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ザ・ポエット 上 (扶桑社ミステリー コ 7-8)

ネロ・ウルフ賞

ザ・ポエット 上 (扶桑社ミステリー コ 7-8)

マイクル・コナリー

『ザ・ポエット』は、マイクル・コナリーによる作品で、1997年のネロ・ウルフ賞で受賞対象となった。扶桑社から刊行された作品として読まれている。

作品情報

ネロ・ウルフ賞で受賞対象となった『ザ・ポエット』。

『ザ・ポエット』は、マイクル・コナリーによる作品で、1997年のネロ・ウルフ賞で受賞対象となった。扶桑社から刊行された作品として読まれている。

書籍情報

出版社
扶桑社
発売日
1997-10-01
ページ数
415ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784594023638
ISBN-10
4594023630
価格
152 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/英米文学

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レビュー

  • ありがとう

    ありがとう

  • 良かった

    コナリー好きならおすすめできるんではないでしょか、よかったです。

  • うーん

    なんで記者がFBIと共に行動できるのか、だんだん熱が冷めていった。

  • 骨太のハードボイルド

    1995年発表の本作品は、人気作「ハリー・ボッシュシリーズ」(以下、「ボッシュ」と称する)の第4作と第5作の間に書かれた、単発もの。 コロラド州デンヴァー市の新聞、ロッキー・マウンテン・ニューズの記者、ジャック・マカヴォイのもとを訪ねてきた刑事が告げたのは、双子の兄で同市警殺人課の刑事、ショーンの死だった。 取り組んでいた事件に悩み、カウンセラーを受けていた兄は、自殺と断定された。 ジャックは、「警官の自殺」を記事にしようと取材を始めたが、そこから浮かび上がってきたのは、「他殺」ではないかという疑惑だった…。 裏表紙には、「犯罪小説」とあり、それは間違いではありませんが、「ボッシュ」と同様、「ハードボイルド」でもあると思います。 しかも、「ボッシュ」でお馴染みの、物語後半で二転三転する展開は本作品でも健在。 もっとも、私のように、「ボッシュ」を第9作まで読んでいると、「全く予想のつかない展開」とまではいかなかったのは確か。 でも、こうした「意外性」を出そうとする作品では、ともすると「アンフェア」な記述に走ってしまう作家もいる中で、著者の作品は本作品も含めてそうした要素が皆無な点を私は評価しています。 また、「ボッシュ」を通読されている方は、物語の半ば位で、「おや?」と思うことでしょう。「ボッシュ」の第1作「ナイトホークス」とシチュエーションが酷似しているのです。 この点については、巻末解説に、「『ナイトホークス』の裏返し的作品、もしくはブラッシュ・アップした作品」とあり、著者が「ナイトホークス」で描き切れなかったことを、本作品に注ぎ込んでいると推察されます。 裏表紙に「人間心理の闇」とあるとおり、真相が明かされることによって、「ボッシュ」でも描かれている「ハードボイルド」らしいテーマが浮き彫りになるところは、「巧い!」の一言。 深い余韻を残す、逸品と言えます。

  • 読後はちょっとモヤっとしたが、一晩経って納得

    ジャックは新聞記者なので、他の物語のように自主的に悪と戦う強いヒーローではない。 だが、第六感、情報収集力、鋭い知性など優れた職能を発揮し、警察が気づかなかった点に疑問を抱く。 さらには職業柄身についている積極性(図々しいとも取れるほど)で、半分脅迫してまでもFBIの捜査に加えさせる。チームの中では一歩引きながらも、鋭い感性が光っていた。 結局犯人の動機ははっきりしなかったが、この物語は主人公含めてほぼ全員が、大なり小なり深層心理に闇を抱えているというのがテーマなのだろう。それは育った環境や幼少期の経験が影響すると社会通念上よく述べられており、定評となっていること。確かに犯人もある意味被害者なのだろうが、だからといって同情する余地は全くない。 アメリカの司法制度や判事の融通の利かなさにも疑問と怒りを感じた。 余韻を残す終わり方だったが、主要登場人物はこの後もボッシュ・シリーズなどに参加するとのこと。 コナリー作品はやはり順番に読むべきで、この後の再会が楽しみだ。 序盤ジャックが顔に残る傷について、新米時代に被害者家族を取材し「どんなお気持ちですか」と質問して殴られた時のものとある。 現実に未だある。未熟な現地リポーターの無能さ、無神経さ…。 最近でも私はテレビを観ていて、彼らが被災地へ詰めかけ「こんなことは初めて」という定型文を言わせなさいというマニュアルがあるのではないかと辟易としている。 下巻のレビューに「翻訳者の古沢氏は愛知か岐阜県の出身か」という記述があるが、私はしょっちゅう出てくる「うんにゃ」という言葉もわからなかった。私は北海道と北陸に長年住んでいるが馴染みがない。調べるとどうもこれは鹿児島県方面の方言だそう。やはりこの翻訳者には漢字の使い方に加えて違和感が続く。若干、一般的な感覚とずれているよう…。

  • 何もかもが浅すぎる

    『ブラック・アイス』を読んだ。前半はこれはいい作家に会えた、と思った。後半、少々期待を裏切られ....コナリーという作家には何を期待していいのか、と、本書に取りかかる....。 殺人課刑事の双子の兄が自殺。新聞記者である主人公はその自殺に疑問を抱き、自分自身を納得させるために調べていくうち、州を超えて似た状況で自殺をした刑事達がいることを知る。....普段は捜査の外から取材している記者が自殺は偽装である、ということを突き止めたため、FBIの捜査の中に身を置き事件解明をしていく物語......なんではないかな( '') 本作には、1~53の区切りがあるが、1と53。これだけが書きたかったのか?と思う。意味深い、いい文章です。上下800Pに渡り、紆余曲折ありますが.....。面白かったですよ、すいすい読めましたし。 けれど『ブラック・アイス』前半でコナリーという作家に期待した物はありませんでした。

  • 報道機関は、ときにはより大きな絵なり話なりに関心を向ければいい。毎度毎度その場限りの願望充足に走るのではなくて。

    本書は、『ナイトホークス』から『ラストコヨーテ』に至るボッシュシリーズ4作品において、ボッシュのかかえる自身の過去にひとつの区切りをつけた後、もと新聞記者であったマイクル・コナリーが、満を持して自身の体験と知識を存分に発揮すべく取り組んだ力作といえるでしょう。 報道機関に対して感じているFBI捜査官レイチェルの意見は的を得ている。 「自由な社会に報道機関は不可欠なものだと尊重している。尊重していないのは、あまりにも度々見かける無責任さよ。報道機関は、ときにはより大きな絵なり話なりに関心を向ければいいのにと思うわ。毎度毎度その場限りの願望充足に走るのではなくて」 従って、FBIや警察といった捜査機関は、報道対応には非常に気を使っている。 どの情報を下ろし、何を下ろさないか。 例えば犯人にしか知りえない情報を犯人逮捕前に報道機関に下ろすことはない。 それは容疑者を真の犯人と特定するために非常に重要なポイントになるからだ。 そういう意味でも、記者が捜査機関の内側に入ることが認められることは考えられない。 しかし、捜査機関の誰よりも早く疑問点を提示し、真実解明に迫ることができている本書主人公ジャック・マカヴォイは、自らの持つ情報力と交渉力によりFBIの内側に参入することを実現している。 自らの調査力により、捜査機関よりも先に真犯人に迫る記者という意味では、調査報道のバイブルとも呼ばれた『殺人犯はそこにいる』『桶川ストーカー殺人事件』の清水潔を思い出します(この2冊も非常に面白いです。まさに事実はフィクションを超えると感じさせられた内容でした)。 本書主人公も、自身のみが持つ誰にも負けない情報力により、ポエット事件の本を執筆することを目標としています。 一方、捜査機関の内側に属することで、捜査員の持つ信念や生きざまにも気づかされるマカヴォイ。 マカヴォイをあからさまに毛嫌いする捜査員トースンにも「理解と明晰さの瞬間のために、自分が真実に迫っていることを知る瞬間のために彼は生きている」面に気づかされます。 本書が発表された際には、本書はノンシリーズの単発作品と考えられていましたが、その後ボッシュシリーズともつながりを見せる(『天使と罪の街』は本作の続編でもある)ようになることから、ボッシュシリーズのスピンオフ作品として、『天使と罪の街』を読む前に読んでおいた方がいいですね。

  • あまり深読みせずに、純粋に読んで、感動せよ!

    ノンシリーズの単発作品扱いされることもあるが、 “ハリー・ボッシュ”シリーズに登場する ケイシャ・ラッセルが(名前だけだが)登場するので、 “ハリー・ボッシュ”シリーズと同じ世界だと読み取れます。 クライムノベルかと思ったが、 ラストの100Pでどんでん返しが連続し、 本格推理小説としても四つ星。 真犯人が推理出来ても、 真犯人が明らかになった後の小説としてのラストは絶対推理出来ないと保障する。 一人称と三人称が繰り返される構成だが、 人称に仕掛けたトリックはよくあるヤツだから、 考え過ぎないでいいw 人称トリックを発展させるとメタフィクションになってしまうが、 そこまでの文学的実験はしてない(よな?)ので、 あまり深読みせずに、純粋に読んで、 ラストの100Pで絶叫して下さい。 ハリー・ボッシュによく似た心の主人公の 男らしい推理に感動して下さい。 愛で目が曇ることがない素晴しい男の思索に感動したい 本物の男はコナリーを読め!

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