日本の文学賞

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ウォーターリリー

前川佐美雄賞

ウォーターリリー

川野里子

川野里子の歌集。睡蓮のイメージを軸に、家族の記憶、戦争の傷、環境への不安、日常の手触りを重ね、不安定な世界に届く多様な声を聞き取ろうとする。

睡蓮記憶戦争社会日常

作品情報

睡蓮を火と水、生と死をつなぐ像として据え、個の暮らしと社会の出来事を往還する歌集。

『ウォーターリリー』は川野里子の歌集で、短歌研究社から2023年8月に刊行された。2024年に第22回前川佐美雄賞を受賞した。

書籍情報

ページ数
196ページ
ISBN-13
9784862727428
ISBN-10
4862727425
価格
3000 JPY

Amazon.co.jp: ウォーターリリー : 本

レビュー

  • 批評精神と抒情性の両立

    現代社会への鋭い批評精神と短歌ならではの抒情が両立したハイレベルな歌集。 どの歌も入りの日常次元から終わりへの詩的な飛躍が素晴らしく、ある種の畏怖さえ抱かせる。 どの章も素晴らしいが、広島の平和記念資料館で詠まれた一連の歌は圧巻。

  • 自分の自分による自分のための歌集

    自分の自分による自分のための歌集 さすがは「歌人は自己愛の権化」と宣う馬場あき子先生の門下生の歌集です。 旧仮名ノスタルジーと子供にも解る落差言葉の選択、大げさな演出、 頭の中で描いただけの机上の社会批判詠、何様気取りの上から目線の歌が満載です。 自分自身が大好きな自分による自分のための短歌、自分のための歌集 「そこに愛はあるんか?」と例の女将さんに問いかけて貰いたいくらいです。 本当に対象に寄り添い、耳を澄ませて心を傾けた作った歌でしょうか? ささやかでも慈愛や思いやりが感じられるでしょうか? 短歌は、言葉と心、また歌う対象に真摯に正直に向き合わなければ、ただの傲慢な言葉遊びです。 作者はいったい何様なのか、ほんとうに歌を詠む資格があるのか、 短歌はこんなもので良いのか、歌人の姿勢を問いただすきっかけになると思います。 短歌というピラミッドがあるのなら、この歌集を底辺だと思いたい。 もう自分に纏わり付いた自分にしか解らない歌はこりごりです。 現代短歌病がどういうものなのか、この歌集から読み解いて欲しいと思います。

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