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裁判の非情と人情 (岩波新書)
岩波書店

裁判の非情と人情 (岩波新書)

原田 國男

刑事裁判に長く携わった元裁判官が、裁判員制度、冤罪、死刑、量刑などをめぐる現場の緊張を語る新書。制度の冷徹さと、人間を裁く場に避けがたく入り込む情とのあいだを、実務経験から考える。

姥捨て山繁盛記
日本経済新聞出版

姥捨て山繁盛記

太田 俊明

『姥捨て山繁盛記』は、認知症で早期退職した男が、ダム建設に揺れる山村で新しい理想郷を見いだそうとする小説である。高齢化、地方の閉塞、再出発を重ねて描く。

木足(もくそく)の猿
光文社

木足(もくそく)の猿

戸南 浩平

第20回日本ミステリー文学大賞新人賞、満場一致の受賞作! 明治九年、英国人の生首が晒されるという事件が起きた。居合の達人にして左足が義足の奥井は、友の復讐のため脱藩し、横浜にたどりつく。そこで、生首事件に仇が関わっていることを知り、犯人を追うことになるのだが! 男たちの生き様が熱く、せつない!

大脱走 (小学館文庫 あ 19-8)
小学館

大脱走 (小学館文庫 あ 19-8)

荒木 源

ブラック企業の営業現場で何とか踏みとどまる片桐いずみの前に、常識外れにマイペースな新人が現れる。理不尽な職場の空気を揺さぶる彼の存在を通じて、働くことから逃げること、逃げずに変えることの境目を描く。

終電の神様 (実業之日本社文庫)
実業之日本社

終電の神様 (実業之日本社文庫)

阿川大樹

夜の満員電車が事故で止まり、乗り合わせた人々の人生が思いがけず交差する。父の危篤に急ぐ会社員、納期に追われる技術者、危険にさらされる女性など、それぞれの切迫した時間が小さな謎と奇跡へつながっていく。

そういう生き物
集英社

そういう生き物

春見 朔子

高校時代の同級生だった二人が再会し、暮らしを共にしながら距離を縮めていく。ささやかな日常のずれを描く第40回すばる文学賞受賞作。

縫わんばならん
新潮社

縫わんばならん

古川 真人

長崎の島を舞台に、一族の来歴や記憶の断片を女性の語りで縫い合わせていく。方言の揺らぎと、過去を手繰り寄せる声の運動が重なり、土地の記憶が立ち上がる新潮新人賞受賞作。