珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
京都の珈琲店タレーランを舞台に、女性バリスタの切間美星が日常の謎を鮮やかに解き明かしていく、喫茶店ミステリーの連作長編。
作品情報
女性バリスタの趣味は、謎解き。
第10回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作。京都の珈琲店タレーランを舞台に、青年とバリスタの出会いから始まる日常の謎を描く人気シリーズ第1作。
レビュー要約
-
会話の軽快さとバリスタ美星の魅力が支持され、日常系ミステリとして安定した人気がある。
書籍情報
- 出版社
- 宝島社
- 発売日
- 2012-08-04
- ページ数
- 365ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.8 x 1.5 x 15.2 cm
- ISBN-13
- 9784800200723
- ISBN-10
- 4800200725
- 価格
- 713 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
女性バリスタの趣味は――謎解き! 理想の珈琲を追い求める青年が、京都の一角にある珈琲店「タレーラン」で、のっぴきならない状況に巻き込まれて……。魅惑的な女性バリスタが解き明かす日常の謎の数々です。第10回『このミステリーがすごい! 』大賞最終候補作に、徹底的に手を入れて生まれ変わった、編集部推薦の「隠し玉」。
岡崎 琢磨 (おかざき たくま) プロフィール 1986年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。第10回『このミステリーがすごい! 』大賞隠し玉として、デビュー。現在は寺院勤務。
レビュー
-
謎解きは豆を挽くことと共に
珈琲店タレーランを訪れた青年は、探し求めていた理想の珈琲に出会い衝撃を受ける。 豆を挽くは女性バリスタ・美星。彼女は得意とする推理で、伝聞の情報を元に事件の答えを出していく。 珈琲店を訪れるお客と共に今日も事件が舞い込む。
-
今後に期待してます!
サクッと楽しく読めました。それぞれのキャラクターがもう少し際立ってくると更に面白くなりそうです。コーヒーを挽く意味合いみたいのも何かあると更に深みが出てきそうです。
-
粘り強く読むと事件に出会えます
正直、推理小説を想像していましたが、簡単な謎解きがメインでした。 陳腐な言い方をすれば、推理小説の探偵の観察眼、頭の回転などを読者にしらせるため、物語の冒頭で数行で済ます話を、メインとしています。 次にロケーションの感じや人物像を会話を通して読者に浸透させるような感じで話は進んでいきます。 平穏無事な日常を綴った日記を読まされている感じがします。 そのため、私は読むスピードが落ち、数日開けて読むのを再開するほどでした。 しかし、状況が一転します。はい、事件が本物語中で起こります。そこからは今までのホノボノ、だらだらした感じから一気に緊迫していきます。そこからは一気読みしてしまいました。 で振り返ってみると、うまく著者さんに騙されたなと思いました。 京都のほのぼのとした日常生活に、突然起きた事件(過去の出来事の再来)、これを際立たせるための布石が本書のメインだったんでしょう。 続きを読ませてもらっています。
-
これからキャラや世界観がかたまってくるのかな?
美星さんやアオヤマくんのキャラがまだ定まってないような。。 それから、謎解きとコーヒーはあまり関係ないんですね。 ただ、短編がたくさん入っていて、サクサク読めました。 この先に期待です。
-
謎解き
謎解き面白い
-
もっと評価されるべき
途中で挫折しそうになりましたが、最後まで読んで良かったです。主人公の正体にびっくりしました。ケイゾク、SPEC、TRICKに似ているような気がしました。珈琲が映すのは、人のブラックのような黒い心の闇か、はたまたミルクのような心の光か。
-
親子で
小学6年生の娘と廻し読み。 人が死な無い推理小説なので、親子で読めます。
-
珈琲が飲みたくなる。
"目を細めて挽きたての豆の香りを嗅ぐ。うっとりしたその表情にドキドキしていると、彼女は僕にふわりと微笑んだ。『その謎、たいへんよく挽けました』"2012年発刊の本書は第10回"このミス"隠し玉(編集部推薦)にして、第1回京都本大賞受賞の珈琲店を舞台にした日常謎ミステリ人気作。 個人的には人気シリーズとして気になっていた事から、今回ようやく手にとりました。 そんな本書は京都に住む珈琲好きの主人公の"アオヤマ"が恋人と喧嘩別れした後、迷い込むように訪れた珈琲店タラーレン。そこで出会った理想の珈琲、魅力的な女性バリスタの切間美星(きりまみほし)と共に、店に持ち込まれる謎を軽妙に解き明かしていくわけですが。 まず、各章ごとに連続ドラマの様に繰り広げられる【主人公と美星の珈琲うんちく話】が良いですね。私自身はそんなに珈琲に詳しいわけではないですが、読んでいくうちに【喫茶店に珈琲でもいこうかな】と自然に思わされる魅力があります。 また本書はミステリといってもバダバタと【殺人事件が起きることはなく】傘を間違って持って帰られたり、彼氏のうわき調査をしたりといった『日常の謎』を解き明かしていくわけで。京都の風景を頭に浮かべながら気楽に楽しめるのも良かったです。シリーズ化されているみたいですが。一冊目の本書もきれいにまとまった終わり方をしているのも好印象。 珈琲好きな方、日常ミステリ、京都好きな方にもオススメ。