作品情報
国家を支配するまでに至った、謎の宗教の全貌を追う。
第10回創元SF短編賞の日下三蔵賞受賞作。架空の史料や証言を通して、サハリン社会主義共和国の近現代史と、その背後で国家を動かした宗教の姿をたどる。受賞後には短編集『あたらしいサハリンの静止点』に改稿版が収録された。
書籍情報
- 出版社
- ウィアード・アンド・イーリイ
- 発売日
- 2020-08-23
- ページ数
- 311ページ
- 言語
- 日本語
- カテゴリ
- Kindleストア/Kindle本/文学・評論/SF・ホラー・ファンタジー
創元SF短編賞と京都に縁のある作家三名によるアンソロジー。 第十回創元SF短編賞における宮内悠介賞受賞作である千葉集「回転する動物の静止点」 日下三蔵賞の谷林守「『サハリン社会主義共和国近代宗教史料』(二〇九九)抜粋、およびその他雑記」 第九回の大森望賞受賞者・織戸久貴の第十回での最終候補作「あたらしい海」 以上の三作に加えて新作を各人一篇ずつ収録。 ===== ※本書籍は2019年に発売された同人誌の電子版です。 収録作品は以下のとおりです。 織戸 久貴 「あたらしい海」(第10回創元SF短編賞最終選考候補作) 「グラス・ファサード」(書き下ろし) 谷林 守 「『サハリン社会主義共和国近代宗教史料』(二〇九九)抜粋、およびその他雑記」(第10回創元SF短編賞日下三蔵賞作品) 「八月の荼毘」(書き下ろし) 千葉 集 「回転する動物の静止点」(第10回創元SF短編賞宮内悠介賞作品)(大森望編『ベストSF2020』竹書房文庫: 2019年度SF短篇推薦作リスト) 「電話鳥〈i, Phone X〉」(書き下ろし) カバーイラスト: 今井哲也 ===== 【推薦コメント】 大森望氏 「繊細なタッチで描き出す、あたらしい関係。初めての、香る、百合SF。」(「あたらしい海」について) 日下三蔵氏 「もっともらしい架空の文献を並べて「サハリン社会主義共和国」が建国された「もうひとつの歴史」を語っていく奇想小説。法螺の吹き方が堂に入っていて、ページを繰る手が止められない。謎のラスティ教とその指導者〈先生〉の正体には、開いた口が塞がらないだろう」(「『サハリン社会主義共和国近代宗教史料』(二〇九九)抜粋、およびその他雑記」について) 宮内悠介氏 「語られるのは「動物回し」なる謎のゲームに興じる子供たち。めちゃくちゃなようでいて、光る表現、光る文章がそこかしこに! そして独特のユーモアとドライブ感。ぜひ読んでみていただきたい一編です。」(「回転する動物の静止点」について) =====
関連する文学賞
- 創元SF短編賞 第10回(2019年) ・日下三蔵賞・宮内悠介賞