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星砕きの娘
東京創元社

星砕きの娘

松葉屋 なつみ

鬼が跋扈する敷島国を舞台に、鬼の砦に囚われていた少年と、蓮から生まれた不思議な少女の旅を描く和風ファンタジイ。鬼と人との相克、救済、業の深さが物語の中心にある。

沖縄語動詞形態変化の歴史的研究
武蔵野書院

沖縄語動詞形態変化の歴史的研究

多和田 眞一郎

沖縄語の動詞形態の史的変化を、ハングル・漢字・仮名・アルファベット資料を横断しながら精密にたどる大部の研究書。各時代の用例を積み上げ、活用タイプと活用形の成立過程を解き明かします。

熱源
文藝春秋

熱源

川越 宗一

樺太に生まれたアイヌの山辺安之助と、流刑地に送られたポーランド人ブロニスワフ・ピウスツキらを軸に、民族と国家、記憶と生の熱を描く歴史小説。

欺す衆生
新潮社

欺す衆生

月村 了衛

戦後最大級の詐欺事件を想起させる横田商事事件の残党を軸に、欺く者と欺かれる者の欲望、暴力、謀略を描く犯罪長編。主人公は詐欺から抜け出せないまま、昭和末期から平成へ続く日本社会の闇に飲み込まれていく。

する、されるユートピア
青土社

する、されるユートピア

井戸川射子

日常の細部から感覚と言葉のずれをすくい上げる第一詩集。教室や身体、風景の断片が、柔らかくも不穏な詩の空間へ変わっていく。

十四歳日和
講談社

十四歳日和

水野 瑠見

中学生たちの揺れる感情を、十四歳という年齢の空気ごと描く児童文学。日常の小さな出来事を通じて、友情や自意識、将来への戸惑いが浮かび上がる。

エレベーター
早川書房

エレベーター

ジェイソン・レナルズ, 青木千鶴

兄を殺された少年が復讐の掟に従い、銃を持ってエレベーターに乗る。地上へ着くまでの短い時間に出会う人々を通じて、暴力の連鎖と選択の重みを詩的な形式で描く。

鳩の時間
思潮社

鳩の時間

岩阪 恵子

岩阪恵子の詩集。日常の風景や記憶の細部に潜む時間の手触りを、短い場面の連なりとして掬い上げる。表題作を含む諸篇は、身近な人や場所へのまなざしを静かに重ね、読後に余白を残す。

ア・ルース・ボーイ (P+D BOOKS)
小学館

ア・ルース・ボーイ (P+D BOOKS)

佐伯 一麦

『ア・ルース・ボーイ』は、佐伯一麦が若者の不安定な生活感覚と自己形成の痛みを描いた長編です。題名の軽さとは対照的に、居場所を求める青年の内面を丹念に追い、時代の空気と個人の孤独を重ねています。