Astounding Award for Best New Writer
テメレア戦記 1 気高き王家の翼 上
ナポレオン戦争期の世界に知性あるドラゴン部隊を組み込んだ歴史改変ファンタジー。英国海軍士官ローレンスとドラゴンのテメレアの絆が、戦争の行方と個人の価値観を変えていく。
作品情報
ナポレオン戦争期の世界に知性あるドラゴン部隊を組み込んだ歴史改変ファンタジー。
ナポレオン戦争期の世界に知性あるドラゴン部隊を組み込んだ歴史改変ファンタジー。英国海軍士官ローレンスとドラゴンのテメレアの絆が、戦争の行方と個人の価値観を変えていく。 受賞作としての初出や収録状況を確認し、単独書籍または収録書籍が確認できる場合のみ書誌識別子を採用した。
レビュー要約
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題材の輪郭と語り口の個性が受け止められている。物語の余韻や人物の置かれた状況に注目する読者が多い一方、展開の癖を好みが分かれる点として見る声もある。
書籍情報
- 出版社
- 静山社
- 発売日
- 2021-12-09
- ページ数
- 272ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.6 x 1.1 x 14.8 cm
- ISBN-13
- 9784863896406
- ISBN-10
- 4863896409
- 価格
- 858 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/SF・ホラー・ファンタジー
十九世紀初頭のヨーロッパ。強大な権力を握ったナポレオンは、英国に侵攻する機会をうかがっていた。英国艦隊の若き艦長ウィル・ローレンスは、フランス艦との戦いのなかで、孵化間近のドラゴンの卵を見つける。海上で孵った竜の子テメレアは、ローレンスをみずからの担い手として選びとる。この時代、ドラゴンは国家にとって、かけがえのない戦力だった。高い知性を持つテメレアと、海軍から航空隊へ移ったローレンスは、イギリス海峡のドラゴン戦隊に加わるための厳しい訓練をはじめる。ドラゴンと人間が絆を結ぶ物語に、史実や実在人物を織り込んだ、異色のファンタジー・シリーズ。
【著者】ナオミ・ノヴィク 1973年ニューヨーク生まれ。ポーランド移民の二世として、ポーランド民話に親しんで育つ。ブラウン大学で英文学を学んだ後、コロンビア大学でコンピューター・サイエンスを学び、『ネヴァーウィンター・ナイツ』などのRPGゲームの開発に携わる。2006年『テメレア戦記1 気高き王家の翼』で作家デビュー。もっとも優秀なSFファンタジーの新人作家に贈られるジョン・W・キャンベル新人賞(現アスタウンディング新人賞)や、コンプトン・クルック新人賞を受賞。また、ヒューゴー賞にもノミネートされ、『テメレア戦記』はその後ベストセラー・シリーズとなった。『ドラゴンの塔』では、投票によってその年最高のSFファンタジー小説に贈られるネビュラ賞を受賞、同時にヒューゴー賞にもノミネートされた。他に『銀をつむぐ者』など。現在、夫とともにニューヨーク市に暮らす。 【訳者】那波かおり 上智大学文学部卒業、文芸翻訳家。主な訳書にノヴィク著『テメレア戦記』シリーズ(ヴィレッジブックス)、『ドラゴンの塔』『銀をつむぐ者』(ともに静山社)、エリザベス・ギルバート著『食べて、祈って、恋をして』(RHブックス・プラス)、エヴァ・スローニム『13歳のホロコースト――少女が見たアウシュヴィッツ』(亜紀書房)など。
レビュー
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癒された
あらすじを読んだだけでは、テメレアがどんな竜なのかわからなかったので購入を迷ったのですが、オスの、賢くて魅力的な少年みたいな竜でした。そしてタイトルと表紙からは想像できなかったですが、テメレアと青年ローレンスがいっしょに眠ったり読書をしたりする日常の場面が頻繫にあって、思いがけず癒されました。
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すごく楽しみにしていました
ずっと、読みたかった本です。 翻訳してくださって感謝します。 テメレアと、ローレンスとの物語 生き生きと描写され、日常を忘れて読むのに没頭しました。
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ファンタジーと歴史の奇跡の出会い
作者であるナオミ・ノヴィク氏の他の作品が面白く、シリーズものの「テメレア戦記」も読んでみようかと手に取ったところ、その面白さに気がつけば一瞬で読み終わっていた。 ナポレオンのことなど馬に乗った肖像画しか知らなかったのだけれど、主人公のローレンスの目線で語られるフランス対英国の戦争はハラハラさせられ、一体どのようにフランスという強大な敵に挑むのか、ぐっと引き込まれていた。 海軍にもヨーロッパにも疎い読者にもわかりやすく、船の仕組みや歴史的背景が説明されており、その合間合間に巧みにドラゴンたちが人と共に生きる世界が鮮やかに描かれている。挟まれる中国や日本のドラゴン事情には思わずニヤリとさせられた。 ローレンスもテメレアも、どちらもとても魅力的な登場人物たちで、竜と人と種族を超えて固い信頼関係が結ばれている。 互いに相手を心から思いやる様が読んでいてとても安心できて、この一人と一頭が早く平和な世界でのんびり暮らして欲しいと願わずにはいられない。 これから一体どうなってしまうのか、心から楽しみな作品だ。