作品情報
びっくり箱のようなイメージが、抒情と滑稽のあいだで軽やかに動き出す。
『びるま』は、日和聡子が私家版として刊行し、第7回中原中也賞を受賞した詩集である。受賞後の2002年5月に青土社から単行本として刊行され、非日常的な像を次々に展開する詩と、その底にある豊かな生活感が作品の個性を形づくっている。
書籍情報
- 出版社
- 青土社
- 発売日
- 2002-04-01
- ページ数
- 121ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784791720927
- ISBN-10
- 479172092X
- 価格
- 1479 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: びるま : 日和 聡子: 本
レビュー
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はまる
一見わけわからないけどはまりだしたら止まらない。詩が面白くなるかも知れない。読む人によっては評価が分かれるかも。
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私をなにかと間違えているのだ
田舎の割烹料理屋にいわひさんと入った「私」は酔ったいわひさんに乳を触られる。「私」はその手をのけるでもなく、触れられたまま、 「かわいそうなひと/私をなにかと/間違えているのだ」(「割盃」) と思うのだ。このひとことで、乳を触れられたということが別のなにものかになってしまう。 「私」はなにかの「間違」いなのである。 なんだかわからないが、なにかの間違いとして出てきてしまったもの。なにかの間違いを読む、つまり詩である。
関連する文学賞
- 中原中也賞 第7回(2002年) ・受賞