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ホライズン・ゲート 事象の狩人

Hayakawa SF Contest

ホライズン・ゲート 事象の狩人

矢野アロウ

An expansive SF adventure centered on a gate around a supermassive black hole.

science fictionspaceadventuregateHayakawa SF Contest

Work Information

The submitted title was later retitled “Horizon Gate: The Hunter of Phenomena.”

Winner of the 11th Hayakawa SF Contest Grand Prize. It was retitled and published as a standalone novel.

Book Information

Publisher
早川書房
Published
2023-12-20
Pages
200 pages
Language
日本語
Size
13.1 x 1.2 x 18.8 cm
ISBN-13
9784152102973
ISBN-10
4152102977
Price
2090 JPY
Category
本/文学・評論/文芸作品

超巨大ブラックホール〈ダーク・エイジ〉にあるという、別の宇宙に繋がる〈【門/ゲート】〉。その手がかりを求め、意識から分断された右脳に狩猟の神を宿すヒルギス人の少女シンイーと、前後に分離した脳で時間を見通すパメラ人の少年イオは事象の地平面へ……第11回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作!

1973年生まれ、大阪府出身。2023年、『ホライズン・ゲート 事象の狩人』(応募時の『ホライズン・ガール~地平の少女~』を改題)で第11回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞し、デビュー。

Reviews

  • 面白かった。

    矢野アロウという名前は第十一回ハヤカワSFコンテスト大賞で覚えていたが、「地球へのSF」でちょっとコミカルな「砂を渡る男」で思い出して読むことに。 プラットホーム、トード号、降下ユニットの3つでウラシマ効果による時間のずれや、主人公シンイーがブラックホールの事象の地平線直近で狩るネズミの正体。 最後にはまいった。 新作「マイボディ・オン・ザ・ムーン」のプルーフが話題なので出版されるのが待ち遠しい。

  • 重力井戸の中での壮絶なバトルは、限界を超えるイマジネーションが必要だった

    ●巨大ブラックホール近傍での探索と、銃を用いた狩猟民族とが融合した世界観の物語。「超科学vs 伝説と信仰」という極端な落差を受け入れられるか、或いは違和感を抱くのかが好みの分かれるとこ ろかもしれない。個人的にはウーン・・・若干、世界観がチグハグかなという思い。その対極の事柄 が終盤で重大なキーとなるのだが・・・。 佳境では重力井戸の中で繰り広げられる仮想実体とシンイーとの壮絶なバトル。限界を超えるイマ ジネーションが必要だった。著者の説く科学的論理構築は、私のレベルでは理解不能。しかし、自分 の知識内でイメージするだけでも充分楽しむことが出来た。これも又、SFの魅力なのだと思う。

  • ありがとうございました。

    迅速丁寧な対応感謝します。とても綺麗な状態でした。読むのが楽しみです。

  • 宇宙ヤバイ系新旧大統一SFアクション

    古来の神話世界と、トランスヒューマン的遠方の未来観がブラックホールの特異点で収束する……そんな作品。 オカルティズムとサイエンスという、一見対極にある思想を同居させ、物語としてまとめあげており、壮観なラストに唸る。 ストレートに「宇宙ヤバイ」を体感できるSFはやっぱいいね。あと、スキンヘッドのおばさんが主人公というのも斬新で好き。 詩的で美しい描写も見事で、思考実験的科学の解説もくどすぎず丁寧、エンタメとしての完成度も高い。次回作が読みたくなる作家さんだなぁと感じた。 ただ、まぁこれは作品への文句というよりも選評との解釈違いというか……この作品がラブロマンスかと言われると少しズレているような気がする。もう大人になってしまった自分などは、恋愛ってリビドーが伴うものじゃないの?なんて不純な意見が口をついて出る。そしてそんな性的なものを取り込んでしまうと「奈落の淵で孤独を分かちながら、それでも同じ時間軸を生きられない男女(つまり明らかな年齢差が生じてしまう)がお互いに惹かれ合う」というテーマは合法で描ききれない。一応、こういったデリケートな点に対してはいわゆる然るべき否定の文言がしっかり加えられているので問題ない。 熟したこころを捨て、若返ったつもりで今一度「恋愛」を捉え直すか、あるいは魂の交流とでもしておくワンクッションがあったほうが違和感がないのかもしれない。これを無邪気にラブロマンスと言ってしまうと、恋愛観がウブすぎて逆に最後のトンデモ展開が都合のいいものに感じてしまう人はいるかも。

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