日本の文学賞

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山口 洋子

やまぐち ようこ

Yamaguchi Yoko

プロフィール

性別
女性
生誕
1937-05-10 (愛知県名古屋市)
死没
2014-09-06 (東京都) 77歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
名古屋市(出生) → 銀座(クラブ経営) → 東京都(生活・死去)

経歴

職業
著作家, 作詞家, クラブ経営者, 放送番組審査員, ラジオパーソナリティ
活動期間
1957年〜2014年
所属
日本音楽作家協会
所属団体
日本音楽作家協会
影響を受けた人物
近藤啓太郎, 遠藤実
影響を与えた人物
松井由利夫, 冬樹かずみ
ノミネート
貢ぐ女(第89回直木賞候補), 弥次郎兵衛(第91回直木賞候補)

学歴

京都女子中学校・高等学校
期間: 在籍中に中退
国: 日本
16歳で中退

受賞歴

直木三十五賞
1985
対象作品: 演歌の虫/老梅
主催: 直木三十五賞選考委員会
結果: 受賞
吉川英治文学新人賞
1984
対象作品: プライベート・ライブ
主催: 吉川英治文学賞
結果: 受賞
日本レコード大賞(功労賞)
2014
主催: 日本レコード大賞実行委員会
結果: 功労賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: プライベート・ライブ

    『プライベート・ライブ』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。

    『プライベート・ライブ』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。

    受賞作品人間関係時代性記憶社会
直木三十五賞 1回登壇
  1. 受賞作: 演歌の虫、老梅

    『演歌の虫』『老梅』は、山口洋子の直木賞受賞作。作詞家としての感覚を生かし、人生の翳りや人間関係の湿度を短い作品の中に凝縮している。

    歌謡の世界に通じる情念と、人生の苦みが短編に宿る。

    演歌人間関係人生の陰影

作品

代表作

半ダースもの情事

1981年 小説

人間関係や恋愛を主題にした短編集風の作品。女性の恋愛模様と滑稽さ、辛辣さを描く。

恋愛人間関係女性の生き方

プライベート・ライブ

1983年 小説

クラブや歌謡界を舞台に、私的な出来事と公の世界が交錯する人物群像を描いた作品。吉川英治文学新人賞(新人賞)受賞作として知られる。

歌謡界夜の世界人間模様

演歌の虫

1985年 小説

歌謡界や銀座の夜を背景に、人間の業や執着をえぐるように描いた作品。直木三十五賞受賞作の一つ。

歌謡界銀座欲望と孤独

老梅

1985年 小説

年齢や時代を重ねた女性たちの生き方や記憶を繊細に描写した作品。直木三十五賞受賞作の一つ。

老い女性回想

椿の館

1984年 小説

人間の欲望や欺瞞、夜の世界の裏表を題材にした長編。銀座の風景や登場人物の生き方を通して昭和の雰囲気を伝える。

銀座裏社会人間心理

銀座春灯

1987年 小説

銀座や酒場を舞台にした短編を中心に収めた作品集。夜の街の人間模様を生涯のテーマとして描く。

銀座酒場人情

全著作

  • 半ダースもの情事
  • 女主人
  • プライベート・ライブ
  • 貢ぐ女
  • 椿の館
  • 夜の底に生きる
  • 演歌の虫
  • 老梅
  • 東京恋物語
  • 木と話す女
  • 銀座春灯
  • シンシン
  • 月の音
  • 軽井沢冬夫人
  • ひやりとする軽井沢

作風・主題

文体
大衆小説的な語り口銀座や夜の街をリアルに描く直截で率直な言葉遣い人物の心理を掘り下げる
頻出モチーフ
銀座酒場男女の機微芸能界昭和の都市風景

健康

  • 呼吸不全
    2014年(晩年)
    2014年9月6日に東京都内の病院で死去

評価・遺産

作詞家として多数のヒット曲を生み出し、小説家として直木三十五賞を受賞したことで広く知られる。銀座や歌謡界を題材にした作品群は日本の大衆文化を描写する重要な記録とされる。日本音楽作家協会の活動を通じて後進の育成にも貢献した。

関連学会

  • 日本音楽作家協会

資料所蔵先

  • NHKアーカイブス(人物録)
  • 国立国会図書館(所蔵資料)

大衆文化への影響

  • 数多くのヒット曲の作詞者として歌謡界に残る作品多数
  • NHK紅白歌合戦などの審査員やテレビ・ラジオ出演を通じて広く知られる存在

豆知識

  • 料亭を経営していた父と仲居をしていた母の間に私生児として生まれた。
  • 16歳で高校を中退し、名古屋で喫茶店『洋子』を開業した経験がある。
  • 1957年に東映ニューフェイス4期生に選ばれ、短期間女優として活動したが俳優業は長続きしなかった。
  • 銀座でクラブ『姫』を開店し経営した。店の常連が後の作家・芸能関係者となった。
  • 1960年代後半から1970年代前半にかけて作詞家として多数のヒット曲を提供(例:『よこはま・たそがれ』、『ふるさと』、『夜空』など)。
  • 小説家としては1985年に直木三十五賞を受賞(『演歌の虫』『老梅』)。
  • 姪に漫才師のハイヒール・モモコ(兄の娘)がいる。
  • 晩年は下戸(酒が飲めない)でありながら西武ライオンズのファンを公言していた。
  • 2014年9月6日に呼吸不全で東京都内の病院で死去、同年12月に日本レコード大賞で功労賞を受賞(追贈)。