Japan Children’s Literature Association Award
星の牧場 (ちくま文庫し-59-1)
A full-length fantasy about Momiichi, a demobilized soldier led by the memory and sound of the horse he lost in war. Carrying trauma and loss, he gradually rediscovers light and music through encounters on a ranch and in the mountains.
Work Information
In deep darkness, the sound of a lost horse's hooves begins to light the heart again.
Star Ranch is one of Eiji Shono's major works of children's literature. Ishizawa Momiichi, a demobilized soldier who lost his horse Tsukisumi in the war and bears wounds in his memory, follows hoofbeats he should not be able to hear and encounters mysterious people making music in the mountains. The book was originally published by Rironsha and has been reissued by Chikumashobo in the Chikuma Bunko series; the identifiers use the recent paperback edition.
Review Summaries
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The reissue presents the book as an urgent story in which light and music enter the heart of a person wounded by war. It is read as a representative work that holds both fantasy and pain.
Book Information
- Publisher
- 筑摩書房
- Published
- 2025-03-12
- Pages
- 272 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 14.8 x 10.5 x 1.1 cm
- ISBN-13
- 9784480440174
- ISBN-10
- 4480440178
- Price
- 990 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品
この本は私にとって昔から、そして今でも一番の親友ですーー絲山秋子(作家) 闇が深ければ深いほど、光が際立つような切実さに満ちた作品ーー小林エリカ(作家・アーティスト) 復員兵モミイチの失われた心にやさしく満ちてくる光と音。 数々の賞を受賞し愛された名作の復刊。 児童文学者で小説家の庄野英二の代表作になる長編ファンタジー小説。世界大戦の復員兵イシザワ・モミイチは戦地で、愛馬ツキスミを失い、心に深い傷を負って、記憶もまた失っている。ある日、牧場で働くモミイチは、馬の蹄の音を聞き、それに導かれるように山に分け入ると、クラリネットを吹く男に出会う……。刊行当時、数々の名だたる児童文学賞を受賞した名作の復刊。 解説 絲山秋子 カバーデザイン/六月 カバー装画/カシワイ
庄野 英二(しょうの・えいじ):1915−1993 山口生まれ。児童文学者。小説家。1937年入営。39年以降、旧満州、ジャワ、ビルマなどを転々とし、終戦時にレンパン島で抑留。復員後、帝塚山学院の教師を務めながら執筆。63年に刊行した『星の牧場』で日本児童文学者協会賞、サンケイ児童出版文化賞、野間児童文芸賞、エッセイ『ロッテルダムの灯』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞、著作多数。弟は作家の庄野潤三。
Reviews
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感動を直ぐに。
今、読んでいます。手に入らないものが直ぐに見つかって感激です。ありがとうございます。
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哀しく美しいお話です。
再読して心打たれました。哀しく美しいお話です。
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フアンタジ-
この手のフアンタジ-二は余りなじめない。 たとえば、サン テクジュベリの星の王子様や銀河鉄道の夜の様な、詩情は余り感じられなかった。 言葉が上滑りしているようだ。
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ペットロス経験者にはつらい物語かも
小学生の頃に読んで、「ツキスミ」や「虹のミネラル」が心に残っていたので、懐かしくて買いました。 小学生の時は、ただ不思議な気持ちで一杯になったのですが、大人になってみると、愛馬を沈む船から助けたかった気持ちや、初めてできた友人たちの、絶対楽しそうなイベントに行かせてもらえなかった気持ちが、自分のこれまでの悲しかった記憶とともに蘇って涙が止まりませんでした。
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復員した青年とジプシーとの交流
中学生当時(41年前、昭和55年頃)に日曜朝のラジオドラマで初めて「星の牧場」を聞いて以来のファンです。その後、本も読み、NHK少年ドラマシリーズ(DVD)で、また寺尾聰主演の映画(DVD化されておらずビデオで)も見ました。 牧場で働く青年が、出征中に持ち馬だった愛馬つきすみを探す中で、山の中でジプシー(職業を持ちながら山から山へ移動する放浪の民)たちと出会い、音楽を通して交流する物語です。 この物語はファンタジーの要素がありますが、背景には第二次世界大戦という重い辛い出来事が横たわっています。戦争中に記憶を失った青年、そしてジプシー(戦争と対極の存在とも読み取れる)たち。 戦争が現実味を帯びそうな昨今だからこそ、改めて注目してもいい作品かと思います。世代によって、いろいろな読み方ができるかと思います。