日本の文学賞

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太田 愛

おおた あい

Ota Ai

プロフィール

性別
女性
生誕
1964-09-02 (香川県高松市)
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
脚本家, 小説家
活動期間
1997年〜
所属
ミリアゴンスタジオ, オリガミクスパートナーズ(プロフィール掲載)
影響を受けた人物
ガブリエル・ガルシア=マルケス, ホルヘ・ルイス・ボルヘス, アレホ・カルペンティエル, ホセ・ドノソ, フリオ・コルタサル, アーシュラ・K・ル=グウィン, フィリップ・K・ディック, マーガレット・アトウッド, 実相寺昭雄(映画演出)
ノミネート
第67回日本推理作家協会賞(幻夏)候補, 第77回日本推理作家協会賞短編部門(夏を刈る)候補

受賞歴

第4回山中賞
2021
対象作品: 彼らは世界にはなればなれに立っている
主催: 山中賞
結果: 受賞
第26回大藪春彦賞
2024
対象作品: 未明の砦
主催: 大藪春彦賞
結果: 受賞
第67回日本推理作家協会賞
2014
対象作品: 幻夏
部門: 長編および連作短編集部門
主催: 日本推理作家協会賞
結果: 候補
第77回日本推理作家協会賞
2024
対象作品: 夏を刈る
部門: 短編部門
主催: 日本推理作家協会賞
結果: 候補

受賞・候補エディション

作品

代表作

犯罪者 クリミナル

2012年 クライムサスペンス

角川書店から刊行された長編クライムサスペンス(2012)。塾講師を続けながら執筆され、社会構造と個人の葛藤を描く。

犯罪組織と個人権力と暴力

幻夏

2013年 ミステリ

2013年刊の長編。個人と巨大組織の関係や人間ドラマを重視した作りで、2014年に日本推理作家協会賞の候補となった。

人間ドラマ権力記憶と罪

天上の葦

2017年 クライムサスペンス

2017年刊。現代ジャーナリズムへの危機感を戦時中の言論統制と重ね合わせて描いた長編。社会的な問題を予見的に扱う作風が注目された。

言論と検閲ジャーナリズムの危機倫理と責任

彼らは世界にはなればなれに立っている

2020年 長編

2020年刊(KADOKAWA)。現代社会における個人と制度の隔たりを描き、第4回山中賞を受賞した。

個人と制度孤立倫理的選択

未明の砦

2023年 クライムサスペンス

2023年刊(KADOKAWA)。社会的緊張と個人の選択を描き、第26回大藪春彦賞を受賞した作品。

緊張と葛藤報道と権力道徳的ジレンマ

夏を刈る

2023年 短編

『Jミステリー2023 FALL』に収録された短編。2024年に日本推理作家協会賞短編部門の候補となった。

記憶暴力の痕跡家族関係

全著作

  • 犯罪者 クリミナル(2012)
  • 幻夏(2013)
  • 天上の葦(2017)
  • 彼らは世界にはなればなれに立っている(2020)
  • 未明の砦(2023)
  • 短編「サイレン」(小説すばる 2015)
  • 短編「鯉」(Jミステリー2022 FALL)
  • 短編「夏を刈る」(Jミステリー2023 FALL)
  • 「十月の子供たち」(読楽 2024年5月号)

翻案

  • 相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断(脚本担当)

作風・主題

文体
人物の内面や動機を重視した描写組織と個人の関係性に焦点を当てる構成ミステリー要素と人間ドラマの融合
頻出モチーフ
人の絆とその崩壊巨大組織と翻弄される個人言論・ジャーナリズムと検閲の問題敵意を持たない異形の存在(怪獣・異星人)

評価・遺産

脚本家としてウルトラシリーズや人気ドラマ『相棒』に参加するとともに、小説家として現代社会の権力と個人の関係を描くクライムサスペンスで評価されている。山中賞や大藪春彦賞の受賞などで近年さらに文学的評価が高まっている。

関連学会

  • 日本推理作家協会(関連)

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(著者ファイル)
  • VIAF(典拠管理)

大衆文化への影響

  • 『相棒』の複数エピソードや劇場版脚本で広く知られる
  • ファン投票で『相棒』season10元日SP『ピエロ』が1位になるなど高い支持を得る

引用

  • 今書かないと手遅れになるかもしれない
    出典: ダ・ヴィンチ(著者インタビュー) (2017年)
  • 憧れ、言い換えれば、理想には人を突き動かす力がある
    出典: 『世界』2017年6月号(対談) (2017年)
  • (水谷豊について)いつも「なぜそこまで男の気持ちがわかるのか?」と驚き感心する
    出典: 『相棒 劇場版IV』プログラム(インタビュー) (2017年)

豆知識

  • テレビ脚本家としてのデビューは1997年『ウルトラマンティガ』第21話「出番だデバン!」
  • 脚本執筆当時は塾講師をしながら執筆していた
  • 特撮を愛好し、怪獣の視点から物語を考えることがある
  • ラテンアメリカ文学(ガルシア=マルケス、ボルヘス、コルタサルなど)を愛読
  • SFやファンタジー作品(ル=グウィン、フィリップ・K・ディック等)への造詣が深い