日本の文学賞

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小林エリカ

こばやし えりか

Kobayashi Erika

プロフィール

性別
女性
生誕
1978-01-24 (東京都)
国籍
日本
言語
日本語, エスペラント語, 英語
居住地歴
東京都 → カナダ・バンフ(アーティスト・イン・レジデンス) → ニューヨーク(招聘滞在) → エストニア(滞在) → フランス(CAMAC滞在)

経歴

職業
漫画家, 作家, エスペランティスト, アーティスト, 脚本家
活動期間
2001年〜
所属団体
日本ペンクラブ
影響を受けた人物
小林司
ノミネート
第27回三島由紀夫賞 候補(『マダム・キュリーと朝食を』), 第151回芥川龍之介賞 候補(『マダム・キュリーと朝食を』), 第46回野間文芸新人賞 候補(『女の子たち風船爆弾をつくる』), 第38回三島由紀夫賞 候補(『女の子たち風船爆弾をつくる』)

学歴

東京大学大学院学際情報学府
学際情報学府
学位: 修士(MA)
期間: 1999-2001
卒業年: 2001
国: 日本
大学院修士課程を修了

受賞歴

第7回鉄犬ヘテロトピア文学賞
2020
対象作品: トリニティ、トリニティ、トリニティ
主催: 鉄犬ヘテロトピア文学賞
結果: 受賞
第44回日本シャーロック・ホームズ大賞(奨励賞)
2022
対象作品: 最後の挨拶 His Last Bow
主催: 日本シャーロック・ホームズ大賞
結果: 奨励賞受賞
第78回毎日出版文化賞(文学・芸術部門)
2024
対象作品: 女の子たち風船爆弾をつくる
部門: 文学・芸術部門
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

ネバーソープランド

2001年 小説

デビュー期に近い初期作品集。夢と現実が交錯する短篇を収める。

現実アイデンティティ

空爆の日に会いましょう

2002年 小説

戦争や記憶を巡る断片的な物語。記憶とトラウマを主題にする。

戦争記憶トラウマ

終わりとはじまり

2006年 短篇集

別れや再生、境界を描く短篇集。日常と非日常の境目を探る。

別れ再生境界

この気持ちいったい何語だったらつうじるの?

2009年 エッセイ

多言語や感情表現について綴ったエッセイ集。エスペラントや英語、日本語の表現差を扱う。

言語感情多言語性

親愛なるキティーたちへ

2011年 エッセイ/随筆

手紙や短い随筆を集めた一冊。個人的な記憶や観察が基盤となる。

記憶家族日常

忘れられないの

2013年 小説

忘却と執着を巡る物語。登場人物の孤独や記憶の残響を描く。

忘却孤独記憶

光の子ども 1

2013年 小説(シリーズ)

連作の一作目。光と影、子どもたちの視線を通して世界を描く。

子ども光と闇視点

マダム・キュリーと朝食を

2014年 小説/中編

女性性や科学者像、近代のイメージをめぐる作品。批評的な視点と詩的な描写を併せ持つ。

女性科学歴史

彼女は鏡の中を覗きこむ

2017年 小説

鏡をめぐるモチーフを用い、自己と他者、映像と実在の関係を探る物語。

自己認識映像

トリニティ、トリニティ、トリニティ

2019年 小説

多言語性とアイデンティティ、記憶を主題にした長編。テクストと空間を横断する試みが特徴。

言語アイデンティティ記憶
映像化・舞台化
  • [展覧会] Trinity(軽井沢ニューアートミュージアム展示) (2017)
翻訳
  • フランス語翻訳:Mathilde Tamaé-Bouhon(Dalva éditions, 2021)
  • 英語翻訳:Brian Bergstrom(Astra House, 2022)

最後の挨拶 His Last Bow

2021年 小説

シャーロック・ホームズへの込められたオマージュやミステリ的要素を含む長編。

ミステリオマージュ探偵譚

女の子たち風船爆弾をつくる

2024年 小説

戦争と少女たちの視線を通して歴史と記憶を問い直す作品。演劇化もされている。

戦争少女記憶歴史
映像化・舞台化
  • [舞台] 女の子たち 風船爆弾をつくる(王子ホール上演) (2023)

全著作

  • ネバーソープランド
  • 空爆の日に会いましょう
  • 終わりとはじまり
  • この気持ちいったい何語だったらつうじるの?
  • 親愛なるキティーたちへ
  • 忘れられないの
  • 光の子ども 1
  • 光の子ども 2
  • 光の子ども 3
  • マダム・キュリーと朝食を
  • 彼女は鏡の中を覗きこむ
  • トリニティ、トリニティ、トリニティ
  • 最後の挨拶 His Last Bow
  • 闇は光の母 (1) わたしは しなない おんなのこ
  • 彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!
  • 女の子たち風船爆弾をつくる

翻案

  • Radium Girls 2011 project UNDARK(音楽提供・コラボレーション)
  • 女の子たち 風船爆弾をつくる(舞台、王子ホール 2023)
  • 女の子たち 紡ぐと織る / Girls, Spinning and Weaving(舞台脚本)

作品の翻訳

  • 『トリニティ、トリニティ、トリニティ』フランス語訳:Mathilde Tamaé-Bouhon(Dalva éditions, 2021)
  • 『トリニティ、トリニティ、トリニティ』英語訳:Brian Bergstrom(Astra House, 2022)
  • 'SUNRISE: Radiant Stories'(英訳アンソロジー)英訳:Brian Bergstrom(Astra House, 2023)

作風・主題

文体
詩的で断片的な描写日常と幻想の混交多言語的表現を取り入れる文体
頻出モチーフ
子どもと少女鏡と反射光と闇言語と翻訳戦争と記憶

評価・遺産

小林エリカは文学と現代美術の領域を横断する作家・アーティストであり、多言語性や子ども・戦争を主題にした作品群で知られる。舞台化や展覧会出品を通じて批評空間に影響を与えている。

記念館・博物館

  • 森美術館 東京都港区六本木 2003年開館
  • 軽井沢ニューアートミュージアム 長野県軽井沢町
  • 弘前れんが倉庫美術館 青森県弘前市
  • BORTOLAMI GALLERY(New York) ニューヨーク(出品)

関連学会

  • 日本ペンクラブ

資料所蔵先

  • 公式サイト(erikakobayashi.com)
  • Yutaka Kikutake Gallery アーカイブ

大衆文化への影響

  • 舞台化作品(『女の子たち 風船爆弾をつくる』等)
  • ACジャパン 2023年度プラン・インターナショナル・ジャパン支援キャンペーン イラスト担当

引用

  • 「理想の母の形に縛られたくない」
    出典: 好書好日(朝日新聞)対談:山崎ナオコーラ×小林エリカ (2020年)
  • 「言葉は境界であると同時に橋でもある」
    出典: 随筆・インタビュー等における述懐 (2010年)

豆知識

  • 父は作家・精神医学者の小林司で、シャーロキアンとしても知られる。
  • エスペラント運動に関わるエスペランティストである。
  • 2003年バンフ、2006年エストニア/CAMAC、2007-2008年ニューヨークなどでアーティスト・イン・レジデンスを経験している。
  • 子どもがいることを公表している。
  • 2023年にACジャパンの支援キャンペーンでイラストを担当した。