クラスメイト・ゲーム 殺人者の教室
勅使河原 あねも, やまかわ
見知らぬ高校生たちが謎のゲームに参加させられ、配役と生存条件に縛られて疑心暗鬼へ追い込まれるデスゲーム小説。主人公の特異な役割が物語の緊張を生む。
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勅使河原 あねも, やまかわ
見知らぬ高校生たちが謎のゲームに参加させられ、配役と生存条件に縛られて疑心暗鬼へ追い込まれるデスゲーム小説。主人公の特異な役割が物語の緊張を生む。
深月 久遠
看護と恩返しを題材にした成人向け文庫。世話をする側とされる側の距離が変化していく関係性を、フランス書院文庫らしい濃密な物語としてまとめている。
湊 ナオ
『東京普請日和』は、東京五輪を控え再開発が進む都市を背景に、建築設計に関わる若者が仕事と創作、兄との関係を通じて自分の立ち位置を見直す小説。変わり続ける東京の風景を、会話のリズムと都市感覚で描く。
夏山 かほる
『新・紫式部日記』は、紫式部の生涯と『源氏物語』の成立を大胆に組み替えた歴史小説。宮廷政治、文学、女性の生き方を絡め、物語を書くことが権力とどう向き合うのかを描く。
一条 岬
一日ごとに記憶を失う君と、二度と戻れない恋をした――。 僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは――。 クラスメイトに流されるまま、彼女に仕掛けた嘘の告白。しかし彼女は“お互い、本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れるという。 そうして始まった偽りの恋。やがてそれが偽りとは言えなくなったころ――僕は知る。 「病気なんだ私。前向性健忘って言って、夜眠ると忘れちゃうの。一日にあったこと、全部」 日ごと記憶を失う彼女と、一日限りの恋を積み重ねていく日々。しかしそれは突然終わりを告げ……。 唐突にやってくる衝撃の瞬間。その先に待つ驚きの結末に、読む人すべてが感動に包まれる! 第26回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作!
酒場 御行
戦死兵の記憶を届ける彼を、人は“死神”と忌み嫌った。胸震わす衝撃の一冊 『今日は何人撃ち殺した、キャスケット』 統合歴六四二年、クゼの丘。一万五千人以上の自国兵を犠牲にして、ペリドット国は森鉄戦争に勝利した。 そして終戦から二年、狙撃兵・キャスケットは陸軍遺品返還部の一人として、戦死した兵士の遺品や遺言をその家族等に届ける任務を担っていた。 兄の代わりに家を支える少女、 恋人を待ち続ける娼婦、 戦争から生き還った兵士。 遺された人々と出会う度に、キャスケットは静かに思い返す―― 死んでいった友を、 仲間を、 家族を。 そして、亡くなった兵士たちの“最期の慟哭”を届ける任務の果て、キャスケットは自身の過去に隠された真実を知る。 選考会に波紋を広げ、第26回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》を受賞した、読む人全ての心揺さぶる圧倒的衝撃作。
エイドリアン マッキンティ, 鈴木 恵
娘を誘拐されたシングルマザーのレイチェルが、犯人から別の子どもの誘拐を強いられ、被害者から加害者へと追い込まれていく連鎖型スリラー。逃げ場のない状況のなかで、家族を守るための選択が次々と新たな危機を呼び込む。
片山夏子
【第42回 講談社 本田靖春ノンフィクション賞】、【第20回 石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞 奨励賞】のW受賞! 終わらない廃炉、イチエフ作業員たちの声 「誰かがやらなきゃならないなら俺が…」(47歳・下請け作業員) 「ゼネコンはいいなあ。俺らは原発以外仕事がないから、使い捨て」(35歳・カズマさん) 「自分は“高線量要員"だった」(45歳・下請け作業員) 「作業員が英雄視されたのなんて、事故後のほんの一瞬」(56歳・ヤマさん) 「地元では、東電社員になることは憧れだった」(30代・下請け作業員) ジャーナリスト青木理 絶賛! ! 人類史でも未曾有の原発事故から9年、本書ほど「現場」に迫った記録はない! 【内容】 高線量下で日当6500円、作業員の被ばく隠し、がん発病と訴訟… 箝口令が敷かれた作業員たちを、東京新聞記者が9年にわたり取材し続けて見えてきた、福島第一をめぐる真実 【構成】 福島第一原子力発電所 構内図/原子炉+タービン建屋図/汚染水をめぐる構図 目次 序章 1号機、3号機、4号機で水素爆発/不眠不休で危機に向き合った作業員たち……他 [1章] 原発作業員になった理由–––––2011年 ●全面マスク内は汗との闘い(シンさん)/初めて足を踏み入れたイチエフで身震い/防護服を着ても、被ばくする/7次請け、8次請け……原発の多重下請け構造「/福島のためにありがとう、でも……」/政府が作り出した「冷温停止状態」の意味/原発と暮らしてきた町/頭から汚染水をかぶった作業員●/現場の情報、ちゃんと教えて(作業員)/●吉田所長お疲れさま(ケンジさん)/政府の事故収束宣言に、作業員らの怒り「/人の声も、生活の音も、夕飯の香りもしない」……他 [2章] 作業員の被ばく隠し–––––2012年 ●津波きたら、イチエフはもたない(作業員)/続々と起こる仮設ホースの汚染水漏れ/年度末を越えれば被ばく線量は「リセット」/「脱原発依存」と「再稼働」の矛盾/会見の説明から消えた「炉心溶融」/「事故」→「事象」、「汚染水」→「滞留水」。東電、原発用語に言い換え●/春―「チャッカ」のない海(ケンジさん)/●高線量恐れず2号機格納容器に穴開け(セイさん)/原発は絶対安全なはずだった/幼い子どもたちと原発近くには住めない/退社する東電社員、とどまる東電社員/1〜4号機が廃止に「/津波への備えが不十分なことは知っていた」/四つの事故調査委員会、事故は「人災」か「天災」か/追いつめられた作業員らが「被ばく隠し」/「賃金、手当ピンハネ」労働局に訴え「/自分は〝高線量要員〞だった」/隠蔽される事故「上に報告しないでくれ」/●「絆」って何だろう 事故後に増えた離婚(カズマさん)/賠償金を「もらえる人」、「もらえない人」/「ちりとりで汚染水をすくう」記事に厚労省の圧力……?他 [3章] 途方もない汚染水–––––2013年 ●積雪これほどとは(シンさん)/自民党、原発ゼロ見直し「事故収束宣言」に答えぬ旧政権「/俺の存在は線量だけなのか」/超高線量の建屋内、5分が限界/責められる東電社員の家族/急ピッチで進められるタンク造り/広がる汚染水対策、国費470億円投入●/無駄な視察なら来るな(ヤマさん)/「原発で働いていると言えない」/●吉田所長安らかに(作業員)/「あんたらマスコミのせいだ」と怒られる/安倍首相「アンダーコントロール」、2020年五輪が東京に/国の圧力「急げ、急げ」作業10時間超え発覚/収束宣言を境にがん無料検診で差別……他 [4章] 安全二の次、死傷事故多発–––––2014年 本当に日当は1万円上がる●?/ネオン輝く東京に違和感(ヒロさん)/労働環境改善アンケート「本音書けない」/●事故からまだ3年「忘れられるのが一番怖い」(ハルトさん)/過酷なタンク内の除染作業/土砂下敷きで作業員死亡、救急要請50分後/10時間超えの違法労働、再び「人間扱いされない、奴隷だった」/●資格のない溶接工だらけ(ケンタロウさん)/次に原発事故が起きたときの準備……他 [5章] 作業員のがん発症と労災–––––2015年 3カ所にがん、「病気になったら知らん」/2週間の工事中止による賃金不払いに、憤る作業員たち/壊れていく夫婦関係●/借金して社員に手当(ヨシオさん)/●結局、使い捨てなのか(ヨシオさん)/白血病で、原発事故後初の労災認定●/もうすぐ第2子誕生、被ばくの影響が心配(ヒロさん)……他 [6章] 東電への支援額、天井しらず–––––2016年 ●「東電の負担を減らそう」とボーナス大幅カット(東電子会社作業員)/●「パパいらない」(ヒロさん)/1〜4号機を囲む凍土遮水壁、海側だけ先行/お守りは金髪の無修正ポスター/溶接工の男性、白血病で東電と九電を提訴●「/ポケモンGO」で起きた奇跡(ヒロさん)……他 [7章] イチエフでトヨタ式コストダウン–––––2017年 ●被ばく線量と__体重ばかり増え(トモさん)/3号機で初めてデブリを捉える●地元の漁師と交流(チハルさん)/入れ墨の作業員とヤクザの作業員/俺たち線量役者か●/お盆は妻の墓に(キミさん)/「トヨタ式」のコストダウン●/デブリの取り出し何十年先(?セイさん)/原子力御三家と原発カースト……他 [8章] 進まぬ作業員の被ばく調査–––––2018年 敷地は安全? 作業員の労務費下がる●/イチエフには戻らない(リョウさん)/●「イチエフ病」(ダイキさん)/進まぬ疫学調査、受診者は2割強●/酷暑に重装備、医務室行けば「健康管理不十分」(ノブさん)/長時間労働で過労死……他 [9章] 終わらない「福島第一原発事故」–––––2019年 2号機格納容器内でデブリ持ち上げに成功●/事故当時の中高生がイチエフで働くように(ハルトさん)/●選曲は「負けないで」から「宇宙戦艦ヤマト」に(ヒロさん)/●五輪工事現場に違和感(チハルさん)/●イチエフにうまみがなくなってきた(ユウスケさん)/福島第一原発事故のコスト/120メートル排気筒を輪切りで解体「/福島第一原発」廃炉まで/作業員たちをめぐる労働環境と補償/立ち上がったチェルノブイリ収束作業員……他 解説 ―「小文字」を集めたルポルタージュ ジャーナリスト・・・青木 理