作品情報
図書室の静けさの中で、恋と友情の距離が少しずつ変わる。
山本渚の受賞作。刊行後にシリーズ化され、角川文庫版でも再刊された。四国の高校を思わせる舞台で、図書委員たちの淡い関係を描く。
レビュー要約
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等身大の高校生の気持ちと、図書委員会という舞台の親しみやすさが支持されている。続刊まで含めて人物のその後を追いたくなる作品として読まれている。
書籍情報
- 出版社
- メディアファクトリー
- 発売日
- 2008-08-21
- ページ数
- 184ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784840124133
- ISBN-10
- 4840124132
- 価格
- 33 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
まじめな進学校の、まじめな図書委員会にだって青春はある―― まっすぐには進めなかった、もどかしい、あのころの日々。 高校生たちの悩み多き青春を、瑞々しく描き出す。 気の合う男友達の大地と大好きな後輩がつきあいだした。彼女なんてつくらないって言ってたのに――。図書委員会でふたりに接するうち、大地への微妙な想いに気づいてしまったかずら。だけどこれは恋ではないと、自分の気持ちにふたをする。一方、同じく委員の藤枝は、そんなかずらへの一途な想いをおさえきれず、苦悩していた。同時に、大地への気持ちに気づかないふりをするかずらの態度に苛立ちがおさえきれず……。図書委員会を舞台に、悩み、揺れ動く高校生たち。まっすぐには進めなかった、もどかしい、あのころの日々。大好きだから、友達だから、生まれてしまうたくさんの葛藤や悩み、割り切れない想い……決して綺麗ではない感情を抱えながら、それでも前に進もうとする高校生たちを、図書委員会という場を通じて描いた作品。誰にでも覚えのある感覚がストレートに押し寄せてくる、そんなまっすぐさを、些細な感情の揺れを描きながら見事に生み出しています。受賞作にくわえ、短編番外編「あおぞら」を収録。
第3回ダ・ヴィンチ文学賞、編集長特別賞受賞。徳島県出身、岡山県在住。
レビュー
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甘酸っぱい。非常によく出来た青春小説。
なんかすごく死にたくなった。こんな青春したかったと思える一冊。 多くは語らない。ただ、異なる登場人物の視点から伝わる心情描写は本当に良かった。 藤枝かっこいいよ藤枝。俺もお前みたいな人間になりたかったよ。
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小説自体は良かったですが・・・MF文庫ダ・ヴィンチってどうなの?
青春時代、恋や進路などが生活すべてを支配する大事件になっていたころ。 透明感があると言うとそうでもないが、ドロドロしているなんて事もない。 登場人物が多く語る彼ら自身の内面は、まるで自分が当時抱えていた葛藤を見ているようで、随分と懐かしい気持ちになった。 他のレビューにもあるように心理描写は深くない。敢えてこの小説を読みたい!とまでは思わない。 でも、爽やかで気持ちの良い雰囲気の小説だっただけに、今後著者さんがどんな小説を書いてゆくのかとても楽しみ。 ただ、折角そんな新人(なのか?)さんが小説書いたんだから、出版社もそれを読者に示すようにしっかりした解説を載せた方が良いのではないか? 別に女優は好きだけれど、誰もが思えることを解説に載せられても困る。 若い芽を育てようとしているのか、摘もうとしているのか。よくわからない。ダ・ヴィンチにはがっかりした。
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まっすぐで爽やかなライトノベルでしょう
『吉野北高校図書委員会』です。 文章やキャラはラノベ系ネット小説っぽいです。文章力の不足は一人称の方言で補っています。 少女漫画的な作品です。確かに胸キュンといえるかもしれません。 登場人物が冒頭から多数出てくるのですが、巻頭にあるイラストのおかげでなんとか区別できます。逆に言えばイラストが無ければ苦しかったです。 図書委員会、である割にはあまり本や文学に関するネタは出てこなかったです。図書委員会である必要性はあまり無く、理科部でも良かったような。 その代わり具体名こそ出てきませんが、ライトノベルが随所に出てきていました。 心理描写などは、さほど深みはないけど、シンプルで分かりやすくはあります。 ただ全体として、どのキャラにもプチ自己嫌悪っぽい悩みこそあるけど、強烈な葛藤というのが無く、読者的にこれからどうなるだろう、と気になってしまう牽引力には欠けます。恐らく最も大きかった問題にしても勢いで○○してしまい、協議の結果なんか元通りということになりますし。 時系列が頻繁に前後するのと、現在の状況があって、そこに至るまでを説明した回想シーンがある、という構成が多いので、結果が先に分かっちゃっているので読者的に緊張感が欠ける面もありました。 なんか、欠点ばかりちまちま挙げてしまいましたが、非常に読み易く、というかあっという間に読み終わってしまいました。 普通の高校生の普通の青春、という意味では、こんなものでしょうから、リアルといえば確かにリアルなのでしょう。 解説は女優の堀北真希です。
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堀北真希の解説も、本編同様にさわやか!
読後感がとてもさわやかな青春小説の傑作。 徳島弁のセリフがおかしくて、ちょっぴり切ない。 解説は、女優の堀北真希。 真っ直ぐな言葉で、作品への愛情にあふれた素晴らしい解説です。 こちらもお見逃しなく!
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じんわり、ゆったり
難しい単語や語彙は全くなく、精神的にリラックスしたまま読める、ほんわり、ゆら〜りとした、優しい印象の作品でした。 最初はかずらちゃんの目線、次に藤枝君、そして最後はあゆみちゃんで締めくくられ、難しい単語がなく、徳島県を舞台にした「訛り」の効果なのか、高校生の大人と子供の境目で紆余曲折しつつ、心に渦巻く感情をなんて言うのか分からないもどかしさの心理がリアルに感じられたのように思います。 読み応えとしては、あまり、どーんっとあるわけではありません。 その奥深くを読み解くというよりは、この登場人物や図書室の雰囲気を味わうような、いい意味で軽くて易しい本です。 高校生をもう一回、やり直したい。しかも、この吉野北高校図書委員会所属で(笑)
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軽い話で読みやすい
高校生の日常を覗ける作品。友達関係がぎくしゃくするしそうだが、最後までほんわかしているところもいい。
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切ない、もどかしい、恥ずかしい、うれしい、懐かしい・・・感じでしょうか。
本屋でたまたま手にとって、へええ、後輩になる人が書いたのか!が購入のきっかけでした。 徳島のある高校の図書部員達の、それぞれの好きな気持ちが、入り混じるけど、すごく純粋で ぎこちないけど一生懸命で、優しいお話です。 阿波弁のせいか、自転車で走っている場面とか、懐かしい気持ちでほわっとします。 吉野川の景色って本当にきれいんよ! ほんで、この本ええけん、読んでみてなー
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