日本の文学賞

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金子 遊

かねこ ゆう

Kaneko Yuu

プロフィール

性別
男性
生誕
1974 (日本)
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
批評家, 映像作家, フォークロア研究者, 映画監督, 脚本家
活動期間
1998年〜
所属
ドキュメンタリーマガジン「neoneo」編集委員, 東京ドキュメンタリー映画祭(共同設立)
影響を受けた人物
アレクサンドル・ソクーロフ, アレクサンドル・ネフスキー, ジョナス・メカス, クリス・マルケル, アピチャッポン・ウィーラセタクン

学歴

慶應義塾大学 環境情報学部
環境情報学部
国: 日本
在学中に制作した16ミリ映画がメディアウェイブ・フェスティバル(ハンガリー)に正式出品された。

受賞歴

奈良前衛映画祭グランプリ
2008
対象作品: ぬばたまの宇宙の闇に
主催: 奈良前衛映画祭
結果: 受賞
映画芸術評論賞・佳作
2009
対象作品: 批評の奪還(松田政男論)
主催: 映画芸術
結果: 受賞
三田文学新人賞(評論部門)
2011
対象作品: 弧状の島々 ― ソクーロフとネフスキー
部門: 評論
主催: 三田文学
結果: 受賞
サントリー学芸賞
2017
対象作品: 映像の境域 アートフィルム/ワールドシネマ
主催: サントリー文化財団
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 弧状の島々 ソクーロフとネフスキー

    弧状の島々 ソクーロフとネフスキーは、金子遊による文学賞受賞作。確認できる範囲では単独の単行本・文庫としての書誌は見当たらず、作品単位の受賞情報が中心になる。

    弧状の島々 ソクーロフとネフスキーは、受賞記録上で確認できる作品です。

    映画ソクーロフ評論的散文

作品

代表作

辺境のフォークロア ポスト・コロニアル時代の自然の思考

2015年 評論/民俗学

辺境地域の民俗と自然観をポストコロニアルの視座から論じる論考集。

フォークロア辺境ポストコロニアル

映像の境域 アートフィルム/ワールドシネマ

2017年 評論/映像論

アートフィルムとワールドシネマを横断的に読み解き、映像表現の境域を考察する。

アートフィルムワールドシネマ映像論

ドキュメンタリー映画術

2017年 技法/評論

ドキュメンタリー制作の方法論と批評的視座を併せ持つ実践的テキスト。

ドキュメンタリー制作技法映像批評

マクロネシア紀行 「縄文」世界をめぐる旅

2022年 紀行

マクロネシアの諸島を巡り、縄文世界との共鳴を探る紀行エッセイ。

紀行民族誌海洋文化

インディジナス 先住民に学ぶ人類学

2023年 人類学/評論

先住民の知恵に学ぶ視座から人類学的な思考を展開する著作。

先住民研究人類学知の在り方

秘境アジア探訪記 ゾミアの少数民族フィールドワーク

2025年 紀行/民族誌

ゾミア地域の少数民族をフィールドワークし、アジアの秘境を記録する紀行エッセイ。

フィールドワーク少数民族ゾミア

フイルム・フェティッシュ

2022年 ドキュメンタリー映画

映像とフェティシズムを主題としたドキュメンタリー。ロッテルダム国際映画祭でワールド・プレミアを行い、各国映画祭で上映。

映像論フェティシズムドキュメンタリー

ベオグラード1999

2010年 ドキュメンタリー映画

旧ユーゴスラビア情勢を扱ったドキュメンタリー。東京・大阪で劇場公開された。

戦争記憶現代史

ぬばたまの宇宙の闇に

2008年 実験映画/短編

16ミリで制作された実験的短編映画。奈良前衛映画祭グランプリ受賞作。

実験映画映像詩暗闇

森のムラブリ

2019年 ドキュメンタリー映画

祭礼や儀礼をテーマにしたドキュメンタリー。国際映画祭で上映されるなど評価を得た。

儀礼民俗記憶

全著作

  • 辺境のフォークロア ポスト・コロニアル時代の自然の思考
  • 異境の文学 小説の舞台を歩く
  • 映像の境域 アートフィルム/ワールドシネマ
  • ドキュメンタリー映画術
  • 混血列島論 ポスト民俗学の試み
  • 悦楽のクリティシズム 2010年代批評集成
  • ワールドシネマ入門
  • 光学のエスノグラフィ フィールドワーク/映画批評
  • マクロネシア紀行 「縄文」世界をめぐる旅
  • インディジナス 先住民に学ぶ人類学
  • 秘境アジア探訪記 ゾミアの少数民族フィールドワーク
  • フィルムメーカーズ 個人映画のつくり方(編著)

作家による翻訳

  • ヴァルター・ベンヤミンの墓標(共訳)
  • メイキング 人類学・考古学・芸術・建築(共訳)
  • 暴力と輝き(共訳)

作風・主題

文体
民族誌的観察と映像批評を融合した散文エッセイ的で現場性の高い記述学術的な参照に基づく批評的論考
頻出モチーフ
辺境民俗・儀礼映像の記憶と暗闇混血・接触

評価・遺産

ドキュメンタリー映画制作と民俗学的観察を横断する批評・映像実践で知られ、日本の現代映像批評とフィールド志向のドキュメンタリー界に影響を与えている。

豆知識

  • 父は脚本家の金子裕である(同名の別人に注意)。
  • 慶應義塾大学環境情報学部卒業(在学中に16ミリ映画を制作し海外映画祭に出品)。
  • 2018年に仲間とともに東京ドキュメンタリー映画祭を立ち上げた。
  • 2023年に『フイルム・フェティッシュ』がロッテルダム国際映画祭でワールド・プレミア上映された。
  • 2017年に『映像の境域』でサントリー学芸賞を受賞。