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【2019年・第17回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】怪物の木こり (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
倉井 眉介
人を食う怪物のような連続事件と、犯人像を巡る心理戦が前面に出るサイコ・スリラー。
【2020年・第18回「このミステリーがすごい! 大賞」U-NEXT・カンテレ賞受賞作】【テレビドラマ原作】そして、ユリコは一人になった (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
貴戸 湊太
百合ヶ原高校に伝わる「ユリコ様」伝説に翻弄される新入生・百合子が、学園内で続く不穏な事件に巻き込まれていく。都市伝説と連続殺人が重なる、学園ホラーミステリー。
エロティカル・ウィザードと12人の花嫁 1 (HJ文庫)
太陽ひかる, 真早
第13回HJ文庫大賞銀賞作「メリル・レッドゾーン」は、刊行時に『エロティカル・ウィザードと12人の花嫁 1』として書籍化された。魔法学校の落ちこぼれ少年が、魔王の転生体としての力を知らされ、美少女たちとの騒動とバトルへ巻き込まれていく学園ファンタジーである。
孤塁 双葉郡消防士たちの3.11
吉田 千亜
われわれは生きて戻れるのか? ――原発が爆発・暴走するなか、地震・津波被害者の救助や避難誘導、さらには原発構内での給水活動や火災対応にもあたった福島県双葉消防本部一二五名の消防士たち。原発事故ゆえ他県消防の応援も得られず、不眠不休で続けられた地元消防の活動と葛藤を、消防士たちが初めて語った。一人ひとりへの丹念な取材にもとづく渾身の記録。 ■著者からのメッセージ 2011年3月12日。東京電力福島第一原子力発電所の1号機爆発の映像は、誰もが驚きをもって見守っていたのではないでしょうか。その画面の向こう、爆発現場の数キロ地点で、住民避難誘導、避難広報、そして救助・救急搬送活動を必死に行なっていた消防士たちがいました。 その双葉消防本部のみなさんに初めて会ったのは、2018年10月のこと。そこから1年ほど通い、当時活動をしていた消防士66名から話を聞き、さまざまなことを教えてもらいました。その想像を絶する過酷な活動は、原発事故が「なかったこと」のように語られる現在こそ、知らなければならないと改めて感じています。 これまで、多くの被害者・避難者から、それぞれが抱えさせられた原発事故の被害を聞いてきました。そしていま、それぞれの立場の違いから「被害の語りにくさ」が色濃く広がっています。その一方で、「今、やっと話せる」ということもある。そういった事実を、一人の小さな声を、書き手としても、隣で生きる一人の人としても、大切に受け取りたいと思っています。 原発事故は終わっていない。そして、その事故をどう捉え、どう教訓を得るのかは、この時代に問われていると思います。どうか、この本を読んだみなさまが、ともに考えてくださることを願っています。 ■編集部からのメッセージ これまで全く表に出ていない話ばかりです。 チェルノブイリでも消防士の被ばくが大きな問題でしたが、福島第一原発の地元消防が、地震・津波・原発災害のなか、どのような状況におかれていたのか。丁寧な取材で消防士たちの思いをすくいとった本書の記述に、原稿整理をしながら何度も洟をすすりました。 『世界』連載中も大きな反響がありましたが、著者・吉田千亜さんは単行本化のためにさらに取材を敢行。総勢70名近い消防士のことばが、当時の危機的な状況を立体的に浮かび上がらせます。 地元を愛し、地元に暮らし、人命救助を使命としていた双葉郡の消防士たち。 著者が言うように、彼らが生きていてくれたからこそ聞けた話です。 そして、聞き取り伝えてくれた著者がいてこその本です。 ぜひこの本を、多くの人に読んでいただきますよう、心よりお願いいたします。 ■読んでくださった方々の声 ○「原発爆発を受けて「遺書」を書く消防士たちの姿が心から離れない。ノンフィクションにもかかわらず、現代文学の切っ先に触れたような衝撃だった。」 ――盛田隆二さん(小説家) ○「この「生」の翻弄に、いったい誰が責任を取ったのだろう。」 ――今井照さん(地方自治総合研究所主任研究員) ○「強いられた犠牲を「美談」にせず、忘れないための記録」 ――清水奈名子さん(宇都宮大学教員) ○「『孤塁』、いわゆるスーパーヒーローものではなく、登場する人たち一人一人が、生身だと感じさせてくれる。」 ――70代男性 ○「『孤塁』は、3・11から10年目にして成し遂げられた、ルポルタージュのひとつの金字塔である。」 ――金平茂紀さん(ジャーナリスト) ○「事実、なのだ。この声も、涙も。生きて在ることの尊さに、魂が震え、自ずから両手が、祈りの形になりました。」 ――藤沢周さん(作家) ■目次 プロローグ 1 大震災発生──3月11日 2 暴走する原発──3月12日 3 原発構内へ──3月13日 4 三号機爆発──3月14日 5 「さよなら会議」──3月15日 6 四号機火災──3月16日 7 仕事と家族の間で──3月17日~月末 8 孤塁を守る エピローグ あとがき 参考文献
箱とキツネと、パイナップル
村木 美涼
村木美涼のミステリー。両親を失った女性が、奇妙な町とお稲荷様のような存在に導かれながら、箱、キツネ、パイナップルという謎めいた要素の意味へ近づいていく。