勇者の弟子を派遣します。 (ダッシュエックス文庫)
お茶ねこ, 猫月ユキ
魔神を倒して勇者になったニートリオンが、弟子志願の少女イリスや侍女シエナとのやりとりを通じて、派遣する形で弟子を育てていく勇者コメディ。
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お茶ねこ, 猫月ユキ
魔神を倒して勇者になったニートリオンが、弟子志願の少女イリスや侍女シエナとのやりとりを通じて、派遣する形で弟子を育てていく勇者コメディ。
柴野 日向
高校生の梓が図書館で出会った旭は、雨を操り動物と話すことができる不思議な力を持つ少年だった。いつも雨に孤独を隠す彼と静かに寄り添う図書館での時間は、梓の心を温めていく。しかし梓は「彼は殺人犯の息子だ」という噂を耳にする。周囲の冷たい視線と旭が抱える暗い過去。旭は梓を守るために自ら距離を置こうとするが、ふたご座流星群の夜に二人は一つの約束をし――旭は姿を消した。雨が呼ぶ奇跡と星空に誓う恋の物語。
野沢 きみ
地球に宇宙人がやって来たのは、「私」が中学二年生のときだった。彼らはすでに言葉を捨てており、人間とコミュニケーションを取ることはできないが、声の無い彼らは人間、特に女性の声を聞くと「宝石」と呼ばれる綺麗な石を排出する。忌み嫌う故郷を捨て都会に出た「私」は、学費や生活費を奨学金で支援してもらう代わりに「宇宙人の店」で働き、宇宙人に音読して宝石を回収することを仕事にする。同僚のカナリアとの交流や、りょうちゃんとの出会いが日々を彩る中、捨ててきた故郷への思いは募るばかりだった。大嫌いな母、育ててくれたおばあちゃん、いじめを繰り返す同級生、近所ののろちゃん——。のろちゃんの死を知った「私」は久しぶりに故郷に帰り、都会もまた憧れの場所ではなかったと自覚する。そして「私」は、宇宙人の星への移住という提案に乗ることを決める。
倉田 和算, キャロル
原因不明の大量降砂によって砂に埋もれた近未来の日本。砂漠と化したトウキョウをさまよう少女・セグメの目の前に謎の建物が突然現れる。そこは「あぽかりぷちゅ」、さまよう人々を載せて砂漠を行く不思議な戦艦に開店したメイド喫茶だった。艦長兼メイド長のハゴロモや個性的なメイドたちに囲まれ、半強制的に見習いメイドにされたセグメは、厳しい研修でメイドの極意を叩き込まれていく。笑いありドンパチありちょっぴり涙あり、殺伐とした世界を「かわいい」で救うガールズファンタジー。
宮島 明道
小金井警察署盗犯係の新米刑事・馬場みどりは、ゲームセンターで起きた盗難事件を捜査するかたわら、連続車上荒らしの犯人として未成年の女性二人を逮捕した。一方、組織対策係の悪徳刑事・亀井忠之は、違法風俗店に対するガサ入れ情報を漏らして運営者を逃がす。性被害にあった女性たちの尊厳を守ろうとするみどりの成長劇と、腐敗に染まった亀井の転落劇が交錯し、クライマックスで劇的に交差する警察捜査小説。
才谷 景
体中に穴が開き、液体が溜まっていくひよりは、「穴の底を貫く」と言ういっくんと、「筒になりなさい」と言う母に囲まれて生きている。独特の重さと湿り気に満ちた世界に読者を引きずり込む、第60回文藝賞短篇部門優秀作。受賞後第一作「庭に接ぐ」を収録した単行本が2026年4月に刊行。
有賀 未来
香港で生まれ、移民の養父母のもと日本で育った女子高生の星瑤(シンユ)は、あたしは香港人なのか、中国人なのか、日本人なのかという問いを抱えながら生きる。母国とは何か、母語とは何か、家族とは何か、親友への気持ちは愛なのか。アイデンティティの揺らぎを全身全霊で駆け抜ける18歳の鮮烈なデビュー作。
服部 倫
売れないドラマーの椿恭志郎は、喫茶店でチンピラに絡まれていた難聴の中学生・晴斗がSOSサインを出しているのに気づき、助けの手を差し伸べる。しかしその行動がきっかけで、ヤクザ・半グレ・怪しい刑事たちに目をつけられることになる。個性豊かな仲間たちと共に大阪中を駆け回りながら、主人公は大阪府北部に実在する湿地周辺の開発利権をめぐる闇に迫っていく。大阪弁の軽妙な語り口と正統派ハードボイルドの融合が評価された第29回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞のデビュー作。