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研究叢書558 古俳諧研究

日本古典文学学術賞

研究叢書558 古俳諧研究

河村瑛子

『古俳諧研究』は、芭蕉以前に貞門・談林の人びとが担った古俳諧を、資料とことばの両面から読み直す研究書である。俗語を含む連想の仕組み、古俳書の書誌、作品本文の検討を重ね、近世前期の文学と文化の広がりを捉え直す。

古俳諧貞門・談林俳諧書の書誌近世文学ことばの考証

作品情報

古俳諧のことばと資料をたどり、近世前期の文芸世界を多面的に読み解く研究書。

河村瑛子が、古俳諧を資料・作品・年表の各側面から扱う論文集。第一部から第三部では語の意味、異国観、擬態語、古俳書の諸本や翻刻を検討し、第四部では古俳書年表を収める。個々の資料の精査を通じて、従来は周縁化されがちだった古俳諧の表現と知的な背景に光を当てる。

レビュー要約

  • 選考講評は、古俳書に関する書誌的事項と研究史を緻密に集積し、その基盤から作品解釈を進めている点を高く評価する。資料整備と精読を結び付け、古俳諧の文学史的位置を再検討する成果として位置付けられている。

書籍情報

出版社
和泉書院
発売日
2023-05-30
ページ数
576ページ
言語
日本語
サイズ
16.3 x 3.5 x 22.4 cm
ISBN-13
9784757610682
ISBN-10
4757610688
価格
14300 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

古俳諧研究推進の端緒 貞門・談林の古俳諧は、俗語を豊富に含み、当時の共通認識を反映した言葉の連想を軸に展開する文芸であり、語の精密な意味合いや前近代の世界観を知りうる稀有な資料である。本書は、古俳諧の言語世界の考究を通して古人の心性に接近し、文学作品の精緻な理解を試みる。併せて古俳書をめぐる諸問題を吟味し、研究基盤を社会と共有することで、古俳諧の文学史的・文化史的意義を多面的に明らかにする。 「第四部 古俳諧年表稿」では、元和から天和三年に至る約七十年間の古俳書889点を編年体に配列して略解題を付し、稿末に書名索引・人名索引を設けた。

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