彼女が探偵でなければ
Private detective Midori Morita has lived with an irrepressible urge to uncover people's true natures. Across five cases involving children, including a boy who has lost his clockmaker father and another who claims clairvoyance, this linked mystery collection examines the wounds that the pursuit of truth leaves on others and on the detective herself.
Work Information
Does being a detective who exposes the truth save someone, or does it wound them?
If She Were Not a Detective is a linked collection of five mysteries by Yuu Itsuki. Midori Morita, now training junior colleagues at a detective agency, investigates baffling incidents involving children. Each solution forces her to confront her own fixation on entering other people's inner lives and the pain caused by that choice. It won the 25th Honkaku Mystery Award for Fiction in 2025.
Review Summaries
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It has been praised for its layered storytelling, which resists simple oppositions and connects contemporary crime and intolerance to surprising developments.
Book Information
- Publisher
- KADOKAWA
- Published
- 2024-09-28
- Pages
- 336 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 12.8 x 1.8 x 18.8 cm
- ISBN-13
- 9784041134771
- ISBN-10
- 4041134773
- Price
- 1980 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
こうなることを知っていたら、わたしは探偵をやめていただろうか。 ★第25回本格ミステリ大賞【小説部門】受賞作品 森田みどりは、高校時代に探偵の真似事をして以来、人の〈本性〉を暴くことに執着して生きてきた。気づけば二児の母となり、探偵社では部下を育てる立場に。時計職人の父を亡くした少年(「時の子」)、千里眼を持つという少年(「縞馬のコード」)、父を殺す計画をノートに綴る少年(「陸橋の向こう側」)。〈子どもたち〉をめぐる謎にのめり込むうちに彼女は、真実に囚われて人を傷つけてきた自らの探偵人生と向き合っていく。謎解きが生んだ犠牲に光は差すのか。痛切で美しい全5編。
●逸木 裕:1980年東京都生まれ。学習院大学法学部法学科卒。2016年『虹を待つ彼女』で第36回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。22年『五つの季節に探偵は』収録の短編「スケーターズ・ワルツ」で第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞。他の著書に『少女は夜を綴らない』『星空の16進数』『空想クラブ』『祝祭の子』など。
Reviews
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今年のミステリ短編集では出色
今年読んだミステリ短編集の中でピカイチの傑作。 WHYDONITあり、HOWDONITあり、ほろ苦い味もあり・・・。 女性の探偵自体は珍しくはないが、管理職であり、家庭があり、母であり、娘であり、しかも「気になったら確かめずにおけない」根っからの探偵体質という業があり・・・。 彼女を取り巻く人間関係もリアルないい味があり、シリーズ化を期待して待ちたい。
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周囲を顧みず自分勝手に振る舞う主人公に共感できない
主人公がどうしても好きになれません。 彼女は真実に異常に執着して、真相を追い求めたいがために、見ず知らずの他人のノートを覗き見したり、他人の家のクローゼットを勝手に開けて見たりと、周囲を顧みず自分勝手に振る舞う人物だからです。 そんな自分は普通でないという自覚があるところは良いのですが、そのせいで家族を蔑ろにしていることにずっと悩んでいるわりに、反省もなくやめることをしません。 そして最後は「このままでもきっと大丈夫」と一見きれいに見えるようで、主人公の独善的な部分は何も変わらないまま終わってしまったので、もやもやしたまま読了しました。 ストーリーですが、殺人事件の起こらないミステリーなので仕方がないとは思いますが、多少考えさせられる話はあれど、どれも地味な事件ばかりです。 そんなに事が上手く運ぶわけないでしょ〜と心の中で何度もツッコミを入れたくらいに都合の良い展開がいくつもあり、読んでいて退屈でした。 本格ミステリ大賞を受賞した作品ということで、期待値が高い状態で読みはじめたのも良くなかったかなと思いますが、私にこの作品は合いませんでした。
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米澤より、緻密で、柚月程ヒューマン路線ではない。巻末に参考文献の一覧表がある変わったミステリー本。
東京新聞の「オススメ!今年の一冊」(2024年12月19日)で杉江松恋という書評家が、「今年を代表するミステリー短編集」と評していたので、興味が湧き読んでみた。 主人公は、「森田みどり」。探偵である。 5編の短編は、彼女の「時」、「QRコード」、「空白」などを巡る謎解きなのだが、非常に精密感がある。 僕は、現代のミステリー作家では、米澤穂信、柚月裕子くらいしか知らないのだが、米澤より、緻密で、柚月程ヒューマン路線ではない気がした。 読後感としては、ひんやりとした感じである。 結論としては、読んでよかった。 巻末に参考文献の一覧表がある変わったミステリー本でもある。
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みどりさんのシリーズはどの話もハズレなし。
探偵のみどりさんのシリーズが大好き。 題名だけじゃシリーズとわかんないので ちょっと読み逃してました。 ひらめきじゃなくて地道な観察や調査で真相が見えてきますよね。 ドライな感じがしていたみどりさん、結構深入りする話が多くなってる。 母親目線の考察もシリーズを感じます。 司さん、いい旦那さんですねぇ。こんな旦那さん欲しいぃ。
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少年向け?
少年誌に連載した小説の書籍化なのだろうか?と思うほど、どの作品も小学生、中学生、高校生男子の行動を中心に物語が進む。どの子供も、少し(かなり?)一般的ではない思考をし普通ではない行動をとる。そして、その理由を女性探偵がときあかしていく。 最終話の女性の子供時代の行為を含めて、常識的には考えられない動機や行動を、「子供だから」で逃げているのかな?少し薄っぺらい印象。
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状態が悪い。
新品購入しましたが、中古品レベルで状態が悪いです。
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美しいミステリ
どの短編も面白いのですが、特に一つ目の「時の子」は静かな感動がありました。著者にはこういうミステリをずっと書き続けてほしいです。
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本格ミステリか?
1つのことにのめり込んでしまう人達と、1つの考えしか持てない人達の話。正直どっちもどっちで、読んでいてずっとイライラして誰にも共感できずに終わった。