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海を覗く
新潮社

海を覗く

伊良 刹那

美に取り憑かれた高校生の速水が、同級生の北条との関係の中で耽美と絶望を見つめる。

おしらこさま綺聞
幻戯書房

おしらこさま綺聞

新井高子

東北の方言を生かした独特の言葉で、土地の記憶や身体感覚を立ち上げる詩集。生き物と人間の境界がゆらぎ、深い音の気配が残る。

しをかくうま
文藝春秋

しをかくうま

九段 理江

人と馬の関係史をたどりながら、競馬実況を生業とする語り手が牝馬〈しをかくうま〉に近づこうとする小説。

蒼剣の歪み絶ち (電撃文庫)
KADOKAWA

蒼剣の歪み絶ち (電撃文庫)

那西 崇那, NOCO

《歪理物》とは、この世界の歪みを内包した超常の物体である。伽羅森迅が持つ蒼剣もその一つ。願いの代償に持ち主を破滅させる《魔剣》に「生きたい」と願った彼は、生きながら周囲をも呪う運命を背負わされた。《本》に運命を縛られた無機質な少女・アーカイブと共に、彼は《歪理物》が関わる凄絶な事件と戦いの日々へ身を投じる──彼の歪みに巻き込まれ、アーカイブの依り代とされてしまったあの少女を救うために。かつて希望を見せてくれたあの少女を。二人の呪われた運命の歯車は、一人の女子高生と《文字を食らう本》に出会い、急速に回り出す。その先に待つ未来は破滅か、それとも──。最後の1ページまで最高のカタルシスで贈る、第30回電撃小説大賞《金賞》受賞作。

廃屋の月
書肆子午線

廃屋の月

野木 京子

夢や日常の断片を拾い集めながら、気水域のようにあいまいな場所から言葉を立ち上げる詩集。喪失の手触りと、まだ残る光を静かに見つめる。