日本の文学賞

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しゅるしゅるぱん (福音館創作童話シリーズ)

児童文学ファンタジー大賞

しゅるしゅるぱん (福音館創作童話シリーズ)

扇柳智賀

岩手の山ふもとの町へ引っ越した少年が、謎めいた男の子と出会い、家族の過去と土地の記憶に触れていく児童文学です。山神の気配を通して、喪失と再生がやわらかく描かれます。

児童文学山神家族

作品情報

しゅるしゅるぱんは、日常の手触りの中に異界の気配が差し込む物語です。

東京を離れた解人の前に現れた不思議な少年は、なぜ彼にだけ姿を見せるのか。家族の現在と過去を行き来しながら、土地に根づく物語が少しずつほどけていきます。

レビュー要約

  • 短い形式の中で不穏な余韻を立ち上げる点が評価されている。説明を抑えた語りが、読後に想像を広げさせる。

書籍情報

出版社
福音館書店
発売日
2015-11-15
ページ数
232ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784834082074
ISBN-10
4834082075
価格
2642 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

突然東京を離れ、父親の田舎、岩手の朱瑠町に引っ越すことになった解人。古くから山神様が祀られている山のふもとで、慣れない新生活を始めた解人だったが、身のまわりで次々と奇妙なことが起こる。いぶかり、苛立つ解人の前に謎めいた男の子が現れた。「しゅるしゅるぱん」と名乗る彼は、いったいだれなのか。なぜ解人にだけ姿をみせるのか。解人の家族の現在と過去を行き交いながら、その謎が少しずつ解き明かされていく。

著者 おおぎやなぎちか 秋田県に生まれる。秋田大学教育学部卒業。日本児童文学者協会会員、「季節風」同人。 2004年から童話を書き始め、学研読み特賞、岩崎書店福島正実SF記念童話賞、毎日新聞小さな童話賞等に入選 。2008年に北日本新聞北日本文学賞選奨受賞。共著に『こわい! 闇玉』(講談社)、『頭がよくなる10の力を伸ばすお話』(PHP研究所)など。また、俳句歴も長い。日野市在住。 画家 古山 拓(ふるやま たく) 岩手県に生まれる。東北学院大学文学部史学科卒業。洋画家、故・杉浦朝雄氏に師事。アニメーター、広告制作会社勤務を経て、イラストレーターとして独立。 代表作に『ツキを呼ぶ魔法の言葉・魔法使いのプレゼント』(マキノ出版)、『子規と歩いた宮城』(丸善仙台出版センター)など。旅をモチーフにした水彩風景画個展を各地で開催している。仙台市在住。

レビュー

  • おおぎやなぎさん、ありがとう♡

    この本と出会い、忽ちその世界に魅き込まれました。子どもだけの読み物ではありません。大人が楽しめます。早く読み終えてしまうのが勿体ない気持ちに久しぶりでなりました。

  • とても良くできています

    現在、過去、時代にそった不思議なストーリーが読む者をワクワクさせてくれる

  • 子どもだけではもったいない!

    やはり、児童文学は表紙から物語が始まっているということが、とても大切だと改めて感じました。 表紙はこどもとしては少し、大人っぽい気もしますが、本の質を高めているように感じます。 この蔵にはひみつを解くカギがあります。 さて、しゅるしゅるぱんというのはおまじないです。 でも、自分のことをしゅるしゅるぱんという男の子がいる。でも不思議なことにカイトにしか見えない。 もしかしたら、お化け?でも、この土地に引っ越してきたばかりのかいとにはこのしゅるしゅるぱんがとても気になる。 そして、そのしゅるしゅるぱんの正体は実は……。 カイトの家族に関係することだった。 オトナにもおすすめの本です。

  • 大人も読める

    大人も読めるお話かと。 「しゅるしゅるぱん」と名乗る謎の少年はいったい…? 過去と現在と…。

  • なぜ自分はここにいるのか

    しゅるしゅるぱんは何なのかを追いかけてゆくと、なぜ自分がここにいるのかを考えることになります。自分がいるには、父母がいて、祖父母がいる、そしてそのまた先祖がいるのです。そして、現実とあったはずのものとの間には大きな違いがあるのでしょうか。深い物語。和風のファンタジーです。

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