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金閣寺 (新潮文庫)
三島 由紀夫
『金閣寺』は、三島由紀夫が現実の金閣放火事件に材を取り、吃音と容貌への苦しみを抱える学僧・溝口の告白として構成した長編小説である。金閣を絶対的な美として見つめる青年が、なぜその美を焼かなければならなかったのかを、破滅へ向かう内面の論理として描く。
潮騒 (新潮文庫)
三島 由紀夫
『潮騒』は、三島由紀夫が伊勢湾の小島を舞台に、漁師の青年新治と海女の娘初江の初恋を描いた長編小説である。古代的な伝説の気配、太陽と海の明るさ、肉体の健やかさが重なり、三島文学のなかでも澄明な青春小説として読まれている。
記憶翻訳者 いつか光になる (創元SF文庫)
門田 充宏
記憶翻訳者インタープリタの珊瑚を主人公に、記憶データへ潜行する仕事と欠落した過去を描く連作短編集。第5回創元SF短編賞受賞の表題作を収録する。
世界から守ってくれる世界
塚本 はつ歌, 新井 陽次郎
不仲な両親のもとで傷つく薫子と、性的違和を抱えセーラー服で登校し始める中鉢。互いの戸惑いに共鳴した二人が、暗闇の中でありのままの自分を受け止めてくれる居場所を探す青春小説。
理花のおかしな実験室(1) お菓子づくりはナゾだらけ!? (角川つばさ文庫)
やまもと ふみ, nanao
理科が苦手になってしまった小学五年生の理花が、あこがれの同級生そらの菓子作りを手伝ううちに、料理と実験がつながる面白さを取り戻していく児童向け小説。受賞時タイトル「リケジョとオカシな実験室」は、『理花のおかしな実験室(1)お菓子づくりはナゾだらけ!?』として刊行された。
五色の殺人者
千田 理緒
なぜ犯人の服の目撃証言は、 「赤」「緑」「白」「黒」「青」と五通りなのか 食い違う目撃証言、見つからない凶器の謎。 不可能犯罪の真相は、切れ味鋭いロジックで鮮やかに明かされる! これぞ本格ミステリの面白さ! 第30回鮎川哲也賞受賞作 介護施設・あずき荘で働く、メイこと明治瑞希はある日、利用者の撲殺死体を発見する。犯人を目撃したのは、同じく利用者である五人の老人。しかし、犯人の服色は「赤」「青」「白」「黒」「緑」と、なんとバラバラの五通りだった! 同じ部屋から目撃したのに、なぜ証言が食い違うのか? ありえない証言に加え、見つからない凶器の謎もあり、捜査は難航する。そんな中、メイの同僚・ハルが片思いしている相手に犯人の容疑をかけられる。メイはハルに泣きつかれ、ミステリ好きの素人探偵として事件解決に乗り出すことになるが……。不可解な謎が、切れ味鋭いロジックで鮮やかに解き明かされる! 選考委員の絶賛を浴びた、第30回鮎川哲也賞受賞作(応募時の作品名『誤認五色』より改題)。