作品情報
不穏な気配が、じわじわと物語を締めつける。
第2回松本清張賞で注目された作品。さざんか を手がかりに、不穏な気配と緊張が積み重なるサスペンス。
書籍情報
- 出版社
- ブイツーソリューション
- 発売日
- 2023-10-06
- ページ数
- 148ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 1.6 x 14.8 x 21 cm
- ISBN-13
- 9784867412053
- ISBN-10
- 4867412058
- 価格
- 1320 JPY
江戸の時代も末の頃、越後の国の片田舎に医者の修行中の長生という男が暮らしていた。男には節という許嫁があったが病弱で、不幸にも祝言の直前に亡くしてしまう。そのとき節は「丈夫な身体でこの世に生まれ変わってくるから、探し出して欲しい」と言い遺し、長生は「必ず」と応えて心にも強く誓った。 その後、長生は誠実に生きて仕事と家族を得、人並みの幸せな生活を送っていた。しかしながら二十年ののち、突然の不幸が重なり男は家族も仕事も全てを失ってしまう。天涯孤独となった男は節との約束を思い出し、許嫁探しの旅に出る。 表題作「さざんか」他を収録した珠玉の短編集。
関連する文学賞
- 松本清張賞 第2回(1995年) ・佳作