ああ、そうかね
『ああ、そうかね』は、山田稔による作品で、1997年の日本エッセイスト・クラブ賞で受賞対象となった。京都新聞社から刊行された作品として読まれている。
作品情報
日本エッセイスト・クラブ賞で受賞対象となった『ああ、そうかね』。
『ああ、そうかね』は、山田稔による作品で、1997年の日本エッセイスト・クラブ賞で受賞対象となった。京都新聞社から刊行された作品として読まれている。
書籍情報
- 出版社
- 京都新聞出版センター
- 発売日
- 1996-10-01
- ページ数
- 170ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784763804020
- ISBN-10
- 4763804022
- 価格
- 1484 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/エッセー・随筆/日本のエッセー・随筆/近現代の作品
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レビュー
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笠智衆のように。
パリ滞在中に乗り物で席を譲った話。相手は「メルシー、ムッシュウ」と魅力あふれる笑顔で応じ、よろこんで席にすわってくれた。その微笑みが素晴らしいお返しのしるしで、さすがにゆずられ方もうまい…。表現上の禁欲が行き届き、胸のうちがほんのりとあたたかくなる散文集。
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簡潔な文章
1996年初版。私は著者の事を日本経済新聞の“シニア記者がつくるこころのペイジ”で知った。澄んだ瞳の持ち主で、淡々とご自分の作品について語っていらした。 読んで行く内に、ジワッとペースに巻き込まれ、「そう!良くあるよね、こう言うことが。」とニンマリ共感してしまう、何でもない日常の風景から、著者と同世代の小説家に関して書かれたもの、フランスでの出来事等、読者を飽きさせない。正にあっさりと簡潔に、書かれている。しかし、心に残るので読み返したくなる不思議な持ち味だ。所々にスパイスがピリッと効いている。 時折、フランス語の表現の影響なのか、はたまた、日本語が私の年代と違うのか、と思う様な箇所がある。ギリギリ戦後派の私より5歳年齢が高いと日本語が違う、と感じさせられる事がある。私の世代から見たら「美しい日本語」が残っているのだ。著者の年代になれば当然かも知れない。
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<切なく笑える>
著者は、京都大学の仏文の先生である。 『スカトロジア』(=糞尿の話)で有名な人なので、こんな切ないエッセイを書くのかと軽く驚いた。 とはいえ、フランスには道に犬の糞がたくさん落ちている話が顔を出している。 お気に入りは、「まだらボケ」という話。 わかる人には「まだらボケ」と言っただけでわかる。 あまり知られていないが珠玉の1冊である。