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芭蕉の風景 上

Yomiuri Literary Award

芭蕉の風景 上

Minoru Ozawa

The first volume of a literary travel essay in which Ozawa Minoru retraces Basho's journeys and examines the bond between place and haiku.

Bashohaikutravel writingliterary essayjourney

Work Information

Following Basho's footsteps, it rereads the landscapes hidden in the poems.

The first volume published by Wedge. It is the opening half of a lifelong project that walks Basho's travel sites and traces the relationship between verse and place.

Book Information

Publisher
ウェッジ
Published
2021-10-19
Pages
312 pages
Language
日本語
Size
15.6 x 2 x 21.7 cm
ISBN-13
9784863102422
ISBN-10
4863102429
Price
3300 JPY
Category
本/文学・評論/古典/日本の古典/古代・中世文学/古典文学研究

第73回 読売文学賞 随筆・紀行賞 受賞! ! 「NHK俳句」でもおなじみの俳人、小澤實が20年をかけて生み出した畢生の「芭蕉論」ついに刊行。清新なる芭蕉像がここに。 21世紀の日本に芭蕉を訪ね歩いた、200余編のルポルタージュ。 芭蕉の風景 上巻 寛文6(1666)年4月、芭蕉23歳。人生をかけた旅が始まる 故郷・伊賀上野から出た芭蕉は江戸で自らの俳諧を確立。そして「野ざらし紀行」「笈の小文」「更科紀行」の旅へ。23歳から45歳までの芭蕉の吟行をなぞり、芭蕉と同じ土地で句を詠み続けた俳人・小澤實のライフワーク『芭蕉の風景』。句集未収録の約200句を収録。 2000年から2018年にかけて、旅雑誌「ひととき」などで連載された「芭蕉の風景」。毎月、芭蕉が句を詠んだ地を実際に訪れ、あるときは当時と変わらぬ大自然の中、またあるときは面影もまったくない雑踏の中、俳人と旅と俳句の関係を深くつきつめて考え続けた連載は人気を博し、200回を超えて続きました。 俳人・小澤實の約20年間、そして芭蕉にとっては、20代前半から晩年までの約30年間。2人の俳人は300年の時を隔てて、日本中を旅し、句を詠み続けました。この本はその記憶の「交歓」であり、現地を見た、感じたからこそわかる、まったくあたらしい芭蕉像を造り上げた意欲作です。

昭和31年、長野市生まれ。昭和59年、成城大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。15年間の「鷹」編集長を経て、平成12年4月、俳句雑誌「澤」を創刊、主宰。平成10年、第二句集『立像』で第21回俳人協会新人賞受賞。平成18年、第三句集『瞬間』によって、第57回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。平成20年、『俳句のはじまる場所』(3冊ともに角川書店刊)で第22回俳人協会評論賞受賞。近刊に『名句の所以』(毎日新聞出版)がある。俳人協会常務理事、讀賣新聞・東京新聞などの俳壇選者、角川俳句賞選考委員などを務める。

Reviews

  • 長い踏破の時間を感じています。

    本としてまとまるまでの長い時間を感じます。新幹線の中で一度は見たような。 それがこうしてまとまっているのは私にとっては芭蕉に関する福音書です。小澤先生に感謝したいです。

  • 味わいあります.

    芭蕉のすごさ、再発見です。

  • 松尾芭蕉の俳句は新しい俳句を生み出す力となります。

    俳句を読む力が作句には大切であることが、小澤 實の添え句のすばらしさによって実感できます。

  • 綿密た考証と解説

    小生は俳句についても芭蕉についても専門外だけれど、著者は芭蕉の紀行を綿密にたどって、当時の状況を言葉を詳しく解説してくれる。伊勢では内宮と外宮、仏教との関係まで、捨て子の話では赤子ではなくて三歳くらいで懐から食べ物をくれてやった。猿をを聞く人とは中国の詩人のことという。一句の世界を時間的にも空間的にも広く深く味わうことができる。名著ですね。

  • 芭蕉と實の相聞

    新幹線の車内で『ウエッジ』を手にした。現代俳句の雄、小澤實氏が芭蕉の辿った道を再訪し、折々に句が生まれた背景を丹念に綴っている。辞世の句になった 旅に病んで夢は枯野を駆けめぐる の原稿では、 弟子の諍いが師である芭蕉の命を縮めたことがあきらかにされている。まさに枯れた花鳥風月を俳句に託した芭蕉の人生における肉声が聞こえてくるような気がする。そして各原稿の最後に小澤氏の句が登場する。芭蕉と真正面に取り組んでいる筆者の姿勢が小気味よい。上下巻ということも野心的な試みといえる。

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