と自分自身を見つめ直す記録。

山本譲司の体験的ノンフィクション。入獄から出所までの生活、受刑者処遇、事件への反省を具体的に記し、刑務所を社会の問題として見つめる。

レビュー要約

  • 設定や題材への関心が強く、人物の迷いや社会的背景を丁寧に追う読み方が目立つ。展開の重さや専門性を負担に感じる読者もいるが、読後に残る余韻を評価する声がある。

書籍情報

出版社
ポプラ社
発売日
2003-12-01
ページ数
391ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784591079355
ISBN-10
459107935X
価格
1139 JPY
カテゴリ
本/社会・政治/政治/政治入門

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レビュー

  • 多くの受刑者は実障害を抱えていた

    かなり詳しく刑務所の実態、そして入所している人たちの実態を記していただきました。よく気持ちを切り替えて過ごされたと感心します。お話をお聞きしたいと思いました。

  • 事件の裏側

    絶版がもったいない。

  • 塀の中のこと

    政治家がどのように犯罪を犯し、どのように罪に対して真摯に立ち向かったのか、また具体的に懲役とはどのような内容なのかなど、普段知ることができないことが詳しく書かれていてよかった。

  • 塀の中の人々

    「ケーキの切れない非行少年たち」の作者の宮口先生が影響を受けた本として紹介しています。規律正しく行進している服役者の様子が刑務所の資料映像としてときどきテレビで映し出されているのを見ます。あっ,これが刑務所かと想像していました。しかし,この本を読んで,それは塀の中の数十分の一の出来事に過ぎないことだったようです。日々の食事のこと,配役のこと,年2回の屋外でのレクリエーションのこと,懲罰のこと,面会の回数,仮釈放になるまでの日程,看守と囚人の関係のことなど初めて知ることが多かったです。また,障害のある人は娑婆でも不当な扱いを受けることが多いですが,刑務所の中でも十分に理解されずに片隅に追いやられているようで残念な思いがしました。いよいよ仮釈放を明日に迎えた日,筆者が身の回りの世話をしていた痴呆老人の囚人が「あんた,どっかへ行っちゃうのかよ。俺も連れて行ってくれー。ずっと,あんたと一緒にいたいよー」という叫びが寮舎内に響いたというところは泣けましたね。本書を読み終わってもすっきりすることがないのは,刑期を満了したからといって彼らには手放しで喜べない現実があることを知ったからです。身元を引き受ける者がいない囚人,新たな就労先が見つかるかどうかの不安,犯罪者としてのレッテルの負い目など。刑期を無事終えたら,前を向いて歩いていってほしいと思いますというのは,塀の中を知らない娑婆の人間だからこそ言える力のない励ましにすぎないのでしょうか。

  • 政治家らしい、ずるい書き方。

    「全面的にワタクシが悪うございました」と言いながら、「本当は俺は悪くないんだぜ?」という情報が散りばめられている本。 刑務所の体験記としてだけなら、☆4つでもいいんだけど、見え隠れする腹黒さと、あまりに不自然な四文字熟語の乱用で、マイナス1点といった感じ。 多くの人はこの本読んで、山本譲司は誠実な人間だ、と思ってしまうのだろうなあ。

  • 塀の中のほうがいい人が多い?

    獄中物の小説や映画が好きです。映画ではショーシャンクの空にや力王が好きです。山本さんの実体験ならではの迫力にぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまいました。収容者にしろ指導補助の人にしろ何だか刑務所の中のほうが実社会よりもいい人が多いような気がしてきました。ただし、留意するべき点は著者が障害者用監房という特殊な環境のみしか通過してこなかったということです。できれば一般の雑居房も経験していただいていれば更に深い経験や洞察も生まれていたと思われます。一般の監房とくに凶悪犯用の長期囚用獄舎は身障者用のように生易しいものではないと思われるからです。

  • 面白い

    一気に読めました

  • ちぐはぐ

    著者の受刑生活を如何に描写してるか興味があり、本著を購入。 確かに、実刑判決を受けてから入所、他の受刑者の生活に関する記述部分は確かに客観的観点の描写で面白いが、やはり著者も政治家精神が抜けないのか主観的記述部分が多く、その部分は面白くない。思わず飛ばし読みしました。 塀の中の生活を、’塀の中の懲りない・・・’同様に面白おかしく書きたい部分と、真面目で正義に燃えている元政治家山本譲二を描きたい部分が混在しており、不自然さ、全体的にちぐはぐさを感じた。

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