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上代日本語の表記とことば (新典社研究叢書 368)

上代文学会賞

上代日本語の表記とことば (新典社研究叢書 368)

根来麻子

上代日本語を伝える資料に残る文字表記と語を手がかりに、古代の日本語がどのように書き表され、理解されてきたかを考察する研究書。個々の語の訓詁・用法、出自・典拠を丁寧に検討し、表記とことばの関係から上代日本語の実相へ迫る。

上代日本語表記語彙日本語史文献研究

作品情報

文字の選び方と一語一語の用法から、上代日本語の姿を読み解く。

『上代日本語の表記とことば』は、上代資料に見える表記と語のあり方を追究する研究書である。語の意味や用例だけでなく、その語がどのような文字で、どの資料に記されたかを視野に入れ、古代日本語の記録と伝承の過程を読み直す。

書籍情報

出版社
新典社
発売日
2023-09-11
ページ数
336ページ
サイズ
22 x 15 x 2.8 cm
ISBN-13
9784787943682
ISBN-10
4787943685
価格
11880 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

■第41回上代文学会賞受賞作■ 口頭で読み上げられる特徴的な文体・表記を持つ宣命。官人の日常的な書記の実態を伝える正倉院文書。行政文書である両者の語彙・表現・表記を豊富な用例から検討し、上代日本語の実相を解き明かす。 〔目 次〕 凡例 序 本書の目的と構成 第一部 宣命特有の表現 第一章 「現(御)神」と「明神」―両者の使い分けをめぐって― 第二章 「現(御)神」「明神」の訓 第三章 「オホヤシマクニ」の意義―「御宇天皇」の訓みをめぐって― 第四章 「天地の心を労み重み」「天地の心も労く重く」をめぐって 第二部 宣命の表記に関する問題 第一章 宣命の表記と読み上げ 第二章 謙譲語「タマフ(下二段)」の表記「食」について 第三部 正倉院文書特有の表現 第一章 督促の表現―「怠延」を中心に― 第二章 「廻」字の用法と熟語 第四部 宣命と正倉院文書とのかかわり 第一章 「緩怠(怠緩)」「公民」の典拠と運用 第二章 「暫間」「暫之間」の成り立ちと運用 第五部 上代文献の諸表現 第一章 『万葉集』「明津神 我が大君」をめぐって 第二章 『播磨国風土記』賀毛郡雲潤里条の主題―「云尓而已」の解釈を端緒として― 第三章 『古事記』における「登岐士玖能迦玖能木実」の位置づけ 初出一覧 あとがき 索引

根来 麻子(ねごろ あさこ) 1980年6月 和歌山市に生まれる 2003年3月 大阪市立大学文学部言語文化学科卒業 2009年3月 大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程修了 専 攻 上代語学 学 位 博士(文学) 現 職 甲南女子大学文学部日本語日本文化学科准教授 論 文 「『続日本紀』宣命の語彙をめぐる諸問題」(瀬間正之編『「上代のことばと文字」入門』,2020年,花鳥社) 「上代における宣命書きの機能に関する一考察―天平勝宝二年二月二十六日付太政官符を題材に―」(『日本文学研究ジャーナル』第24号,2022年12月,古典ライブラリー)

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