Awarded Works
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16358 works
箏曲の演奏家としての業績
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上原真佐喜の受賞対象は、山田流箏曲の演奏家として積み重ねた業績である。二代目上原真佐喜として真磨琴会を率い、歌ものや浄瑠璃ものを中心に古典の深い味わいを伝えながら、作曲や普及にも力を尽くした。
童遊文化史――考現に基づく考証的研究
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『童遊文化史 考現に基づく考証的研究』は、半沢敏郎が子どもの遊びを民俗・文化史の対象として体系的に扱った研究書。伝承遊び、遊具、遊び方、地域差を広く集め、実見と考証を通じて子どもの生活文化を描く。
わらじ医者京日記
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『わらじ医者京日記 ボケを看つめて』は、京都・堀川病院の医師である早川一光が、地域医療と老いの現場を綴ったエッセイ。往診と診療の中で出会う高齢者や家族の姿を、生活に根ざした言葉で描く。
作者の家 黙阿弥以後の人びと
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『作者の家 黙阿弥以後の人びと』は、河竹登志夫による近代演劇史・家族史のノンフィクション。歌舞伎作者・河竹黙阿弥の死後、その娘糸女が河竹家を守り、養嗣子繁俊へとつながる家の歴史を、著者自身の家系と演劇史の視点から描く。
英国鉄道物語
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『英国鉄道物語』は、小池滋によるイギリス鉄道史と文学文化を結びつけた評論。鉄道の誕生と発展、時刻表や旅行の文化、ディケンズをはじめとする文学や推理小説に現れる鉄道を通して、近代イギリスの社会と想像力を描く。
京都の医学史
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『京都の医学史』は、京都府医師会が編んだ京都医学通史。平安期から近代までの医療制度、医家、疾病観、医学教育、地域医療の展開を、本文篇と資料篇で大規模にたどる。
子犬のロクがやってきた
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『子犬のロクがやってきた』は、中川李枝子作・中川宗弥画の児童文学作品。少年一郎の家に迎えられた子犬ロクをめぐり、家族の暮らし、子どもの成長、動物と人の関係をあたたかく描く。
東亰時代
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『東亰時代 江戸と東京の間で』は、小木新造による都市社会史。江戸から近代国家の首都・東京へ一気に移ったのではなく、その間にあった明治前半期の過渡的な都市生活を、庶民の暮らしと江戸文化の残響から描く。
一茶全集
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『一茶全集』は、小林一茶の発句、句帖、紀行、日記、俳文、句文集、撰集、書簡、雑録、関係俳書、伝記・研究資料を集成した全集。信濃教育会が編み、一茶の創作と生活、俳諧世界を幅広くたどる。
田中正造全集
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『田中正造全集』は、足尾鉱毒事件に生涯をかけて取り組んだ田中正造の文章、記録、演説、日記、書簡などを集成した全集。政治活動、地域住民との連帯、近代日本の公害問題への抵抗を、本人の言葉と関連資料からたどる。
北京三十五年 上下
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『北京三十五年 中国革命の中の日本人技師』は、山本市朗が中国で過ごした三十五年を描く回想記。技師として北京に暮らした体験を通じ、日中戦争末期から中華人民共和国成立後、文化大革命期までの社会の変化を語る。
源氏物語の英訳の研究
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『源氏物語の英訳の研究』は、『源氏物語』の英訳を比較文学の観点から検討する研究書。ウェイリー訳などを対象に、古典本文が英語へ移される際の表現、解釈、受容の問題を論じる。
修羅の旅して/続・事件 海辺の家族
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早坂暁が1979年に手がけたテレビドラマ脚本群。『修羅の旅して』は、戦後に米兵から暴行を受けた女性の告訴、渡米、帰郷を通して、家族と故郷の冷酷な視線を描く。『続・事件 海辺の家族』は、漁村の殺人事件の奥にある家族の傷を、法廷劇として掘り下げる。
池田弥三郎著作集
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『池田弥三郎著作集』は、民俗学、芸能、伝承文学、古典研究、随筆を横断する池田弥三郎の仕事をまとめた全十巻の著作集。生活の中に息づくことばや芸能を手がかりに、日本文化の深い層を読み解く。
望郷蛮歌風や天
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伊藤信吉の詩集。故郷へのまなざし、上州の風土、長い文学的記憶を背景に、風と天の広がりを帯びた望郷の詩情を展開する。
月山
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森敦の芥川賞受賞作を原作に、月山山麓の雪深い寺でひと冬を過ごす青年の内面を描く映画。閉ざされた村の暮らし、文子との出会い、死と信仰の気配が、静かな映像の中で青年の変化として積み重ねられていく。
美と風土―名品・名匠との出会い
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『美と風土―名品・名匠との出会い』は、美術史家・岡田譲が工芸や名品、名匠との出会いを通じて、日本の美と土地の結びつきを綴ったエッセー集。漆工史を専門とした著者の眼で、作品の質感、作り手の技、風土に育まれた美意識を読み解く。
鬼が来た-棟方志功伝
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青森の鍛冶屋の家に生まれた棟方志功が、柳宗悦や民芸運動、同時代の文学者や思想家との出会いを経て、世界的な板画家へ駆け上がる生涯を描く伝記小説。郷土の風土と芸術への衝動を重ね、棟方の奔放な創造力を人間像として立ち上げる。
アンネの日記/子午線の祀り
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- General Arts and Media Arts
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「アンネの日記/子午線の祀り」は、滝沢修が1979年から80年にかけて示した演劇上の仕事を指す受賞対象。劇団民藝『アンネの日記』では新演出を手がけ、『子午線の祀り』では阿波民部重能を重厚に演じ、戦後新劇を代表する俳優・演出家としての力量を示した。
一年の牧歌
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結核を患った女性の一年間の禁欲生活を描く小説。身体の制限、欲望、時間の流れを緊密に見つめ、河野多恵子らしい意識のゆらぎと性の感覚を掘り下げる。
雪女
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十七歳の少女・累子が、病む母と崩れていく家を離れ、叔母が住むという水宮へ向かう長編小説。吹雪と幻想の中で、孤独な旅が進む。
わが魂は輝く水なり
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『わが魂は輝く水なり―源平北越流誌』は、清水邦夫が源平合戦の北越を題材に、歴史の敗者たちの声と身体を現代演劇の言葉で立ち上げる戯曲。荒ぶる戦乱の記憶と、滅びに向かう者たちの情念が、詩的で激しい台詞の中に凝縮されている。
なぎの葉考
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- Pure Literature
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「なぎの葉考」は、昭和11年の旅で出会った女性の面影を、40年後の再訪を通してたどる短編小説です。花柳の記憶、老い、時間の隔たりが静かな私小説の文体で重ねられ、第7回川端康成文学賞を受けました。
物理学とは何だろうか
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- Literature and General Literary Arts
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ノーベル物理学賞を受けた朝永振一郎が、物理学という学問の成り立ちを歴史の流れに沿って語る科学エッセイである。ケプラー、ガリレオ、ニュートンから熱力学や分子運動論へと進み、自然を見る考え方がどのように生まれ、変わってきたかを、研究者自身の実感をにじませながらたどる。
日本文学史序説
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- Literature and General Literary Arts
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古代から戦後までの日本文学を、詩歌や小説に限らず、思想、宗教、歴史書、民衆の言葉まで含めて読み直す文学史。外来思想への応答と土着的な世界観の変容を軸に、日本文化の精神史を大きな構図で描く。
神の汚れた手
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三浦半島の小さな産婦人科医院を舞台に、生誕と堕胎の現場に立つ医師・野辺地貞春を描く長編小説である。無神論者でありながら自らの倫理に従う医師の日常を通して、生命の尊厳、性、妊娠、中絶をめぐる現代の矛盾に踏み込む。
栖
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- Literature and General Literary Arts
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『栖』は、古井由吉が人の住まいと身体、記憶、男女の関係を重ねながら、日常の内部にひそむ不安と揺らぎを描く小説。生活の場であるはずの「栖」が、親密さと孤独、安堵と狂気が交差する場所として立ち上がる。
空の細道
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- Literature and General Literary Arts
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『空の細道』は、老境にある人物の渇望や孤独を、静かな叙情と端正な文体で描く連作体の小説集である。老人と少女の交流を軸に、日常の細い道を歩むような感覚の中へ、老い、記憶、失われていく時間へのまなざしを重ねていく。
捲かるる鴎
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- Literature and General Literary Arts
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古沢太穂の句集『捲かるる鴎』は、社会性俳句の系譜に立つ作者が、海や労働、戦後の記憶を硬く抒情的な句に結晶させた作品である。鴎の像には、風に巻かれる身体感覚と、時代の波に抗う視線が重なる。
前夜
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- Literature and General Literary Arts
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吉開那津子の長編小説で、労働運動と政治的対立のただ中にいる人びとの生活を、群像として描く作品である。組織や路線の衝突を観念だけで扱わず、働く人びとの家庭、職場、貧しさ、迷いを重ねながら、時代の緊張が高まる局面を描き出す。