作品情報
家庭と学校で居場所を探す少年の本音を描く物語。
岸本進一作、津々井良絵による『ノックアウトのその後で』は、理論社の〈童話パラダイス〉として1995年に刊行された児童小説です。姉の受験で家の空気が張り詰めるなか、のんびり屋のタカマサは学校でもひとりぼっちになり、近所の年上の少年や不登校の少年の生き方に惹かれていきます。
書籍情報
- 出版社
- 理論社
- 発売日
- 1995-01-01
- ページ数
- 162ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784652004937
- ISBN-10
- 4652004931
- 価格
- 1181 JPY
- カテゴリ
- 本/絵本・児童書/読み物/童話・文学
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レビュー
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子どもの気持ちはわかったつもりでも・・・
何をするにもやる気のない小学生が、登校拒否の中学生などと出会いを通じて揺れる心の内の、親にも先生にも言えない本音の部分が淡々と綴られています。教育委員会で禁止令が出そうな一冊ですが、道徳を押しつけるような内容よりも、こういう物語のほうが、子どもは共感できるところがあるでしょうね、きっと。受験生を抱える家庭のピリピリムードもうまく描かれています。今どきの子どもの少年への『通過儀礼』を書いた作品としては十分合格点ではないでしょうか。続編を書いてもらいたいものです。
関連する文学賞
- 児童文芸新人賞 第25回(1996年) ・受賞