日本の文学賞

← ホームに戻る

崎山 多美

さきやま たみ

Sakiyama Tami

別名: 平良邦子
ペンネーム: 崎山 多美筆名。主に小説作品で使用。

プロフィール

性別
女性
生誕
1954-11-03 (沖縄県西表島)
死没
null
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家
活動期間
1979年〜
ノミネート
第101回芥川賞候補(『水上往還』), 第104回芥川賞候補(『シマ籠る』)

学歴

琉球大学
法文学部
国: 日本

受賞歴

新沖縄文学賞
1979
対象作品: 街の日に
主催: 新沖縄文学賞
結果: 佳作 (Honorable Mention)
九州芸術祭文学賞
1988
対象作品: 水上往還
主催: 九州芸術祭文学賞
結果: 受賞 (Winner)
芥川賞
1989
対象作品: 水上往還
主催: 芥川賞
結果: 候補 (Nominee)
芥川賞
1990
対象作品: シマ籠る
主催: 芥川賞
結果: 候補 (Nominee)
鉄犬ヘテロトピア文学賞
2017
対象作品: うんじゅが、ナサキ
主催: 鉄犬ヘテロトピア文学賞
結果: 受賞 (Winner)

受賞・候補エディション

  1. 第19回(1988年) 最優秀作
    受賞作: 水上往還

    『水上往還』は崎山多美による、人物の記憶や関係の揺らぎを通じて、時代や人生の陰影を描く作品です。受賞作として、題名が示す主題を軸に、読後に残る余韻を重んじた一作として位置づけられます。

    『水上往還』は、短い題名の奥に人物、時代、土地の気配を重ねる作品です。

    250ページ
    記憶家族時代喪失

作品

代表作

くりかえしがえし

1994年 小説

日常の循環や反復をテーマにした短編・掌編の集成。沖縄の風景や記憶を繊細に描く。

記憶反復島の風景

南島小景

1996年 小説・随筆

南の島々の小さな風景や人々の営みを切り取った作品集。地域性と個人史を重ねる視点が特徴。

南島生活史風景描写

ムイアニ由来記

1999年 小説

地名や民俗に根ざした物語を通じてアイデンティティと伝承を考察する長篇的作品。

民俗伝承アイデンティティ

ゆらてぃくゆりてぃく

2003年 小説

方言や響きを生かした言語実験的な作品。島の声を掬い上げるような叙述が特色。

言語方言

コトバの生まれる場所

2004年 随筆

言葉と場所の関係を考察するエッセイ集。土地と記憶が言語をどう形作るかを論じる。

言葉場所記憶

月や、あらん

2012年 小説

島の時間感覚と季節の移ろいを通じて人物の内面を描く作品。

季節時間内面描写

うんじゅが、ナサキ

2016年 小説

家族や地域の記憶をめぐる物語。沖縄の歴史と個人史が交錯する作品で、2017年に文学賞を受賞。

家族記憶歴史

クジャ幻視行

2017年 小説

幻想的な要素を帯びた物語群。島の伝説や夢想を題材にする。

幻想伝説

石の声は聴こえるか

2024年 小説

自然や遺跡と向き合いながら過去と現在の声を聴く試みを描いた最新作。

自然記憶遺跡

全著作

  • くりかえしがえし (1994)
  • 南島小景 (1996)
  • ムイアニ由来記 (1999)
  • ゆらてぃくゆりてぃく (2003)
  • コトバの生まれる場所 (2004)
  • 月や、あらん (2012)
  • うんじゅが、ナサキ (2016)
  • クジャ幻視行 (2017)
  • 石の声は聴こえるか (2024)

作風・主題

文体
沖縄方言を交えた叙述叙情的で風景描写が豊か地域史と個人史の接続を重視する
頻出モチーフ
基地記憶女性の視点

評価・遺産

沖縄の島嶼部を題材に、地域の記憶や歴史を掘り下げる作家として評価される。芥川賞候補や地方文学賞受賞を通じて注目を集める。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館

豆知識

  • 本名は平良邦子。
  • 1954年11月3日、西表島生まれ。
  • 琉球大学法文学部卒。
  • 1989年・1990年に芥川賞の候補になった。
  • 2017年に『うんじゅが、ナサキ』で鉄犬ヘテロトピア文学賞を受賞。