日本の文学賞

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小田 実

おだ まこと

Oda Makoto

プロフィール

性別
男性
生誕
1932-06-02 (大阪市, 大阪府, 日本)
死没
2007-07-30 (東京都, 日本) 75歳
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
作家, 政治運動家, エッセイスト
活動期間
1951年〜2007年
所属
ベトナムに平和を!市民連合(ベ平連), 九条の会(呼びかけ人)
影響を受けた人物
鶴見俊輔, 開高健, 大江健三郎

学歴

東京大学文学部
文学部 / 言語学科
国: 日本

受賞歴

ロータス賞
1988
対象作品: HIROSHIMA
主催: アジア・アフリカ作家会議
結果: 受賞
川端康成文学賞
1997
対象作品: 「アボジ」を踏む
主催: 川端康成文学賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 『アボジ』を踏む

    『『アボジ』を踏む』は、小田 実による刊行情報が確認できる作品で、川端康成文学賞の受賞作として知られる。短編小説の領域で評価された一作で、題名が示す主題や人物の動きを軸に読ませる。

    川端康成文学賞で評価された『『アボジ』を踏む』は、作品名の印象を手がかりに読者を引き込む。

    川端康成文学賞『アボジ』を踏む短編小説

作品

代表作

何でも見てやろう

1961年 旅行記・エッセイ

一枚の帰国航空券と少額の所持金で世界を巡った体験を綴った旅行記。ユースホステルなどを転々とし各地の人々と対話した記録で、当時の若者に影響を与えたベストセラー。

交流若者文化

HIROSHIMA

1981年 ノンフィクション

広島を主題に戦争・被爆・平和を考察したノンフィクション。国際的にも評価され、ロータス賞受賞につながった作品群の一つとされる。

戦争被爆平和

冷え物

1975年 小説

在日朝鮮人や被差別部落民を扱った小説。用語や描写を巡って糾弾運動が起き、論争を引き起こした作品。

差別社会批評周縁化

「アボジ」を踏む

1997年 短編

家族や記憶、社会的な関係を扱う短編。1997年にこの作品で川端康成文学賞を受賞した。

家族記憶アイデンティティ

全著作

  • 明後日の手記 (1951)
  • わが人生の時 (1956)
  • 何でも見てやろう (1961)
  • アメリカ (1962)
  • 冷え物 (1975)
  • HIROSHIMA (1981)
  • 「アボジ」を踏む (1997)
  • 中流の復興 (2007)

作家による翻訳

  • 『ソンミ』 - セイムア・ハーシュ著(訳, 草思社, 1970)
  • 『いやし難い記憶』 - エドムンド・デスノエス訳(筑摩書房, 1972)

作風・主題

文体
エッセイ風の語り口直接的で参加的な論説旅や現場からの観察に基づく記述
頻出モチーフ
市民による行動平和と反戦

健康

  • 胃がん
    不明(最終的に胃がんにより2007年に死去)
    2007年に死去。以後新規の執筆活動は終了。

評価・遺産

旅行記・評論・小説を通じて若者や市民運動に影響を与えた作家・文化人。ベトナム反戦運動や市民運動での中心的役割を果たした一方、北朝鮮に関する評価や差別表現を巡る論争など批判も多く、評価は賛否が分かれる。

資料所蔵先

  • 小田実全集(講談社 電子版)
  • NHK人物録(関連アーカイブ)

大衆文化への影響

  • バックパッカー文化への影響(『何でも見てやろう』による)

引用

  • 討論番組は、ふつう「右」からひとり、「左」からひとり、まんなかが「中立」で、これが司会者をつとめるものだが、私が「右」の代表者として招かれていることだ。
    出典: 小田実「あとがきとしての年譜」『小田実評論撰』四、筑摩書房、2002年 (2002年)
  • 1963年に日本が韓国との国交正常化に歩み始めた時から北朝鮮とも国交回復していれば、拉致はなかった。
    出典: 東京新聞朝刊(識者コメント), 2002年9月18日 (2002年)

豆知識

  • 一枚の帰国航空券と200ドルで世界一周した体験を記した『何でも見てやろう』で一躍有名になった。
  • ベトナム反戦運動「ベ平連」の創設メンバーの一人であり、代表を務めた。
  • 妻は画家の玄順恵(げん・すねえ)。
  • 1970年代以降、北朝鮮に関する記述や発言で賛否両論があった。