日本の文学賞

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晩夏光

角川春樹小説賞

晩夏光

池田久輝

香港の闇社会を描く犯罪小説で、刊行時は『港の足』だった。

作品情報

角川春樹事務所より刊行。

書籍情報

出版社
角川春樹事務所
発売日
2013-10-01
ページ数
260ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784758412230
ISBN-10
4758412235
価格
1760 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 晩夏光 : 池田 久輝: 本

レビュー

  • 結構好い

    実は、枯野光を先に読んでしまった。順番を間違えたためか枯野光はもうひとつだった。ハードボイルド?はその世界?雰囲気にうまく入れるかどうかが大事だと思うのだが、この晩夏光ではそのモードに嵌れた。 これを読んでから枯野光を読めば、その町にも馴染めたかも知れないと思うと残念だ。 これから読む人には、晩夏光→枯野光をお勧めします。 著者には、続編 シリーズものをお願いしたい。

  • 二冊目も読みました

    「枯野光」に引き続き、読みました。全体の感じは前作と同じで香港のことについては良くかけていると思います。しかし、何か物足らない。何なんだろうと自問自答しています。

  • 登場人物の「対話」と「内面」に魅力を感じる一冊

    京都在住の著者が角川春樹小説賞を受賞したことを知り、推薦作家の言葉から、どんなものかと読み始めた。 いわゆる香港を舞台にしたハードボイルドとは少々異なった趣を感じさせる。全体に柔らかく、主人公の 「新田悟」の内面的なものをにじませながらの展開。また、「陳」や「羅」との会話の進め方も押しつけがましく なく、くどくなく、軽くもなく読者に伝わってくる。また、著者は劇団の脚本家でもあるようで、 「人と人との”対話”」という印象を受け、いい感じで最後まで読み進めることができる。ただ、中国語とその ルビに最初は気をとられて読みづらいかもしれないが、ここは読者の読み工夫がいるかもしれない。

  • 香港を舞台にしたハードボイルド 深い余韻を持って終わるストーリー

    香港を舞台にしたハードボイルド小説で、珍しいと思い、興味を持った。香港へ行くこと自体は、日本に住む者にとってそれほど難しくはないが、想像できないような表と裏があることは、間違いない。それを垣間見たいと思った。 ここで描かれた香港の裏社会が、どこまで現実に近いのかはわからないが、十分現実味がある。悲しい過去を背負った日本人新田悟は、陳小生の足(手下)として、観光客がスリに盗まれた物品を元の持ち主に返す仕事をしている。二人の関係は、微妙で、新田は自分を手下と考えるが、陳小生は「足」という言葉を使うことは許さない。彼は、新田を特別扱いしている。その理由はわからない。 登場人物は、それぞれの組織の規律、それぞれの家庭の事情、そして各々が持つ業のようなものに支配されながら、必死で生きている。何人かの人が亡くなるが、その背後にある謎が解き明かされるときに、鍵となるのは、何故麗文が、玲玲の葬儀に出席しなかったかということである。そして、物語は深い余韻を持って終わる。 角川春樹小説賞を受賞したことも購入した動機の一つである。賞を得た作品は、ある程度の完成度を保証されているから。

  • 香港舞台の活劇

    香港は中国に吸収されたとは言え、少し漢民族の風合いとは違う世界がある。その分、主人公たちの活躍も馳氏のようには、エグくない。その意味では消化不良か。次元の取り扱いがもうひと工夫必要。少し、読み難い。

  • どんどん引き込まれて行く!!!

    あっというまに読了!私にしてはめずらしい!! 次が知りたいという、どんどんのめり込んでいくストーリー。いつの間にか、まだ訪れたこともない香港の雑多な人ごみに放り投げられて、 もつれ合う人間関係をひもといていく快感を楽しんでいました。テンポもよく、セリフそれぞれのリズム感も心地よくて、本当にあっという間でした。 あまりハードボイルドは手に取ることはないのですが、書店で真っ先に目についたので購入してみて大正解でした!

  • 時間を忘れます。

    ハードボイルドってまず読むことはないのですが、「晩夏光」というタイトルに惹かれました。 スピード感のある展開。簡潔な表現。グイグイのめり込んでいきます。 236頁9行目。微笑んだ後の陳の言葉が印象に残りました。

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