作品情報
寒い夜明けの教会で、静かな町の悪夢が始まる。
P・J・トレイシーの Monkeewrench シリーズ作品の邦訳。教会での惨殺事件を起点に、地方警察と個性的な仲間たちの捜査が緊張感を高める。
書籍情報
- 出版社
- ヴィレッジブックス
- 発売日
- 2006-09-01
- ページ数
- 591ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784789729536
- ISBN-10
- 4789729532
- 価格
- 1034 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/英米文学
イギリスで50万部突破! アンソニー賞・バリー賞・ガムシュー賞・ミネソタ文学賞最優秀新人長編賞を連続受賞! 母娘コンビによる異色サスペンス作家、話題のデビュー作ついに登場。 ウィスコンシンの田舎町、肌寒い亜紀の夜明けに、教会で老夫婦の惨殺したいが見つかった。夫妻の周辺を調べると、 彼らが身元を隠して各地を転々としていたことがわかる。 一方、隣の州のミネアポリスの凍えるような早朝にも、あるPCゲームを性格に模した殺人事件が次々と発覚していた。 そのゲームを作成したのは〈モンキーレンチ〉という個性的な5人のメンバーで運営されている会社で、彼らもまた過去を抹消して生きていた。一見まるで関係のない2カ所の事件が交差したとき、共通する驚愕の事実が明らかになってくる! 4つの新人賞を受賞した話題の母娘作家、堂々のデビュー・サスペンス。
レビュー
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「2」というキーワード
場所を越えた事件が2つ、 時間を越えた事件が2つ。 刑事が2組、 男女の話が2つ。 そして、訳者のあとがきにもあるように、 人間味豊かな心理描写とオンラインゲームを使ったハイテク感もいい。 これらが上手に組み合わさって、非常に楽しめる作品だ。 最初のほうに犯人の目星がついたが、 半分あたりで半分ハズレ。 長いけれど、一気に読める作品。 アメリカでは次々とヒットを飛ばしているとのこと。 本作品を含めて計4作。 次の作品も期待しているし、絶対購入すると思う。
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サプライズ満載
母と娘による異色の作家P.J. トレイシーによる衝撃のデビュー作です。 数々の賞を獲得したって事やったので、かなり期待しながら読みましたよ。 たしかに数々の賞を獲得したのは伊達ではないって思えるぐらい新人離れした筆力です。 現在と過去の全く無関係に思える2つの事件・・・。 ウィスコンシンの保安官が扱う事件とミネアポリスの刑事が扱う事件が交差した時に衝撃の展開が待ち受けてます。 登場人物が凄く魅力的で作者の人物造形の巧さがひかります。 遠く離れたところで起こる殺人事件を捜査する人々、そして事件の渦中にある【モンキーレンチ】の人々など登場人物が多いのですが、一人一人のキャラを丁重に描いてるから、読んでいて頭の中に登場人物が描き出せるんですよね。 600ページ近くあるんですが全然苦にならずに読めます。 色んな要素を盛り込みすぎたってところもあるけど、これは作者が脇役などの人物を細かく描きこみすぎたって事なんですよ。 そのおかげで最後まで犯人探しは難航しました。 途中である程度犯人の目星をつけてたけど、まさかここまで裏をかかれるとは(笑)。 マゴッツィ刑事とグレースの関係も凄く気になるので早く続編が読みたいです。 個性的な【モンキーレンチ】の面々も引き続き登場するらしいので楽しみです。
関連する文学賞
- アンソニー賞 第19回(2004年) ・新人賞