日本の文学賞

← ホームに戻る

中村 不二夫

なかむら ふじお

Nakamura Fujio

プロフィール

性別
男性
生誕
1950-01-01 (神奈川県横浜市)
国籍
日本
言語
日本語
宗教
日本聖公会
居住地歴
神奈川県横浜市(出生) → 東京都在住(1974年から)

経歴

職業
詩人, 詩論家, 編集者, 非常勤講師
活動期間
1979年〜
所属
恵泉女学園短期大学(非常勤講師・1992–1999)
所属団体
日本詩人クラブ(理事長・会長経験あり), 日本現代詩人会, 日本文藝家協会, 関西詩人協会, 日本キリスト教詩人会, 中島敦の会(横浜), 暮鳥会(水戸)
影響を受けた人物
山村暮鳥

学歴

神奈川大学
法学部
国: 日本

受賞歴

日本詩人クラブ新人賞(第1回)
1990
対象作品: Mets
主催: 日本詩人クラブ
結果: winner
地球賞(第33回)
2007
対象作品: コラール
結果: winner
秋谷豊詩鴗賞(第4回)
2014
対象作品: 廃墟の詩学
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Mets

    『Mets』は、中村不二夫による詩集で、スポーツ用語を思わせる題名が都市的な速度と身体感覚を呼び込む。日常の場面を詩のリズムへ変え、現代詩の若い声として注目された一冊である。

    都市と身体のリズムを、スポーツの響きを帯びた題名の下に走らせる詩集。

    95ページ
    現代詩都市身体感覚スポーツ

作品

代表作

ベース・ランニング

1979年 詩

スポーツをモチーフにした初期詩集。リズム感のある言語で都市生活と身体性を描く作品群。

スポーツ都市身体

ダッグ・アウト

1984年 詩

スポーツを題材にした詩世界をさらに拡張した第二詩集。

スポーツ競技記憶

Mets

1990年 詩

第三詩集。野球やチーム性を通じて個と共同性を問う作品を収め、第1回日本詩人クラブ新人賞を受賞。

スポーツ共同性個人

People

1995年 詩

信仰や人間関係をテーマにした詩集。宗教的な視座から現代社会を問いかける。

信仰愛共同体

使徒

2001年 詩

キリスト教的モチーフを多く含む詩集。信仰と現代を繋ぐ試みを示す。

宗教信仰倫理

コラール

2007年 詩

合唱を連想させる構成や声の重なりを詩的に表現した第六詩集。第33回地球賞受賞作。

連帯平和声

HOUSE(ハウス)

2012年 詩

家や居場所をめぐるイメージを中心に据えた詩集。

家記憶場所

鳥のうた

2019年 詩

自然や小さな声に耳を澄ます姿勢が強く出た比較的新しい詩集。

自然声観察

全著作

  • ベース・ランニング(1979年、詩学社)
  • ダッグ・アウト(1984年、詩学社)
  • Mets(1990年、土曜美術社)
  • People(1995年、火箭の会)
  • アンソロジー中村不二夫(2000年、土曜美術社出版販売)
  • 使徒(2001年、土曜美術社出版販売)
  • コラール(2007年、土曜美術社出版販売)
  • HOUSE(2012年、土曜美術社出版販売)
  • 鳥のうた(2019年、土曜美術社出版販売)
  • <彼岸>の詩学(1992年、有精堂出版)
  • 詩のプライオリティ(1993年、土曜美術社出版販売)
  • 山村暮鳥論(1995年、有精堂出版)
  • 現代詩展望(複数巻、1998–2012年)
  • 廃墟の詩学(2014年、土曜美術社出版販売)
  • 辻井喬論(2016年、土曜美術社出版販売)
  • 現代詩NOWⅠ(2021年、土曜美術社出版販売)

作風・主題

文体
簡潔でリズミカルな詩風スポーツ的イメージと都市性の融合宗教的視座を取り入れた叙情性
頻出モチーフ
スポーツ(野球)声と合唱信仰と祈り都市と家平和

評価・遺産

中村不二夫はスポーツ的イメージと宗教的な深さを併せ持つ独自の詩世界を構築し、詩誌編集や詩人団体の指導的役割を通じて現代詩の普及と活性化に寄与した。評論や詩論でも評価が高く、詩界の重要人物とされる。

関連学会

  • 日本詩人クラブ
  • 日本現代詩人会
  • 日本文藝家協会

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(著作目録等)

豆知識

  • 詩集のタイトルにスポーツ用語を用いることが多い(例:ベース・ランニング、ダッグ・アウト、Mets)。
  • 詩誌『詩と思想』の編集委員会に1985年から継続して参画している。
  • 日本聖公会の信徒で、日本キリスト教詩人会に所属している。