日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
松江の俳人大谷繞石: 子規・漱石・ハ-ン・犀星をめぐって

俳人協会評論賞

松江の俳人大谷繞石: 子規・漱石・ハ-ン・犀星をめぐって

日野雅之

松江生まれの俳人・大谷繞石を、子規、漱石、ハーン、犀星との関係から描く評伝的評論。俳句と英文学をまたぐ交友関係を通じて、地方俳人の広がりを示す。

俳句評論松江評伝

作品情報

松江の俳人・大谷繞石は、日野雅之の受賞歴と結びつく俳句評論として読まれている。

松江生まれの俳人・大谷繞石を、子規、漱石、ハーン、犀星との関係から描く評伝的評論。俳句と英文学をまたぐ交友関係を通じて、地方俳人の広がりを示す。

レビュー要約

  • 題材の個性と文体の手触りを評価する声があり、ジャンル性や詩的な密度をじっくり味わう作品として受け止められている。

書籍情報

出版社
今井出版
発売日
2009-09-01
ページ数
284ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784901951418
ISBN-10
4901951416
価格
1485 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/古典/日本の古典/古代・中世文学/日記・随筆

内容 第24回俳人協会評論賞受賞 はじめに 序章 第一章 大谷繞石の生涯 一(生い立ちから東京時代まで) 第一節 大谷家系図および繞石の生い立ち 第二節 ハーン・虚子、碧梧桐との邂逅—ハーンへの義理堅さ— 第三節 虚子、碧梧桐との別れ・講道館四天王、西郷四郎の講演—出雲弁の救い— 第四節 正岡子規との邂逅—唯一の楽しみ— 第五節 高田蝶衣との邂逅—教師としての手厚さ— 第六節 夏目漱石との邂逅—繞石の人情味— 第二章 大谷繞石の生涯 二(英国留学から晩年まで) 第一節 英国留学—ネリーとの出会い— 第二節 室生犀星との邂逅—大詩人の若き日々— 第三節 広島時代、晩年の繞石—小泉八雲全集翻訳の日々— 第三章 大谷繞石の俳句観 第一節 繞石と「懸葵」—伝統を守る— 第二節 俳句における繞石とラフカディオ・ハーン—西洋人からの示唆— 第三節 ラフカディオ・ハーンと俳句—アイルランドとアニミズム— 第四節 繞石の俳句観の変遷 大谷繞石略年譜 参考文献 おわりに

レビュー

  • 小泉八雲にもっとも信頼された学生の評伝

    松江で小泉八雲に学び、仙台の旧制二高を経て東京帝国大学文科大学英文科で再び八雲に学び、高弟として八雲の史料収集の手伝いをして学費を援助してもらった大谷正信、雅号繞石のすぐれた評伝だ。今では生地松江市でも忘れられた人物となっているようだが、小泉八雲を語る上では欠くことのできない人物で、NHK朝ドラ「ばけばけ」でも、登場してもらいたいくらいだ。松江市の今井書店から出版されて、現在入手不可能のはず。「ばけばけ」を記念して、ぜひ再刊、できれば増補版を出版してほしい。大手出版社の英断を期待する。

関連する文学賞