作品情報
斐伊川と出雲の神話を背景に、父と娘の記憶、土地の歴史、反暴力の意志を重ねる詩集。
書肆子午線から2024年に刊行された冨岡悦子の第四詩集。第58回日本詩人クラブ賞を受賞した。
書籍情報
- 出版社
- 書肆子午線
- 発売日
- 2024-10-01
- ページ数
- 80ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 1 x 12.8 x 18.8 cm
- ISBN-13
- 9784908568442
- ISBN-10
- 4908568448
- 価格
- 2640 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
八雲たつ地は きょうは雨降り。出雲空港に降り立ったひとつの意志が時を重ねたみずからの生の消息を川の蛇行に沿ってさまよう父に告げる。 小熊秀雄賞・小野十三郎賞受賞の『反暴力考』から4年、冨岡悦子新詩集。 「父とふたり 川を見つめていた/水は滔々と流れ 岸をあらった/川を渡る判断は 父の右手にあり/左手は 私の手を握っていた/はねあがる 褐色の冬の鹿が/脳裏で ひときわ高く跳んだ/後裔を絶った人の 声がよみがえってくる/さざれ石を 荘厳な声で うたうな」(「父の右の手」より)
1959年東京都生まれ 著書 『植物詩の世界 日本のこころ ドイツのこころ』(2004年 神奈川新聞社) 『パウル・ツェランと石原吉郎』(2014年 みすず書房 第15回日本詩人クラブ詩界賞受賞) 詩集 『椿葬』(2007年 七月堂) 『ベルリン詩篇』(2016年 思潮社) 『反暴力考』(2020年 響文社 第54回小熊秀雄賞・第23回小野十三郎賞受賞)
関連する文学賞
- 日本詩人クラブ賞 第58回(2025年) ・受賞