日本の文学賞

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森田 功

もりた いさお

Morita Isao

プロフィール

性別
男性
生誕
1926-06-16 (三重県一志郡竹原村(現 三重県津市))
死没
1998-03-03 71歳
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
医師, 作家
活動期間
1953年〜1998年
所属
順天堂大学病理学教室, 三鷹台診療所
所属団体
日本文芸家協会, 日本病理学会
影響を受けた人物
伴俊男

学歴

旧制広島高等学校
理科
期間: 1945 (入学、被爆により学業中断)
国: 日本
旧制広島高等学校理科に入学したが、被爆により学業は中断された。
三重県立医科大学(現 三重大学医学部)
医学部 / 医学科
学位: 医学士
期間: 1949-1953
卒業年: 1953
国: 日本
経済的に厳しい中で卒業した。
順天堂大学医学部
医学部 / 病理学教室
学位: 医学博士
期間: 1955-1967(在職)、1961年医学博士取得
卒業年: 1961
国: 日本
伴俊男教授の下で博士論文を執筆。1961年に病理学教室講師に昇任、同年三鷹台診療所を開業。1967年に順天堂を退職し診療所医療に専念した。

受賞歴

北日本文学賞
1987
対象作品: 残像
主催: 北日本新聞社
結果: winner

受賞・候補エディション

北日本文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 残像

    北日本文学賞の受賞作として発表された小説。過ぎ去った出来事の影を追う題名の通り、記憶の手触りと地方に生きる人の感情を描く。

    北日本文学賞の受賞作として発表された小説。

    地方文学記憶喪失人間関係

作品

代表作

無医村医者

1976年 医療小説

離島や農村など医師の少ない地域で診療に当たる医師の姿を描いた処女作。医療現場の現実や地域医療の問題を描写する。

地方医療医師の倫理患者との関わり

冥府の鬼手

1978年 医療小説

順天堂大学病理学教室を舞台にした作品。病理学の現場や研究者たちの姿を描く。

病理学医学研究職場の人間模様

診療所の四季

1979年 随筆・医療エッセイ

診療所の1年を通した日常や患者との交流を綴ったエッセイ集。地域医療の温かさと厳しさを描く。

診療所日常地域社会

残像

1987年 小説

被爆体験や医師としての視点を織り交ぜた作品で、北日本文学賞を受賞した。

被爆記憶医療と死

やぶ医者の散歩道

1995年 随筆

診療所での出来事や著者の思索を綴った随筆集。ユーモアと反省が混ざる。

診療所の生活医師の自嘲日常観察

全著作

  • 無医村医者
  • 冥府の鬼手
  • 診療所の四季
  • 藪医者のつぶやき
  • 白い墓碑銘
  • 藪医者の本音
  • 残像
  • やぶ医者の言い分
  • やぶ医者のなみだ
  • 輝く波形
  • やぶ医者の一言
  • やぶ医者のねがい
  • 草の道の物語
  • やぶ医者の散歩道
  • やぶ医者の正念場
  • たかが吐き気(月間健康)
  • 町医者のうでまくり(没後出版)
  • 町医者四十年(没後出版)

作風・主題

文体
現実主義的で平易な語り口医療現場の細部に基づく描写ユーモアと自省をまじえた随筆調
頻出モチーフ
医療現場地方診療所被爆とその記憶死と生のはざま

健康

  • 広島原爆被爆
    1945-終生
    旧制広島高等学校在学中に被爆し、以後原因不明の大出血で入退院を繰り返した。白血病発病を常に懸念していた。
  • 大腸癌
    〜1998
    1998年に大腸癌のため死去。

評価・遺産

医師としての臨床経験と被爆体験を基に、地方医療や病理学の現場を描いた作家として評価される。遅咲きの作家として50歳を過ぎて執筆を開始し、地域医療の実像を記録した作品群を残した。

関連学会

  • 日本文芸家協会
  • 日本病理学会

豆知識

  • 50歳を機に文筆活動を開始した(1976年に処女作『無医村医者』を発表)。
  • 旧制広島高等学校在学中に被爆し、その体験が作品に影響を与えた。
  • 順天堂大学で医学博士号を取得し、病理学教室で講師を務めた後に診療所を開業した。
  • 北日本文学賞を『残像』で受賞した(第21回、1987年)。