作品情報
『評伝 パウル・ツェラン』は、小野十三郎賞で評価された関口裕昭の作品です。
『評伝 パウル・ツェラン』は関口裕昭による小野十三郎賞の受賞作。慶應義塾大学出版会から2007年に刊行された作品で、受賞時に示された題材と語り口を通じて、人物の選択や時代の空気を描く。 受賞作としての位置づけに加え、題名から立ち上がる印象と作者の関心が読みどころになる。
レビュー要約
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刊行情報や紹介文からは、受賞時に評価された題材の明確さと読み進めやすい構成がうかがえる。人物や状況の輪郭を追いやすい点が読みどころになっている。
書籍情報
- 出版社
- 慶應義塾大学出版会
- 発売日
- 2007-10-10
- ページ数
- 528ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 19.6 x 13.3 x 3.4 cm
- ISBN-13
- 9784766413991
- ISBN-10
- 4766413997
- 価格
- 5060 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/ドイツ文学
あらゆるあなたの悲しみの上に 戦後ヨーロッパを代表するドイツ系ユダヤ人の詩人、パウル・ツェラン(Paul Celan, 1920~70)。 多民族・多言語が往来する東欧の都市チェルノヴィッツでの誕生から、強制収容所での両親の死、豊かな文学的交友と裏腹のいわれなき誹謗中傷、そして、やがて訪れるセーヌ川での最期まで――。栄光と奈落の間に生きた激動の半世紀を、新資料を含む一次資料や、ツェランの知人・友人へのインタヴュー成果を交えて精巧に描いた初の本格評伝。 第10回 小野十三郎賞特別賞受賞!
レビュー
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ビギナーにもお勧め☆
私はツェランの詩は「死のフーガ」くらいしか知らない、恥ずかしながら、まったくのビギナーでした。でも本屋で思わず手に取り、少々高いけれども買って読み始めると、どんどんツェランの世界の世界に引き込まれ、あっという間に読了してしまいました。 正直言って、彼の詩はとても難しいです。けれども筆者の文章は明晰で、抑制が効いていながら、詩人への熱い思い入れが込められており、ツェランの詩と生涯の全貌が伝わってきます。何と言う悲しい生涯、またどれほど言葉を信じた詩人なのでしょう。特に亡き最愛の母への思いには思わず涙が・・・・。 ツェランの初心者の方にも、詩を愛する人全てにこの本をお勧めします。
関連する文学賞
- 小野十三郎賞 第10回(2008年) ・記念特別賞