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粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)

Mystery Writers of Japan Award

粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)

Ko Amemura

A horror-mystery novel by Ko Amemura. Against wartime Japan and the jungles of Southeast Asia, bizarre incidents unfold around reptilian beings known as Herubino. Combining violence, grotesque imagination, and dark absurdity, the novel expands the warped world of the Nenmakku series.

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Work Information

Wartime jungle settings and legends of reptilian beings draw in brutal and uncanny incidents.

A volume in the Nenmakku series following Nenmakku Ningen. Set against wartime claustrophobia and the strange atmosphere of southern jungles, human desire and violence become entangled with the presence of the reptilian Herubino. Its plot deliberately leaves ordinary realism behind, unsettlingly crossing horror with mystery.

Review Summaries

  • Readers are struck by the excess of violence and the force of the imagination, while also noting the narrative drive that carries the book forward. Its style, pushing the border between bad taste and humor, leaves a strong impression.

Book Information

Publisher
KADOKAWA
Published
2009-08-25
Pages
384 pages
Language
日本語
Size
10.5 x 1.7 x 15 cm
ISBN-13
9784043913022
ISBN-10
4043913028
Price
968 JPY
Category
本/文学・評論/文芸作品

『粘膜人間』を超えた世紀の問題作! 東南アジアの密林に棲息するという爬虫人〈ヘルビノ〉とは? 戦時中の日本で起こる未曾有の凄惨な事件の数々。第63回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編部門)を受賞した、驚異のミステリ・ホラー!

●飴村 行:1969年福島県生まれ。東京歯科大学中退。2008年『粘膜人間』で第15回日本ホラー大賞長編賞を受賞してデビュー。

Reviews

  • 最高に面白かった!

    飴村行天才でしょ 粘膜人間が大好きだったので2作目のトカゲを読んでみて、一作目とはまた違う雰囲気になっていて、ずっと期待を裏切られた感じで楽しめた。

  • 怖いもの見たさ

    文字だけで世界を見せてくるところが小説家のすごいところだというのを実感させられました。 胸糞の悪さ気持ち悪さ、一見拒否したくなるようなものを止められずみてしまう。 そんな一冊でした。

  • エンターテイメント

    おもろすぎて全シリーズ読んだ

  • 一読の価値アリ

    前作「粘膜人間」の世界観も若干残しつつ、ミステリ要素も加えた傑作。 どうか前作の世界観が苦手な方も、ぜひ本作を読んでほしい。

  • 独特の世界観

    独特の世界観に圧倒されました。 次作も読むつもりです。

  • 粘膜シリーズの中で文学的洗練度は高まっている

    個人的な好みから言えば、最も野性的な力に満ちているのは第一作の『粘膜人間』だと思う。 その後『粘膜蜥蜴』、『粘膜兄弟』と続くにつれて、文学的な洗練度は増しているとは思うが、 粘膜人間の荒々しいともいえるホラーさこそが、このシリーズの醍醐味であり、その意味では、 人間→蜥蜴→兄弟と順番に読むのが楽しめるのではないかと思う。

  • 前作粘膜人間ほどはまらず

    意外で嫌な方向へどんどん展開していくのが前作の楽しみだった 今作はそのテンポが落ちており、手数も若干少なくなっているように感じた 凄惨ではあるものの後半に大して生きてこない単発の展開があった(パッと思いつくのは間宮を護衛する道中) とはいえ十分面白く、手数が少なく感じたのも、一作目で飴村行ワールドに慣れたせいかもしれない

  • 小説として完璧すぎて脱帽

    粘膜人間を読んでないことを断っておく。 おもしろい小説はないものかといろいろ探しまくり、数々のレビュアーのふりした宣伝にだまされ、友成純一は糞だな、しょせんは小説なんてこの程度かと馬鹿にしつくしたとき、「粘膜蜥蜴」にであった。 あまり期待もしないで読んだが、読み終わったあと認識が変わった。 まだ本者の小説家はいるんだなと。 いちおうホラー小説とはなっているが、読み始めてみると何でもないごく日常のドラマを描いているにすぎない。 その描写のしかたが精密でリアルで、この方法なら原発事故を描くだけでもホラー小説になるのではないかともった。 硬派な文章はまさに小説家のお手本で、格調が高くてライトノベルとは一線を画する。 ストーリーも淡々と進み、現実にあってもおかしくない話ばかりだ。 だけど、あくまでドラマではなくホラーなのである。 そしてそのホラー小説たるゆえんは、ラストの衝撃にある。 ラストのドンデン返しは、描写の過激さからくるホラーではなく、精神的な衝撃からくるホラーである。 誰しもびっくりするだろうし、何とも云えない不快感や後味の悪さがいつまでも残る。 ストーリーの構成力が傑作なのだ。 それでいて、キャラクターもよく生きている。 現実にこういう人いるな、とか、こういう人間ならこういうことを云うだろう、こういうことをするだろう、ということがとてもよく描写されている。 キャラクターを自分好みではなく、生の人間ドラマとして忠実に描いていて、セリフを入れかえたらすぐに気付くほど登場人物一人一人の個性が立っている。 ほとんどの小説が陥っている名前の羅列だけの無機質なキャラクターではない。 一体この尊敬すべき完璧な作品に、減点する理由などあるだろうか? 他の人のレビューでは雪麻呂や間宮に嫌悪感を感じると云う人がいるが、わたしはむしろ狡賢い清輔や華代の兄妹のほうに嫌悪感を感じた。 このラストに納得がいくかどうかは意見が別れるが、雪麻呂君が成長して結婚できる年齢になったら、長老達も許してくれるでしょ。 そう期待する。 よかったね、お母さんとであえて。 追記 その後『粘膜人間』を読んだが、刺激は『粘膜人間』のほうが強いが平凡レベル、純粋に小説としてのクオリティは『粘膜蜥蜴』のほうが遥かに高いともった。読まなきゃよかった。

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